*部品構造
-大部品: バトルハッカー(職業) RD:44 評価値:9
--部品: 概要:バトルハッカーとは
--部品: 経緯:バトルハッカー計画
--部品: 運用目的:ぶっちぎり(あらゆる情報戦に勝利する)
--部品: 着用制限
--大部品: バトルハッカーの白兵戦行為 RD:3 評価値:2
---部品: 概要:なぜ白兵戦?
---部品: 基本的な体術
---部品: 走り込みで鍛えられた体力
--大部品: バトルハッカーの情報戦行為(必要訓練3年) RD:16 評価値:6
---部品: バトルハッカーの情報戦行為について
---部品: ぶっちぎりのタイピング
---部品: ハッキングは表裏一体
---部品: あらゆる環境知識
---部品: ネットワーク知識
---部品: メモリ領域知識
---部品: 暗号化・複合化知識
---部品: メモリの中の宝物
---部品: 無数に用意されたサンプル
---部品: プログラミング知識
---部品: ビッグデータ知識
---部品: サーバー知識
---部品: ハードウェア・ミドルウェア知識
---部品: 静かな地獄を生き抜く集中力
---部品: バトルハッカー同士の訓練による知識や経験
---部品: 過去の情報戦のノウハウ
--大部品: バトルハッカーのオペレート行為(必要訓練3年) RD:3 評価値:2
---部品: オペレート対象とのアクセス
---部品: 論理的な説明
---部品: 小粋なジョーク
--大部品: フィーブル藩国・データリンクシステム RD:1 評価値:0
---部品: データリンクシステムについて
--大部品: バトルハッカースーツ(アイテム) RD:17 評価値:6
---部品: バトルハッカースーツ:概要
---部品: バトルハッカースーツ:装備制限
---部品: スーツ全てが入力装置
---部品: パワーアシスト機能
---部品: 着用者のモニタリング機能
---大部品: ウィザードメット RD:2 評価値:1
----部品: ウィザードメット:概要
----部品: 各種センサーとAR投影
---大部品: ウルトラハンドヘルド RD:3 評価値:2
----部品: ウルトラハンドヘルド:概要
----部品: ネットワーク接続能力
----部品: 高度な電子防壁
---大部品: データリンクシステム機能 RD:1 評価値:0
----部品: データリンクシステム機能:概要
---大部品: バトルハッカースーツによる白兵戦行為 RD:3 評価値:2
----部品: パワーアシストによる破壊力
----部品: 高度なパワー調整機能
----部品: バトルハッカー格闘術
---大部品: バトルハッカースーツの防御性能 RD:3 評価値:2
----部品: 耐衝撃・防弾機能
----部品: 防刃性能
----部品: 複合装甲版
*部品定義
**部品: 概要:バトルハッカーとは
バトルハッカーとは、フィーブル藩国の情報軍に所属する、情報戦および対情報戦に特化した情報戦歩兵である。藩国内・国際という規模を問わず情報技術の悪
用による電子犯罪の解決、高度情報戦を用いての犯罪者の制圧・確保、そして戦争において決して負けることが許されない情報戦を、ぶっちぎりで勝利すること
を最大の目的として結成された。バトルハッカーは、極めて高い情報戦の技能や知識や経験を持った者から選出される。ネットの広大さと自由を愛し、金や損得
では決して動かない彼らは誇り高く、それ故に性格に難のある人間が多いが、しかしその胸には、決して消せない熱い魂を抱いてる。そんな彼らバトルハッカー
の合言葉は、「ぶっちぎりだぜ!!!」 電子の海の悪党共を、今日も彼らはぶっちぎる―――!!
**部品: 経緯:バトルハッカー計画
A世界のニューワールドでの激しい情報戦に対抗するため、フィーブル藩国は、電子妖精、電子の女王、新素材の開発、ウイザードヘッドセット、大型PCや超
大型PCなどを120%使いこなし、敵との情報戦に勝利するための人材として、元ハッカーやギークなどの情報戦使いをスカウトして育成する計画を実行し
た。この編成計画こそが、バトルハッカー計画である!
**部品: 運用目的:ぶっちぎり(あらゆる情報戦に勝利する)
バトルハッカーは、情報戦で勝つための存在として想定されている。それは平時でも戦場でも、どのような状況であっても情報戦で勝つことが全てである。情報
戦で勝つことが彼らの正義の証明であり、彼らの正義は、情報戦における勝利によってのみ証明される。「情報戦使いは、情報戦で勝てればいい。それ以外に価
値はない」 歩兵の代わりに狙撃兵で戦うことは出来るかもしれない。または砲兵や、航空機やI=Dを使っても戦えるかもしれない。しかし情報戦は、情報戦
使いしか戦えない。よって、バトルハッカーの運用目的はただひとつ。あらゆる情報戦に勝利することである。これらをまとめて、ぶっちぎり、または、ぶっち
ぎる、などとバトルハッカーは呼んでいる。
**部品: 着用制限
バトルハッカーの着用は、バトルハッカーの最低限の条件を満たした上で、フィーブル藩国の藩王や華族、またはフィーブル藩国の情報軍やバトルハッカー達
が、バトルハッカーに相応しいと認めた人物しか着ることが出来ない。その条件とは……優れた情報技術者であること。ネットの広大さと自由さを愛する者であ
ること。そして……ネットに蔓延る悪党共を、ぶっちぎりで倒そうという魂を持った者である!! この条件を満たし、仲間からバトルハッカーとして認められ
た者であれば、バトルハッカーは過去の経歴の一切を問わない!!! それが例え、地味で根暗なオタクであろうとも、世間にうまく溶け込めないアウトサイ
ダー(はみ出し者)であろうとも、過去に何らかの罪を犯した者であろうともだ!!!!
**部品: 概要:なぜ白兵戦?
バトルハッカーは情報戦歩兵であり、その主目的は情報戦における勝利である。しかし、同時に彼らはその先進的電子戦装備を用いて凶悪犯罪を阻止し、日夜陰から藩国の治安を場合によってはそれ以上を守る任を受けている。故に体術によって、敵を制圧する必要があるのだ!
