*部品構造

-大部品: 星風藩国の孔明廟(司馬廟) RD:60 評価値:10
--大部品: 基本情報 RD:5 評価値:4
---部品: 概要
---部品: 位置
---部品: 廟について
---部品: 孔明先生が祀られている
---部品: お墓ではない
--大部品: 建物について RD:8 評価値:5
---部品: 静かで落ち着いた空気
---部品: 床面積
---部品: 建物はお堂
---部品: 平和な時は閉じられている扉
---部品: 屋根瓦がある
---部品: 花が咲いていることがある
---部品: 掃除や手入れは居住区自治会が行っている
---部品: 小さな石碑がある
--大部品: お堂の中の祭壇 RD:3 評価値:3
---部品: お堂の中には祭壇がある
---部品: 燭台と蝋燭
---部品: 祀られている宝物
--大部品: 孔明先生について RD:7 評価値:5
---部品: 50歳ほどの男性
---部品: 本当の名は司馬仲達
---部品: 首が180度回る?
---部品: クーリンガンとはライバル関係だった
---部品: 孔明の名声を守るために戦う仲達
---部品: フィーブル藩国に流れ着いた孔明先生
---部品: 絶望しているように見えて希望に溢れていた人物
--大部品: 孔明先生の言葉 RD:9 評価値:5
---部品: 「孔明という男は、無私の男よ。忠義に生きた、不世出の宰相よ。心優しき、民の盾よ」
---部品: 怪力乱神を語らず
---部品: 兵は神速を貴ぶ
---部品: 戦いは仕方なく始めるものであり恨まぬように
---部品: 晴耕雨読をもって良しとする
---部品: 敵は潰すのではく自滅させるべし
---部品: 第七世界人はただの人間だ
---部品: 民のことを考える心こそが国を治める上で肝要なり
---部品: 百戦して恩義という城を築いておいた
--大部品: 孔明先生の偉業 RD:7 評価値:5
---部品: 理想の孔明を演じた
---部品: フィーブルの民に農業と戦い方を教える
---部品: 中華料理を教える
---部品: 孔明灯を教える
---部品: I=Dも魔法も使わず戦った
---部品: フィーブル藩国でクーリンガンの軍勢と決戦を行った
---部品: 偉い人として語り継がれる孔明先生
--大部品: 召喚施設 RD:1 評価値:1
---部品: 召喚施設としての側面について
--大部品: 魔力と魔法の基本定義 RD:5 評価値:4
---部品: 魔力とは
---部品: とはいえ魔力にするのは難しい
---部品: 魔法とは
---部品: 術式の限界
---部品: 変換効率
--大部品: 信仰と盟約魔法 RD:15 評価値:6
---部品: 信仰とは
---部品: 差別の理由にはならない
---部品: 意味と力
---部品: 斜め上に
---部品: 儀式
---部品: ニューワールドでの信仰
---部品: 神、精霊、オーマ、仏……
---部品: 複数をあがめるものもいる
---大部品: 盟約魔法とは RD:7 評価値:5
----部品: 盟約魔法とは
----部品: 盟約魔法は盟約を結ばないといけない
----部品: 盟約魔法は信仰対象の力が届く範囲でないといけない
----部品: 加護
----部品: 盟約魔法が使えない信仰対象もいる
----部品: 神殿の強さが信仰対象の力になる
----部品: 信仰の強さ、信徒の数が信仰対象の力になる



*部品定義

**部品: 概要
孔明廟とは、かつてフィーブル藩国で善政を敷いた、孔明先生を祀る施設である。
星風藩国の国民の多くはフィーブル藩国からの移民であり、藩国の最初期に信心深い国民達の心の拠り所として、真っ先に孔明廟が建てられたという。
なお、孔明先生の正体が司馬仲達であるため、司馬廟という別名もあるが、こちらは一般には知られていないと思われる。

**部品: 位置
星風藩国の孔明廟(司馬廟)は、居住区の中央に位置している。正確には、中央よりもやや北寄りの位置にある。すぐ隣には中央集会場や中央広場があり、近くにはバス停もある。

**部品: 廟について
廟(びょう)とは、死者を祀るための宗教施設であり、親族の祖先の霊や、歴史的な偉業を成し遂げた人物の霊、または神仏を祀るためのものである。

**部品: 孔明先生が祀られている
星風藩国の孔明廟(司馬廟)で祀られているのは、かつてフィーブル藩国で善性を敷いて民を導き、当時ニューワールドで暴れていたクーリンガンと戦った、孔明先生と呼ばれて親しまれた人物である。
星風の民はフィーブル藩国からの移民なので、当然ながら多くの国民が信仰している。

**部品: お墓ではない
クーリンガン対策として召喚された孔明先生は、戦いの後、元いた世界に帰ったとされている。そのため、孔明廟(司馬廟)に孔明先生の遺体が眠っているわけではない。

**部品: 静かで落ち着いた空気
星風藩国の孔明廟(司馬廟)には、どこか物静かで落ち着いた空気が漂っている。孔明先生を敬う国民達の信仰心によって、小さいながらも神域のようになっているのかもしれない。

**部品: 床面積
孔明廟(司馬廟)の床面積は50平方メートルである。大雑把に縦横が7mの敷地を想像してみれば分かるが、そんなに大きい建物ではない。

**部品: 建物はお堂
星風藩国の孔明廟(司馬廟)は、建物の種類で言えば、1階建てのお堂である。
床面積も50平方mとあることから、寺に比べれば小さく、祠よりは大きい建物であることが想像できる。

**部品: 平和な時は閉じられている扉
星風藩国の孔明廟(司馬廟)の扉は、平和な時は閉じられており、国が危機になると開かれるという話である。

**部品: 屋根瓦がある
孔明廟(司馬廟)の屋根は瓦で出来ている。具体的には粘土瓦であり、耐久性や断熱性に優れているものの西国の建築様式から外れているが、これは孔明先生から伝えられた中国文化によるものだと思われる。

**部品: 花が咲いていることがある
孔明廟の近くには花が咲いていることがある。だからどうしたという話だが、信心深い設定国民には、花が揺れただけで何か異変があると察することもあり、実際そうだったケースもあった。

**部品: 掃除や手入れは居住区自治会が行っている
星風藩国の孔明廟(司馬廟)の掃除や、傷んだ箇所の手入れなどは、居住区自治会が行っている。
建物の修繕などが必要な場合、費用などは藩国政府に申請すれば補助が行われる。また、孔明廟に何か異変があれば藩国政府に連絡するようになっている。

**部品: 小さな石碑がある
孔明廟の前には、小さいながらも整った石碑があり、孔明先生がどんな人物でどんなことをしたかや、平時には扉を開けないように、などの文字が刻まれている。

**部品: お堂の中には祭壇がある
お堂の中には、お供え物をするための祭壇があり、さらにその祭壇の奥には、木と布で作られた孔明先生を模した人形が鎮座している。

**部品: 