**部品: 基本的な体術
バトルハッカーは、原則として専用のバトルハッカースーツを装着し任務を遂行する。このスーツには、パワーアシストを初めとした白兵戦のための装備が搭載
されており、基本的に体術は全てこれを着用している事を前提として訓練される。そのため、スーツを着用しない場合、彼らの修める体術はあくまで基本的なレ
ベルにとどまる。
**部品: 走り込みで鍛えられた体力
戦場での移動、すなわち行軍は歩兵の常であり、バトルハッカーは歩兵としての能力を身に付けるために、走り込んでの体力作りが行われている。
**部品: バトルハッカーの情報戦行為について
情報戦の用途は多岐に渡る。考えようによっては、プログラムを使って冷蔵庫の中身から適切な晩御飯を決める事から、敵の地下格納庫の核ミサイルを自爆させ
る事まで情報戦である。よって、彼らはキーボードを叩いて敵の情報を盗み出す、改竄する、システムを混乱させること、逆にこれを敵から受けた場合に防ぐこ
と。I=Dと生身で対峙した際にこれのシステムを掌握し弾丸を用いずに無力化すること。街角の監視カメラや交通記録から特定の相手を追跡する、逆に敵から
受けるこれらの追跡を妨害すること。味方の潜入を助けたり、戦域の地形データを逐次送信すること。航空機のレーダーや宇宙要塞などにハッキングを仕掛ける
ことで敵を制御面から無力化すること。これら全てが可能であり、そしてこれら以上のことが可能である。
**部品: ぶっちぎりのタイピング
ブラインドタッチや正確なタイピングなどというものは、よちよち歩きと同レベルの技能である。彼らが求めるのは、更なるスピード、例えるのであれば
100m走やマラソンでの世界記録を常に競い続ける様なタイピングテクニックであり、改造キーボードやキーボードの同時使用など、ぶっちぎる事さえできれ
ばその手段は問われない(ただしTLOや魔法技術の利用などを除く、人間にできる現実的な範囲で、である)
**部品: ハッキングは表裏一体
ハッキングとは常に表裏一体の技能である。セキュリティの穴を突破する知識があれば、当然、同じ知識で穴を塞ぐこともできる。彼らは、凄腕のアタッカーであると同時に凄腕のディフェンダーでもある。
**部品: あらゆる環境知識
情報技術の世界は常に変化し続ける。脆弱性は克服され、新たな脆弱性が発見される。プロテクトはいつか突破され、新なプロテクトが誕生する。ゆえに鼬ごっ
こと言われる。バトルハッカーは、これらの最新環境を日夜研究し、そして、同時に骨董のポンコツ環境に遭遇しても鼻で笑い、冗談交じりに突破する。
**部品: ネットワーク知識
ネットワークは、情報の世界に蜘蛛の巣の様に無数に張り巡らされ、宇宙とさえ言われるその全容は容易に窺い知れるものではない。バトルハッカー達にとって
は、技術的に突破できる壁は突破できて当たりまえである。その先の更なる高みを目指したとき必要となるのが、勘と経験則である。彼らは、彼ら以外の者から
見れば魔法使い(ウィザード)に見えるかもしれない。
**部品: メモリ領域知識
電子世界の情報は、形はどうあれ、全てメモリに乗った情報である。敵のソフトのメモリ領域を破壊してしまえば、あるいは確保領域を乗っ取ってしまえば、相
手のソフトはエラーを吐き出し強制終了するか、出鱈目な動きをするか、あるいは意図せずにこちらの意のままの動作を開始する。
**部品: 暗号化・複合化知識
情報戦において、伝達情報を敵に読み取らせないこと、そして逆に相手の伝達情報を読み取ること、これらの重要性はそれこそ紙にペンで文字が書かれていた、
つまりドデカいトカゲが闊歩していた大昔から何1つ変わっていない。情報的優位は、そのまま機動力の優位など様々な優位を生む。故に通信の秘匿技術、解読
技術は情報戦において最重要の命題の1つである。バトルハッカーがこれを疎かにする道理がない。
**部品: メモリの中の宝物
情報戦において、全て自分の手でやろうというのは綿毛の抜けていないぴよちゃんのする事である。バトルハッカーは、常に藩国情報軍の共有ライブラリの開発を続け、そして同時に自分のやり方に特化したツールの山をコレクションの様に自慢し合うのだ。
**部品: 無数に用意されたサンプル
戦闘が始まってから用意ドン! で1からプログラミングを始める奴は、まずママに美味しいマンマの作り方を教えてもらうべきだ。バトルハッカーは、藩国共
有ライブラリとは別に独自のサンプルを常に無数に用意している。これをつなげるだけで目的のプログラムは完成される。実践で一番サボった奴が勝ちなのだ。
**部品: プログラミング知識
この世には無数のプログラミング言語とフレームワーク、更には異星人の未知の技術でできたプログラムまで存在する。そして、それらは形は違えど、全て一定
の法則によって動いている。そして、それらには強い場所・弱い場所がある。それを即座に解析し、的確に付く、守る、選択する事もバトルハッカーには要求さ
れる。
**部品: ビッグデータ知識
ビッグデータは、その性質上、適切に管理できなければ意味はなく、そのため、データベースを初めとした情報管理ツールによって集約されている。これにアタックをかけ、データ構造を読み解き、望みのデータを得る事もまた彼らの技能である。
**部品: サーバー知識
機器は高度になるほど当然の帰結として、より多くの計算リソースを必要とする。これを肩代わりし、また実質的な本体として稼働するのがサーバーである。端
末へのアタックは端末しか落とせず、トカゲの尻尾きりで終わりである。だからこそ、そこから気付かれずに進入しコアを叩く。これもバトルハッカーに課せら
れる基本的なテクニックの1つである。
**部品: ハードウェア・ミドルウェア知識
ソフトウェアとハードウェア、そしてそれらをつなぐミドルウェアは切っても切り離せない。情報戦は、目に見えないソフト~ミドル領域での戦いであるが、い
わばこれは脳みそと自律神経のシェアの奪い合いである。当然ハードウェアはその影響からは決して逃れられない。停止させるだけなら、さして難しくもないだ
ろう。だが、バトルハッカーは、条件次第ではそのさらに先、完全なる制御ソフトとハードウェアの掌握までをも可能とする。I=Dや電子制御の車などは、
10mのパペットと3mのラジコンカーに成り下がるだろう。
**部品: 静かな地獄を生き抜く集中力
情報戦において敵の銃弾が唐突に眉間を貫くことはない。だが、冷静さや集中力の重要性は銃を持って地獄で撃ちあいをする歩兵とそう変わるものではない。そ
して、あるいは背負うものがそれ以上に大きくなることもある。故にバトルハッカーは、窮地においても焦ったりしない。イライラで判断を誤ったりしない。集
中なんてものは、それが日常であれば必要ない。全てはぶっちぎるためだ。
**部品: バトルハッカー同士の訓練による知識や経験
バトルハッカーはチームであるが、同時にそれぞれ個人が我こそはというウィザード級のハッカーである。故に彼らは常に切磋琢磨し、ゲーム感覚で腕を競い合
い、相手を出し抜いては晩酌のビールを奢らせる。それは日常だが、同時に訓練である事を彼らは口に出さずとも意識しているのだ。
**部品: 過去の情報戦のノウハウ
バトルハッカー達は、目に見えない電脳の世界で人知れず激戦を繰り広げている。彼らの戦いの記録は、他のバトルハッカー達に継承されることで、次の戦いのための力となるのだ。バトルハッカーに同じ手は通用しない。
**部品: オペレート対象とのアクセス
バトルハッカーは、その持ち前の情報戦能力があれば、ネットワークの繋がったあらゆる電子端末にアクセスを行う事が可能である。それは至って普通のモバイ
ル端末を通じたデータ転送から、まるでどっかのクールな映画みたいに逃走中に目の前の公衆電話が突如鳴り出すようなアプローチまで、さまざまである。
**部品: 論理的な説明
バトルハッカーは、その性質上、一様に頭の回転が速く、また論理的な思考を得意とする。これによって、オペレート対象を意識して先を予測した適切なサポートが可能である。
**部品: 小粋なジョーク
アングラな世界の出身者が多いバトルハッカーは総じて、ネットスラングなどに長けている。それを口にするのが意図的かどうかは個人個人の話だが、ジョーク
が理解できる者には笑いを提供し、理解できない者にはうんざりした顔をされるが、まあ緊張をほぐさせる効果はあるだろう。
**部品: データリンクシステムについて
バトルハッカーは、高度情報化歩兵であり、その運用思想は藩国情報戦システムの実働部隊という位置付けである。藩国サーバーや大型PCを計算リソースとし
て使用し、本部の情報士官のサポートを受けて、前線で情報戦を行うというのが課せられた役割であり、その真価はバトルハッカースーツを着用し、データリン
クが成されたときに始めて発揮される。
**部品: バトルハッカースーツ:概要
バトルハッカースーツは、その名の通り、情報戦歩兵であるバトルハッカーのために開発された情報戦特化型WD、着る情報端末とでも言うべき装備である。極
端な言い方をすれば、バトルハッカーをバトルハッカー足らしめるのは、このスーツであり、これを装備しないバトルハッカーはただのエリートハッカーであ
る。
**部品: バトルハッカースーツ:装備制限
バトルハッカースーツは、フィーブル藩国のバトルハッカー及びその派生職業が着用するための専用装備であり、ウィザードメットによる網膜認証、声紋による
音声認証、多重パスワードによる認証、藩王権限による承認のいずれかによってログインを行わない限りその機能を利用する事ができない。
**部品: スーツ全てが入力装置
スーツの手部には、自国製の光ファイバー技術が使われたデータグローブが組み込まれている。これにより、ARで投影したキーボードを叩く、もっと細かく言
えばキーボードがなくても指の動きだけでキーボードを叩くことが可能である。また、全身を覆うスーツは、着用者モニタリング機能を提供すると共にモーショ
ン入力機能も備えている。これによりジェスチャー(ポーズ)によって、装着者が設定した指定のプログラムを起動することなどが可能である。
**部品: パワーアシスト機能
バトルハッカースーツの主機能の一つがこのパワーアシスト機能である。様々な電子戦装備を搭載したスーツは、装甲より軽量化に重きが置かれているとは言
え、決して軽いものではない。これを軽快に稼働させ、装着者の負担なく超人的な身体能力を与えるには必要不可欠な機能だと言える。
**部品: 着用者のモニタリング機能
スーツの各部には、脈拍などの装着者の身体状況をモニタリングする装置が搭載されている。これにより、ストレス負荷や精神状況、負傷状況などを管制室や装着者本人も勿論把握することが可能である。
**部品: ウィザードメット:概要
フィーブル藩国の宝重であるウィザードヘッドセットの技術の廉価版が組み込まれたフルフェイスのヘルメットである。ゴーグルはモニタとなっており、リンク
された隊員との視界の共有やウインドウの表示を行う事ができる。また、視線入力装置を備えた一種のタッチパネルでもある。内蔵されたマイクは、音声入力装
置を兼ねており、音声入力による各種操作が可能である。
**部品: 各種センサーとAR投影
このメットの最大の特色は、そのAR投影技術である。様々な情報を表示できるほか、各種センサーからの情報をリアルタイム処理することで、視認不可能な地形や屋内の状況、壁の向こう側まで投影する事も可能である。
**部品: ウルトラハンドヘルド:概要
腕部に装着された高機能ハンドヘルドと同タイプの装備であり、情報戦歩兵にとっては重要な携帯情報端末である。小型の物理キーボードとモニタ画面を備え、ウィザードメットが破損した際には応急措置としてその機能を一部代用することが可能である。
**部品: ネットワーク接続能力
ネットワークに接続する際、どうしても無線だけでは通信速度や侵入経路の面で不安が残ってしまう。これを解消するための機能として搭載されているのが、こ
のハンドヘルドの接続機能である。共和国・帝国の様々な規格の端子とのアタッチメントを備えるほか、場合によっては登録外の規格に無理やり接続するための
機能が備わっている。
**部品: 高度な電子防壁
外部との接続端子を備える関係上、敵からの情報戦に真っ先に触れるのがこの装備である。このため、強固な電子防壁を備えるほか、緊急時のリンク遮断を行ったり、最悪の場合は物理的に自戒する機能を備える。
**部品: データリンクシステム機能:概要
バトルハッカースーツは、着るPCとでもいうべき装備ではあるが、その演算リソースとなるメモリ、バッテリーの搭載力には限度がある。単独での潜入工作も
想定され得るバトルハッカーであるため、最低限の能力は備えているが、だからと言って大規模な情報戦に耐え得る装備を十全なレベルで人が背負えるサイズに
搭載する事は不可能であると言ってよい。このため、バトルハッカースーツの真価を発揮するためには、フィーブル藩国サーバーと接続し、演算リソースを確保
し、処理を適切に振り分ける必要がある。
**部品: パワーアシストによる破壊力
バトルハッカーの主任務は情報戦において勝利を収める事であるが、同時に情報戦技術を用いた白兵戦で自衛、あるいは対象の鎮圧を行う事も想定されている。
これを補うのが、このパワーアシスト機能による格闘術である。生身では常人とそう大差ないハッカーであっても、最大出力であれば拳でコンクリートの壁を割
る程度の破壊力を得る事ができる。
**部品: 高度なパワー調整機能
幾ら強力なパワーを誇る装備であっても適切に運用できなければ、逆に装着者に危険が及ぶ。場合によっては骨折などもまねく事になる。これを適切に制御する
のがフィーブル藩国の高度な情報戦技術によって作成された制御プログラムである。平時はエネルギー消費を最小限に抑え、必要な時に最大の破壊力を引き出
す。その制御構造は、一種達人の体術の再現に似ている。
**部品: バトルハッカー格闘術
バトルハッカー格闘術は、パワーアシスト機能がある事を前提とした一種のモーションコントロール技術である。装着者の望む動きをあらかじめ記憶させておくことにより、適切なパワーアシストを行い常人には成し得ない超人的な体術を可能とする。
**部品: 耐衝撃・防弾機能
基本的にバトルハッカーは矢面に立って正面から撃ち合うことなどは想定していない(そもそも重火器の装備は想定されていない)ため、全体としては防御力よ
りも軽量化に重きが置かれている。これは相手を情報戦で無力化したり、情報的優位を得た上で奇襲する事を想定しているためである。だが、必ずしも想定通り
にいかないのが戦場の常であり、白兵戦でのダメージも想定されるため、頭部や胸部などの致命的なダメージを受け得る箇所、被弾の可能性が高い箇所には装甲
版が装着されている。
**部品: 防刃性能
アーマーに覆われていない稼働部位は、防刃ベストにも使用されるケプラーを主素材として構築されている。防御力よりも動きやすさを重視しているため、あくまでダメージを軽減するもので完全に防ぎきれる強度は想定していない。
**部品: 複合装甲版
装甲版は、鋼鉄とカーボンを重ねた複合装甲である。これによって鋼鉄のみの場合と比べて、軽量化するとともにより高い対貫通強度を獲得している。
*提出書式
大部品: バトルハッカー(職業) RD:44 評価値:9
-部品: 概要:バトルハッカーとは
-部品: 経緯:バトルハッカー計画
-部品: 運用目的:ぶっちぎり(あらゆる情報戦に勝利する)
-部品: 着用制限
-大部品: バトルハッカーの白兵戦行為 RD:3 評価値:2
--部品: 概要:なぜ白兵戦?
--部品: 基本的な体術
--部品: 走り込みで鍛えられた体力
-大部品: バトルハッカーの情報戦行為(必要訓練3年) RD:16 評価値:6
--部品: バトルハッカーの情報戦行為について
--部品: ぶっちぎりのタイピング
--部品: ハッキングは表裏一体
--部品: あらゆる環境知識
--部品: ネットワーク知識
--部品: メモリ領域知識
--部品: 暗号化・複合化知識
--部品: メモリの中の宝物
--部品: 無数に用意されたサンプル
--部品: プログラミング知識
--部品: ビッグデータ知識
--部品: サーバー知識
--部品: ハードウェア・ミドルウェア知識
--部品: 静かな地獄を生き抜く集中力
--部品: バトルハッカー同士の訓練による知識や経験
--部品: 過去の情報戦のノウハウ
-大部品: バトルハッカーのオペレート行為(必要訓練3年) RD:3 評価値:2
--部品: オペレート対象とのアクセス
--部品: 論理的な説明
--部品: 小粋なジョーク
-大部品: フィーブル藩国・データリンクシステム RD:1 評価値:0
--部品: データリンクシステムについて
-大部品: バトルハッカースーツ(アイテム) RD:17 評価値:6
--部品: バトルハッカースーツ:概要
--部品: バトルハッカースーツ:装備制限
--部品: スーツ全てが入力装置
--部品: パワーアシスト機能
--部品: 着用者のモニタリング機能
--大部品: ウィザードメット RD:2 評価値:1
---部品: ウィザードメット:概要
---部品: 各種センサーとAR投影
--大部品: ウルトラハンドヘルド RD:3 評価値:2
---部品: ウルトラハンドヘルド:概要
---部品: ネットワーク接続能力
---部品: 高度な電子防壁
--大部品: データリンクシステム機能 RD:1 評価値:0
---部品: データリンクシステム機能:概要
--大部品: バトルハッカースーツによる白兵戦行為 RD:3 評価値:2
---部品: パワーアシストによる破壊力
---部品: 高度なパワー調整機能
---部品: バトルハッカー格闘術
--大部品: バトルハッカースーツの防御性能 RD:3 評価値:2
---部品: 耐衝撃・防弾機能
---部品: 防刃性能
---部品: 複合装甲版
部品: 概要:バトルハッカーとは
バトルハッカーとは、フィーブル藩国の情報軍に所属する、情報戦および対情報戦に特化した情報戦歩兵である。藩国内・国際という規模を問わず情報技術の悪
用による電子犯罪の解決、高度情報戦を用いての犯罪者の制圧・確保、そして戦争において決して負けることが許されない情報戦を、ぶっちぎりで勝利すること
を最大の目的として結成された。バトルハッカーは、極めて高い情報戦の技能や知識や経験を持った者から選出される。ネットの広大さと自由を愛し、金や損得
では決して動かない彼らは誇り高く、それ故に性格に難のある人間が多いが、しかしその胸には、決して消せない熱い魂を抱いてる。そんな彼らバトルハッカー
の合言葉は、「ぶっちぎりだぜ!!!」 電子の海の悪党共を、今日も彼らはぶっちぎる―――!!
部品: 経緯:バトルハッカー計画
A世界のニューワールドでの激しい情報戦に対抗するため、フィーブル藩国は、電子妖精、電子の女王、新素材の開発、ウイザードヘッドセット、大型PCや超
大型PCなどを120%使いこなし、敵との情報戦に勝利するための人材として、元ハッカーやギークなどの情報戦使いをスカウトして育成する計画を実行し
た。この編成計画こそが、バトルハッカー計画である!
部品: 運用目的:ぶっちぎり(あらゆる情報戦に勝利する)
バトルハッカーは、情報戦で勝つための存在として想定されている。それは平時でも戦場でも、どのような状況であっても情報戦で勝つことが全てである。情報
戦で勝つことが彼らの正義の証明であり、彼らの正義は、情報戦における勝利によってのみ証明される。「情報戦使いは、情報戦で勝てればいい。それ以外に価
値はない」 歩兵の代わりに狙撃兵で戦うことは出来るかもしれない。または砲兵や、航空機やI=Dを使っても戦えるかもしれない。しかし情報戦は、情報戦
使いしか戦えない。よって、バトルハッカーの運用目的はただひとつ。あらゆる情報戦に勝利することである。これらをまとめて、ぶっちぎり、または、ぶっち
ぎる、などとバトルハッカーは呼んでいる。
部品: 着用制限
バトルハッカーの着用は、バトルハッカーの最低限の条件を満たした上で、フィーブル藩国の藩王や華族、またはフィーブル藩国の情報軍やバトルハッカー達
が、バトルハッカーに相応しいと認めた人物しか着ることが出来ない。その条件とは……優れた情報技術者であること。ネットの広大さと自由さを愛する者であ
ること。そして……ネットに蔓延る悪党共を、ぶっちぎりで倒そうという魂を持った者である!! この条件を満たし、仲間からバトルハッカーとして認められ
た者であれば、バトルハッカーは過去の経歴の一切を問わない!!! それが例え、地味で根暗なオタクであろうとも、世間にうまく溶け込めないアウトサイ
ダー(はみ出し者)であろうとも、過去に何らかの罪を犯した者であろうともだ!!!!
部品: 概要:なぜ白兵戦?
バトルハッカーは情報戦歩兵であり、その主目的は情報戦における勝利である。しかし、同時に彼らはその先進的電子戦装備を用いて凶悪犯罪を阻止し、日夜陰
から藩国の治安を場合によってはそれ以上を守る任を受けている。故に体術によって、敵を制圧する必要があるのだ!
部品: 基本的な体術
バトルハッカーは、原則として専用のバトルハッカースーツを装着し任務を遂行する。このスーツには、パワーアシストを初めとした白兵戦のための装備が搭載
されており、基本的に体術は全てこれを着用している事を前提として訓練される。そのため、スーツを着用しない場合、彼らの修める体術はあくまで基本的なレ
ベルにとどまる。
部品: 走り込みで鍛えられた体力
戦場での移動、すなわち行軍は歩兵の常であり、バトルハッカーは歩兵としての能力を身に付けるために、走り込んでの体力作りが行われている。
部品: バトルハッカーの情報戦行為について
情報戦の用途は多岐に渡る。考えようによっては、プログラムを使って冷蔵庫の中身から適切な晩御飯を決める事から、敵の地下格納庫の核ミサイルを自爆させ
る事まで情報戦である。よって、彼らはキーボードを叩いて敵の情報を盗み出す、改竄する、システムを混乱させること、逆にこれを敵から受けた場合に防ぐこ
と。I=Dと生身で対峙した際にこれのシステムを掌握し弾丸を用いずに無力化すること。街角の監視カメラや交通記録から特定の相手を追跡する、逆に敵から
受けるこれらの追跡を妨害すること。味方の潜入を助けたり、戦域の地形データを逐次送信すること。航空機のレーダーや宇宙要塞などにハッキングを仕掛ける
ことで敵を制御面から無力化すること。これら全てが可能であり、そしてこれら以上のことが可能である。
部品: ぶっちぎりのタイピング
ブラインドタッチや正確なタイピングなどというものは、よちよち歩きと同レベルの技能である。彼らが求めるのは、更なるスピード、例えるのであれば
100m走やマラソンでの世界記録を常に競い続ける様なタイピングテクニックであり、改造キーボードやキーボードの同時使用など、ぶっちぎる事さえできれ
ばその手段は問われない(ただしTLOや魔法技術の利用などを除く、人間にできる現実的な範囲で、である)
部品: ハッキングは表裏一体
ハッキングとは常に表裏一体の技能である。セキュリティの穴を突破する知識があれば、当然、同じ知識で穴を塞ぐこともできる。彼らは、凄腕のアタッカーであると同時に凄腕のディフェンダーでもある。
部品: あらゆる環境知識
情報技術の世界は常に変化し続ける。脆弱性は克服され、新たな脆弱性が発見される。プロテクトはいつか突破され、新なプロテクトが誕生する。ゆえに鼬ごっ
こと言われる。バトルハッカーは、これらの最新環境を日夜研究し、そして、同時に骨董のポンコツ環境に遭遇しても鼻で笑い、冗談交じりに突破する。
部品: ネットワーク知識
ネットワークは、情報の世界に蜘蛛の巣の様に無数に張り巡らされ、宇宙とさえ言われるその全容は容易に窺い知れるものではない。バトルハッカー達にとって
は、技術的に突破できる壁は突破できて当たりまえである。その先の更なる高みを目指したとき必要となるのが、勘と経験則である。彼らは、彼ら以外の者から
見れば魔法使い(ウィザード)に見えるかもしれない。
部品: メモリ領域知識
電子世界の情報は、形はどうあれ、全てメモリに乗った情報である。敵のソフトのメモリ領域を破壊してしまえば、あるいは確保領域を乗っ取ってしまえば、相
手のソフトはエラーを吐き出し強制終了するか、出鱈目な動きをするか、あるいは意図せずにこちらの意のままの動作を開始する。
部品: 暗号化・複合化知識
情報戦において、伝達情報を敵に読み取らせないこと、そして逆に相手の伝達情報を読み取ること、これらの重要性はそれこそ紙にペンで文字が書かれていた、
つまりドデカいトカゲが闊歩していた大昔から何1つ変わっていない。情報的優位は、そのまま機動力の優位など様々な優位を生む。故に通信の秘匿技術、解読
技術は情報戦において最重要の命題の1つである。バトルハッカーがこれを疎かにする道理がない。
部品: メモリの中の宝物
情報戦において、全て自分の手でやろうというのは綿毛の抜けていないぴよちゃんのする事である。バトルハッカーは、常に藩国情報軍の共有ライブラリの開発を続け、そして同時に自分のやり方に特化したツールの山をコレクションの様に自慢し合うのだ。
部品: 無数に用意されたサンプル
戦闘が始まってから用意ドン! で1からプログラミングを始める奴は、まずママに美味しいマンマの作り方を教えてもらうべきだ。バトルハッカーは、藩国共
有ライブラリとは別に独自のサンプルを常に無数に用意している。これをつなげるだけで目的のプログラムは完成される。実践で一番サボった奴が勝ちなのだ。
部品: プログラミング知識
この世には無数のプログラミング言語とフレームワーク、更には異星人の未知の技術でできたプログラムまで存在する。そして、それらは形は違えど、全て一定
の法則によって動いている。そして、それらには強い場所・弱い場所がある。それを即座に解析し、的確に付く、守る、選択する事もバトルハッカーには要求さ
れる。
部品: ビッグデータ知識
ビッグデータは、その性質上、適切に管理できなければ意味はなく、そのため、データベースを初めとした情報管理ツールによって集約されている。これにアタックをかけ、データ構造を読み解き、望みのデータを得る事もまた彼らの技能である。
部品: サーバー知識
機器は高度になるほど当然の帰結として、より多くの計算リソースを必要とする。これを肩代わりし、また実質的な本体として稼働するのがサーバーである。端
末へのアタックは端末しか落とせず、トカゲの尻尾きりで終わりである。だからこそ、そこから気付かれずに進入しコアを叩く。これもバトルハッカーに課せら
れる基本的なテクニックの1つである。
部品: ハードウェア・ミドルウェア知識
ソフトウェアとハードウェア、そしてそれらをつなぐミドルウェアは切っても切り離せない。情報戦は、目に見えないソフト~ミドル領域での戦いであるが、い
わばこれは脳みそと自律神経のシェアの奪い合いである。当然ハードウェアはその影響からは決して逃れられない。停止させるだけなら、さして難しくもないだ
ろう。だが、バトルハッカーは、条件次第ではそのさらに先、完全なる制御ソフトとハードウェアの掌握までをも可能とする。I=Dや電子制御の車などは、
10mのパペットと3mのラジコンカーに成り下がるだろう。
部品: 静かな地獄を生き抜く集中力
情報戦において敵の銃弾が唐突に眉間を貫くことはない。だが、冷静さや集中力の重要性は銃を持って地獄で撃ちあいをする歩兵とそう変わるものではない。そ
して、あるいは背負うものがそれ以上に大きくなることもある。故にバトルハッカーは、窮地においても焦ったりしない。イライラで判断を誤ったりしない。集
中なんてものは、それが日常であれば必要ない。全てはぶっちぎるためだ。
部品: バトルハッカー同士の訓練による知識や経験
バトルハッカーはチームであるが、同時にそれぞれ個人が我こそはというウィザード級のハッカーである。故に彼らは常に切磋琢磨し、ゲーム感覚で腕を競い合
い、相手を出し抜いては晩酌のビールを奢らせる。それは日常だが、同時に訓練である事を彼らは口に出さずとも意識しているのだ。
部品: 過去の情報戦のノウハウ
バトルハッカー達は、目に見えない電脳の世界で人知れず激戦を繰り広げている。彼らの戦いの記録は、他のバトルハッカー達に継承されることで、次の戦いのための力となるのだ。バトルハッカーに同じ手は通用しない。
部品: オペレート対象とのアクセス
バトルハッカーは、その持ち前の情報戦能力があれば、ネットワークの繋がったあらゆる電子端末にアクセスを行う事が可能である。それは至って普通のモバイ
ル端末を通じたデータ転送から、まるでどっかのクールな映画みたいに逃走中に目の前の公衆電話が突如鳴り出すようなアプローチまで、さまざまである。
部品: 論理的な説明
バトルハッカーは、その性質上、一様に頭の回転が速く、また論理的な思考を得意とする。これによって、オペレート対象を意識して先を予測した適切なサポートが可能である。
部品: 小粋なジョーク
アングラな世界の出身者が多いバトルハッカーは総じて、ネットスラングなどに長けている。それを口にするのが意図的かどうかは個人個人の話だが、ジョーク
が理解できる者には笑いを提供し、理解できない者にはうんざりした顔をされるが、まあ緊張をほぐさせる効果はあるだろう。
部品: データリンクシステムについて
バトルハッカーは、高度情報化歩兵であり、その運用思想は藩国情報戦システムの実働部隊という位置付けである。藩国サーバーや大型PCを計算リソースとし
て使用し、本部の情報士官のサポートを受けて、前線で情報戦を行うというのが課せられた役割であり、その真価はバトルハッカースーツを着用し、データリン
クが成されたときに始めて発揮される。
部品: バトルハッカースーツ:概要
バトルハッカースーツは、その名の通り、情報戦歩兵であるバトルハッカーのために開発された情報戦特化型WD、着る情報端末とでも言うべき装備である。極
端な言い方をすれば、バトルハッカーをバトルハッカー足らしめるのは、このスーツであり、これを装備しないバトルハッカーはただのエリートハッカーであ
る。
部品: バトルハッカースーツ:装備制限
バトルハッカースーツは、フィーブル藩国のバトルハッカー及びその派生職業が着用するための専用装備であり、ウィザードメットによる網膜認証、声紋による
音声認証、多重パスワードによる認証、藩王権限による承認のいずれかによってログインを行わない限りその機能を利用する事ができない。
部品: スーツ全てが入力装置
スーツの手部には、自国製の光ファイバー技術が使われたデータグローブが組み込まれている。これにより、ARで投影したキーボードを叩く、もっと細かく言
えばキーボードがなくても指の動きだけでキーボードを叩くことが可能である。また、全身を覆うスーツは、着用者モニタリング機能を提供すると共にモーショ
ン入力機能も備えている。これによりジェスチャー(ポーズ)によって、装着者が設定した指定のプログラムを起動することなどが可能である。
部品: パワーアシスト機能
バトルハッカースーツの主機能の一つがこのパワーアシスト機能である。様々な電子戦装備を搭載したスーツは、装甲より軽量化に重きが置かれているとは言
え、決して軽いものではない。これを軽快に稼働させ、装着者の負担なく超人的な身体能力を与えるには必要不可欠な機能だと言える。
部品: 着用者のモニタリング機能
スーツの各部には、脈拍などの装着者の身体状況をモニタリングする装置が搭載されている。これにより、ストレス負荷や精神状況、負傷状況などを管制室や装着者本人も勿論把握することが可能である。
部品: ウィザードメット:概要
フィーブル藩国の宝重であるウィザードヘッドセットの技術の廉価版が組み込まれたフルフェイスのヘルメットである。ゴーグルはモニタとなっており、リンク
された隊員との視界の共有やウインドウの表示を行う事ができる。また、視線入力装置を備えた一種のタッチパネルでもある。内蔵されたマイクは、音声入力装
置を兼ねており、音声入力による各種操作が可能である。
部品: 各種センサーとAR投影
このメットの最大の特色は、そのAR投影技術である。様々な情報を表示できるほか、各種センサーからの情報をリアルタイム処理することで、視認不可能な地形や屋内の状況、壁の向こう側まで投影する事も可能である。
部品: ウルトラハンドヘルド:概要
腕部に装着された高機能ハンドヘルドと同タイプの装備であり、情報戦歩兵にとっては重要な携帯情報端末である。小型の物理キーボードとモニタ画面を備え、ウィザードメットが破損した際には応急措置としてその機能を一部代用することが可能である。
部品: ネットワーク接続能力
ネットワークに接続する際、どうしても無線だけでは通信速度や侵入経路の面で不安が残ってしまう。これを解消するための機能として搭載されているのが、こ
のハンドヘルドの接続機能である。共和国・帝国の様々な規格の端子とのアタッチメントを備えるほか、場合によっては登録外の規格に無理やり接続するための
機能が備わっている。
部品: 高度な電子防壁
外部との接続端子を備える関係上、敵からの情報戦に真っ先に触れるのがこの装備である。このため、強固な電子防壁を備えるほか、緊急時のリンク遮断を行ったり、最悪の場合は物理的に自戒する機能を備える。
部品: データリンクシステム機能:概要
バトルハッカースーツは、着るPCとでもいうべき装備ではあるが、その演算リソースとなるメモリ、バッテリーの搭載力には限度がある。単独での潜入工作も
想定され得るバトルハッカーであるため、最低限の能力は備えているが、だからと言って大規模な情報戦に耐え得る装備を十全なレベルで人が背負えるサイズに
搭載する事は不可能であると言ってよい。このため、バトルハッカースーツの真価を発揮するためには、フィーブル藩国サーバーと接続し、演算リソースを確保
し、処理を適切に振り分ける必要がある。
部品: パワーアシストによる破壊力
バトルハッカーの主任務は情報戦において勝利を収める事であるが、同時に情報戦技術を用いた白兵戦で自衛、あるいは対象の鎮圧を行う事も想定されている。
これを補うのが、このパワーアシスト機能による格闘術である。生身では常人とそう大差ないハッカーであっても、最大出力であれば拳でコンクリートの壁を割
る程度の破壊力を得る事ができる。
部品: 高度なパワー調整機能
幾ら強力なパワーを誇る装備であっても適切に運用できなければ、逆に装着者に危険が及ぶ。場合によっては骨折などもまねく事になる。これを適切に制御する
のがフィーブル藩国の高度な情報戦技術によって作成された制御プログラムである。平時はエネルギー消費を最小限に抑え、必要な時に最大の破壊力を引き出
す。その制御構造は、一種達人の体術の再現に似ている。
部品: バトルハッカー格闘術
バトルハッカー格闘術は、パワーアシスト機能がある事を前提とした一種のモーションコントロール技術である。装着者の望む動きをあらかじめ記憶させておくことにより、適切なパワーアシストを行い常人には成し得ない超人的な体術を可能とする。
部品: 耐衝撃・防弾機能
基本的にバトルハッカーは矢面に立って正面から撃ち合うことなどは想定していない(そもそも重火器の装備は想定されていない)ため、全体としては防御力よ
りも軽量化に重きが置かれている。これは相手を情報戦で無力化したり、情報的優位を得た上で奇襲する事を想定しているためである。だが、必ずしも想定通り
にいかないのが戦場の常であり、白兵戦でのダメージも想定されるため、頭部や胸部などの致命的なダメージを受け得る箇所、被弾の可能性が高い箇所には装甲
版が装着されている。
部品: 防刃性能
アーマーに覆われていない稼働部位は、防刃ベストにも使用されるケプラーを主素材として構築されている。防御力よりも動きやすさを重視しているため、あくまでダメージを軽減するもので完全に防ぎきれる強度は想定していない。
部品: 複合装甲版
装甲版は、鋼鉄とカーボンを重ねた複合装甲である。これによって鋼鉄のみの場合と比べて、軽量化するとともにより高い対貫通強度を獲得している。
*インポート用定義データ
[
{
"title": " バトルハッカー(職業)",
"part_type": "group",
"children": [
{
"title": "概要:バトルハッカーとは",
"description":
"バトルハッカーとは、フィーブル藩国の情報軍に所属する、情報戦および対情報戦に特化した情報戦歩兵である。藩国内・国際という規模を問わず情報技術の
悪用による電子犯罪の解決、高度情報戦を用いての犯罪者の制圧・確保、そして戦争において決して負けることが許されない情報戦を、ぶっちぎりで勝利するこ
とを最大の目的として結成された。バトルハッカーは、極めて高い情報戦の技能や知識や経験を持った者から選出される。ネットの広大さと自由を愛し、金や損
得では決して動かない彼らは誇り高く、それ故に性格に難のある人間が多いが、しかしその胸には、決して消せない熱い魂を抱いてる。そんな彼らバトルハッ
カーの合言葉は、「ぶっちぎりだぜ!!!」 電子の海の悪党共を、今日も彼らはぶっちぎる―――!!",
"part_type": "part",
"localID": 1,
"expanded": true
},
{
"title": "経緯:バトルハッカー計画",
"description":
"A世界のニューワールドでの激しい情報戦に対抗するため、フィーブル藩国は、電子妖精、電子の女王、新素材の開発、ウイザードヘッドセット、大型PCや
超大型PCなどを120%使いこなし、敵との情報戦に勝利するための人材として、元ハッカーやギークなどの情報戦使いをスカウトして育成する計画を実行し
た。この編成計画こそが、バトルハッカー計画である!",
"part_type": "part",
"localID": 2,
"expanded": true
},
{
"title": "運用目的:ぶっちぎり(あらゆる情報戦に勝利する)",
"description":
"バトルハッカーは、情報戦で勝つための存在として想定されている。それは平時でも戦場でも、どのような状況であっても情報戦で勝つことが全てである。情
報戦で勝つことが彼らの正義の証明であり、彼らの正義は、情報戦における勝利によってのみ証明される。「情報戦使いは、情報戦で勝てればいい。それ以外に
価値はない」 歩兵の代わりに狙撃兵で戦うことは出来るかもしれない。または砲兵や、航空機やI=Dを使っても戦えるかもしれない。しかし情報戦は、情報
戦使いしか戦えない。よって、バトルハッカーの運用目的はただひとつ。あらゆる情報戦に勝利することである。これらをまとめて、ぶっちぎり、または、ぶっ
ちぎる、などとバトルハッカーは呼んでいる。",
"part_type": "part",
"localID": 3,
"expanded": true
},
{
"title": "着用制限",
"description":
"バトルハッカーの着用は、バトルハッカーの最低限の条件を満たした上で、フィーブル藩国の藩王や華族、またはフィーブル藩国の情報軍やバトルハッカー達
が、バトルハッカーに相応しいと認めた人物しか着ることが出来ない。その条件とは……優れた情報技術者であること。ネットの広大さと自由さを愛する者であ
ること。そして……ネットに蔓延る悪党共を、ぶっちぎりで倒そうという魂を持った者である!! この条件を満たし、仲間からバトルハッカーとして認められ
た者であれば、バトルハッカーは過去の経歴の一切を問わない!!! それが例え、地味で根暗なオタクであろうとも、世間にうまく溶け込めないアウトサイ
ダー(はみ出し者)であろうとも、過去に何らかの罪を犯した者であろうともだ!!!!",
"part_type": "part",
"localID": 4,
"expanded": true
},
{
"title": "バトルハッカーの白兵戦行為",
"part_type": "group",
"children": [
{
"title": "概要:なぜ白兵戦?",
"description":
"バトルハッカーは情報戦歩兵であり、その主目的は情報戦における勝利である。しかし、同時に彼らはその先進的電子戦装備を用いて凶悪犯罪を阻止し、日夜
陰から藩国の治安を場合によってはそれ以上を守る任を受けている。故に体術によって、敵を制圧する必要があるのだ!",
"part_type": "part",
"localID": 6,
"expanded": true
},
{
"title": "基本的な体術",
"description":
"バトルハッカーは、原則として専用のバトルハッカースーツを装着し任務を遂行する。このスーツには、パワーアシストを初めとした白兵戦のための装備が搭
載されており、基本的に体術は全てこれを着用している事を前提として訓練される。そのため、スーツを着用しない場合、彼らの修める体術はあくまで基本的な
レベルにとどまる。",
"part_type": "part",
"localID": 7
},
{
"title": "走り込みで鍛えられた体力",
"description":
"戦場での移動、すなわち行軍は歩兵の常であり、バトルハッカーは歩兵としての能力を身に付けるために、走り込んでの体力作りが行われている。",
"part_type": "part",
"localID": 8
}
],
"localID": 5,
"expanded": true
},
{
"title": "バトルハッカーの情報戦行為(必要訓練3年)",
"part_type": "group",
"children": [
{
"title": "バトルハッカーの情報戦行為について",
"description":
"情報戦の用途は多岐に渡る。考えようによっては、プログラムを使って冷蔵庫の中身から適切な晩御飯を決める事から、敵の地下格納庫の核ミサイルを自爆さ
せる事まで情報戦である。よって、彼らはキーボードを叩いて敵の情報を盗み出す、改竄する、システムを混乱させること、逆にこれを敵から受けた場合に防ぐ
こと。I=Dと生身で対峙した際にこれのシステムを掌握し弾丸を用いずに無力化すること。街角の監視カメラや交通記録から特定の相手を追跡する、逆に敵か
ら受けるこれらの追跡を妨害すること。味方の潜入を助けたり、戦域の地形データを逐次送信すること。航空機のレーダーや宇宙要塞などにハッキングを仕掛け
ることで敵を制御面から無力化すること。これら全てが可能であり、そしてこれら以上のことが可能である。",
"part_type": "part",
"localID": 10
},
{
"title": "ぶっちぎりのタイピング",
"description":
"ブラインドタッチや正確なタイピングなどというものは、よちよち歩きと同レベルの技能である。彼らが求めるのは、更なるスピード、例えるのであれば
100m走やマラソンでの世界記録を常に競い続ける様なタイピングテクニックであり、改造キーボードやキーボードの同時使用など、ぶっちぎる事さえできれ
ばその手段は問われない(ただしTLOや魔法技術の利用などを除く、人間にできる現実的な範囲で、である)",
"part_type": "part",
"localID": 11
},
{
"title": "ハッキングは表裏一体",
"description":
"ハッキングとは常に表裏一体の技能である。セキュリティの穴を突破する知識があれば、当然、同じ知識で穴を塞ぐこともできる。彼らは、凄腕のアタッカー
であると同時に凄腕のディフェンダーでもある。",
"part_type": "part",
"localID": 12
},
{
"title": "あらゆる環境知識",
"description":
"情報技術の世界は常に変化し続ける。脆弱性は克服され、新たな脆弱性が発見される。プロテクトはいつか突破され、新なプロテクトが誕生する。ゆえに鼬
ごっこと言われる。バトルハッカーは、これらの最新環境を日夜研究し、そして、同時に骨董のポンコツ環境に遭遇しても鼻で笑い、冗談交じりに突破する。
",
"part_type": "part",
"localID": 13
},
{
"title": "ネットワーク知識",
"description":
"ネットワークは、情報の世界に蜘蛛の巣の様に無数に張り巡らされ、宇宙とさえ言われるその全容は容易に窺い知れるものではない。バトルハッカー達にとっ
ては、技術的に突破できる壁は突破できて当たりまえである。その先の更なる高みを目指したとき必要となるのが、勘と経験則である。彼らは、彼ら以外の者か
ら見れば魔法使い(ウィザード)に見えるかもしれない。",
"part_type": "part",
"localID": 14
},
{
"title": "メモリ領域知識",
"description":
"電子世界の情報は、形はどうあれ、全てメモリに乗った情報である。敵のソフトのメモリ領域を破壊してしまえば、あるいは確保領域を乗っ取ってしまえば、
相手のソフトはエラーを吐き出し強制終了するか、出鱈目な動きをするか、あるいは意図せずにこちらの意のままの動作を開始する。",
"part_type": "part",
"localID": 15
},
{
"title": "暗号化・複合化知識",
"description":
"情報戦において、伝達情報を敵に読み取らせないこと、そして逆に相手の伝達情報を読み取ること、これらの重要性はそれこそ紙にペンで文字が書かれてい
た、つまりドデカいトカゲが闊歩していた大昔から何1つ変わっていない。情報的優位は、そのまま機動力の優位など様々な優位を生む。故に通信の秘匿技術、
解読技術は情報戦において最重要の命題の1つである。バトルハッカーがこれを疎かにする道理がない。",
"part_type": "part",
"localID": 16
},
{
"title": "メモリの中の宝物",
"description":
"情報戦において、全て自分の手でやろうというのは綿毛の抜けていないぴよちゃんのする事である。バトルハッカーは、常に藩国情報軍の共有ライブラリの開
発を続け、そして同時に自分のやり方に特化したツールの山をコレクションの様に自慢し合うのだ。",
"part_type": "part",
"localID": 17
},
{
"title": "無数に用意されたサンプル",
"description":
"戦闘が始まってから用意ドン! で1からプログラミングを始める奴は、まずママに美味しいマンマの作り方を教えてもらうべきだ。バトルハッカーは、藩国
共有ライブラリとは別に独自のサンプルを常に無数に用意している。これをつなげるだけで目的のプログラムは完成される。実践で一番サボった奴が勝ちなの
だ。",
"part_type": "part",
"localID": 18
},
{
"title": "プログラミング知識",
"description":
"この世には無数のプログラミング言語とフレームワーク、更には異星人の未知の技術でできたプログラムまで存在する。そして、それらは形は違えど、全て一
定の法則によって動いている。そして、それらには強い場所・弱い場所がある。それを即座に解析し、的確に付く、守る、選択する事もバトルハッカーには要求
される。",
"part_type": "part",
"localID": 19,
"expanded": true
},
{
"title": "ビッグデータ知識",
"description":
"ビッグデータは、その性質上、適切に管理できなければ意味はなく、そのため、データベースを初めとした情報管理ツールによって集約されている。これにア
タックをかけ、データ構造を読み解き、望みのデータを得る事もまた彼らの技能である。",
"part_type": "part",
"localID": 20,
"expanded": true
},
{
"title": "サーバー知識",
"description":
"機器は高度になるほど当然の帰結として、より多くの計算リソースを必要とする。これを肩代わりし、また実質的な本体として稼働するのがサーバーである。
端末へのアタックは端末しか落とせず、トカゲの尻尾きりで終わりである。だからこそ、そこから気付かれずに進入しコアを叩く。これもバトルハッカーに課せ
られる基本的なテクニックの1つである。",
"part_type": "part",
"localID": 21,
"expanded": true
},
{
"title": "ハードウェア・ミドルウェア知識",
"description":
"ソフトウェアとハードウェア、そしてそれらをつなぐミドルウェアは切っても切り離せない。情報戦は、目に見えないソフト~ミドル領域での戦いであるが、
いわばこれは脳みそと自律神経のシェアの奪い合いである。当然ハードウェアはその影響からは決して逃れられない。停止させるだけなら、さして難しくもない
だろう。だが、バトルハッカーは、条件次第ではそのさらに先、完全なる制御ソフトとハードウェアの掌握までをも可能とする。I=Dや電子制御の車などは、
10mのパペットと3mのラジコンカーに成り下がるだろう。",
"part_type": "part",
"localID": 22,
"expanded": true
},
{
"title": "静かな地獄を生き抜く集中力",
"description":
"情報戦において敵の銃弾が唐突に眉間を貫くことはない。だが、冷静さや集中力の重要性は銃を持って地獄で撃ちあいをする歩兵とそう変わるものではない。
そして、あるいは背負うものがそれ以上に大きくなることもある。故にバトルハッカーは、窮地においても焦ったりしない。イライラで判断を誤ったりしない。
集中なんてものは、それが日常であれば必要ない。全てはぶっちぎるためだ。",
"part_type": "part",
"localID": 23,
"expanded": true
},
{
"title": "バトルハッカー同士の訓練による知識や経験",
"description":
"バトルハッカーはチームであるが、同時にそれぞれ個人が我こそはというウィザード級のハッカーである。故に彼らは常に切磋琢磨し、ゲーム感覚で腕を競い
合い、相手を出し抜いては晩酌のビールを奢らせる。それは日常だが、同時に訓練である事を彼らは口に出さずとも意識しているのだ。",
"part_type": "part",
"localID": 24
},
{
"title": "過去の情報戦のノウハウ",
"description":
"バトルハッカー達は、目に見えない電脳の世界で人知れず激戦を繰り広げている。彼らの戦いの記録は、他のバトルハッカー達に継承されることで、次の戦い
のための力となるのだ。バトルハッカーに同じ手は通用しない。",
"part_type": "part",
"localID": 25
}
],
"localID": 9,
"expanded": true
},
{
"title": "バトルハッカーのオペレート行為(必要訓練3年)",
"part_type": "group",
"children": [
{
"title": "オペレート対象とのアクセス",
"description":
"バトルハッカーは、その持ち前の情報戦能力があれば、ネットワークの繋がったあらゆる電子端末にアクセスを行う事が可能である。それは至って普通のモバ
イル端末を通じたデータ転送から、まるでどっかのクールな映画みたいに逃走中に目の前の公衆電話が突如鳴り出すようなアプローチまで、さまざまである。
",
"part_type": "part",
"localID": 27
},
{
"title": "論理的な説明",
"description":
"バトルハッカーは、その性質上、一様に頭の回転が速く、また論理的な思考を得意とする。これによって、オペレート対象を意識して先を予測した適切なサ
ポートが可能である。",
"part_type": "part",
"localID": 28
},
{
"title": "小粋なジョーク",
"description":
"アングラな世界の出身者が多いバトルハッカーは総じて、ネットスラングなどに長けている。それを口にするのが意図的かどうかは個人個人の話だが、ジョー
クが理解できる者には笑いを提供し、理解できない者にはうんざりした顔をされるが、まあ緊張をほぐさせる効果はあるだろう。",
"part_type": "part",
"localID": 29
}
],
"localID": 26,
"expanded": true
},
{
"title": "フィーブル藩国・データリンクシステム",
"part_type": "group",
"children": [
{
"title": "データリンクシステムについて",
"description":
"バトルハッカーは、高度情報化歩兵であり、その運用思想は藩国情報戦システムの実働部隊という位置付けである。藩国サーバーや大型PCを計算リソースと
して使用し、本部の情報士官のサポートを受けて、前線で情報戦を行うというのが課せられた役割であり、その真価はバトルハッカースーツを着用し、データリ
ンクが成されたときに始めて発揮される。",
"part_type": "part",
"localID": 31
}
],
"localID": 30,
"expanded": true
},
{
"title": "バトルハッカースーツ(アイテム)",
"part_type": "group",
"children": [
{
"title": "バトルハッカースーツ:概要",
"description":
"バトルハッカースーツは、その名の通り、情報戦歩兵であるバトルハッカーのために開発された情報戦特化型WD、着る情報端末とでも言うべき装備である。
極端な言い方をすれば、バトルハッカーをバトルハッカー足らしめるのは、このスーツであり、これを装備しないバトルハッカーはただのエリートハッカーであ
る。",
"part_type": "part",
"localID": 33
},
{
"title": "バトルハッカースーツ:装備制限",
"description":
"バトルハッカースーツは、フィーブル藩国のバトルハッカー及びその派生職業が着用するための専用装備であり、ウィザードメットによる網膜認証、声紋によ
る音声認証、多重パスワードによる認証、藩王権限による承認のいずれかによってログインを行わない限りその機能を利用する事ができない。",
"part_type": "part",
"localID": 34
},
{
"title": "スーツ全てが入力装置",
"description":
"スーツの手部には、自国製の光ファイバー技術が使われたデータグローブが組み込まれている。これにより、ARで投影したキーボードを叩く、もっと細かく
言えばキーボードがなくても指の動きだけでキーボードを叩くことが可能である。また、全身を覆うスーツは、着用者モニタリング機能を提供すると共にモー
ション入力機能も備えている。これによりジェスチャー(ポーズ)によって、装着者が設定した指定のプログラムを起動することなどが可能である。",
"part_type": "part",
"localID": 35
},
{
"title": "パワーアシスト機能",
"description":
"バトルハッカースーツの主機能の一つがこのパワーアシスト機能である。様々な電子戦装備を搭載したスーツは、装甲より軽量化に重きが置かれているとは言
え、決して軽いものではない。これを軽快に稼働させ、装着者の負担なく超人的な身体能力を与えるには必要不可欠な機能だと言える。",
"part_type": "part",
"localID": 36
},
{
"title": "着用者のモニタリング機能",
"description":
"スーツの各部には、脈拍などの装着者の身体状況をモニタリングする装置が搭載されている。これにより、ストレス負荷や精神状況、負傷状況などを管制室や
装着者本人も勿論把握することが可能である。",
"part_type": "part",
"localID": 37
},
{
"title": "ウィザードメット",
"part_type": "group",
"children": [
{
"title": "ウィザードメット:概要",
"description":
"フィーブル藩国の宝重であるウィザードヘッドセットの技術の廉価版が組み込まれたフルフェイスのヘルメットである。ゴーグルはモニタとなっており、リン
クされた隊員との視界の共有やウインドウの表示を行う事ができる。また、視線入力装置を備えた一種のタッチパネルでもある。内蔵されたマイクは、音声入力
装置を兼ねており、音声入力による各種操作が可能である。",
"part_type": "part",
"localID": 39
},
{
"title": "各種センサーとAR投影",
"description":
"このメットの最大の特色は、そのAR投影技術である。様々な情報を表示できるほか、各種センサーからの情報をリアルタイム処理することで、視認不可能な
地形や屋内の状況、壁の向こう側まで投影する事も可能である。",
"part_type": "part",
"localID": 40
}
],
"localID": 38,
"expanded": true
},
{
"title": "ウルトラハンドヘルド",
"part_type": "group",
"children": [
{
"title": "ウルトラハンドヘルド:概要",
"description":
"腕部に装着された高機能ハンドヘルドと同タイプの装備であり、情報戦歩兵にとっては重要な携帯情報端末である。小型の物理キーボードとモニタ画面を備
え、ウィザードメットが破損した際には応急措置としてその機能を一部代用することが可能である。",
"part_type": "part",
"localID": 42
},
{
"title": "ネットワーク接続能力",
"description":
"ネットワークに接続する際、どうしても無線だけでは通信速度や侵入経路の面で不安が残ってしまう。これを解消するための機能として搭載されているのが、
このハンドヘルドの接続機能である。共和国・帝国の様々な規格の端子とのアタッチメントを備えるほか、場合によっては登録外の規格に無理やり接続するため
の機能が備わっている。",
"part_type": "part",
"localID": 43
},
{
"title": "高度な電子防壁",
"description":
"外部との接続端子を備える関係上、敵からの情報戦に真っ先に触れるのがこの装備である。このため、強固な電子防壁を備えるほか、緊急時のリンク遮断を
行ったり、最悪の場合は物理的に自戒する機能を備える。",
"part_type": "part",
"localID": 44
}
],
"localID": 41,
"expanded": true
},
{
"title": "データリンクシステム機能",
"part_type": "group",
"children": [
{
"title": "データリンクシステム機能:概要",
"description":
"バトルハッカースーツは、着るPCとでもいうべき装備ではあるが、その演算リソースとなるメモリ、バッテリーの搭載力には限度がある。単独での潜入工作
も想定され得るバトルハッカーであるため、最低限の能力は備えているが、だからと言って大規模な情報戦に耐え得る装備を十全なレベルで人が背負えるサイズ
に搭載する事は不可能であると言ってよい。このため、バトルハッカースーツの真価を発揮するためには、フィーブル藩国サーバーと接続し、演算リソースを確
保し、処理を適切に振り分ける必要がある。",
"part_type": "part",
"localID": 46
}
],
"localID": 45,
"expanded": true
},
{
"title": "バトルハッカースーツによる白兵戦行為",
"part_type": "group",
"children": [
{
"title": "パワーアシストによる破壊力",
"description":
"バトルハッカーの主任務は情報戦において勝利を収める事であるが、同時に情報戦技術を用いた白兵戦で自衛、あるいは対象の鎮圧を行う事も想定されてい
る。これを補うのが、このパワーアシスト機能による格闘術である。生身では常人とそう大差ないハッカーであっても、最大出力であれば拳でコンクリートの壁
を割る程度の破壊力を得る事ができる。",
"part_type": "part",
"localID": 48
},
{
"title": "高度なパワー調整機能",
"description":
"幾ら強力なパワーを誇る装備であっても適切に運用できなければ、逆に装着者に危険が及ぶ。場合によっては骨折などもまねく事になる。これを適切に制御す
るのがフィーブル藩国の高度な情報戦技術によって作成された制御プログラムである。平時はエネルギー消費を最小限に抑え、必要な時に最大の破壊力を引き出
す。その制御構造は、一種達人の体術の再現に似ている。",
"part_type": "part",
"localID": 49
},
{
"title": "バトルハッカー格闘術",
"description":
"バトルハッカー格闘術は、パワーアシスト機能がある事を前提とした一種のモーションコントロール技術である。装着者の望む動きをあらかじめ記憶させてお
くことにより、適切なパワーアシストを行い常人には成し得ない超人的な体術を可能とする。",
"part_type": "part",
"localID": 50
}
],
"localID": 47,
"expanded": true
},
{
"title": "バトルハッカースーツの防御性能",
"part_type": "group",
"children": [
{
"title": "耐衝撃・防弾機能",
"description":
"基本的にバトルハッカーは矢面に立って正面から撃ち合うことなどは想定していない(そもそも重火器の装備は想定されていない)ため、全体としては防御力
よりも軽量化に重きが置かれている。これは相手を情報戦で無力化したり、情報的優位を得た上で奇襲する事を想定しているためである。だが、必ずしも想定通
りにいかないのが戦場の常であり、白兵戦でのダメージも想定されるため、頭部や胸部などの致命的なダメージを受け得る箇所、被弾の可能性が高い箇所には装
甲版が装着されている。",
"part_type": "part",
"localID": 52
},
{
"title": "防刃性能",
"description":
"アーマーに覆われていない稼働部位は、防刃ベストにも使用されるケプラーを主素材として構築されている。防御力よりも動きやすさを重視しているため、あ
くまでダメージを軽減するもので完全に防ぎきれる強度は想定していない。",
"part_type": "part",
"localID": 53
},
{
"title": "複合装甲版",
"description":
"装甲版は、鋼鉄とカーボンを重ねた複合装甲である。これによって鋼鉄のみの場合と比べて、軽量化するとともにより高い対貫通強度を獲得している。",
"part_type": "part",
"localID": 54
}
],
"localID": 51,
"expanded": true
}
],
"localID": 32,
"expanded": true
}
],
"expanded": true,
"localID": 0
}
]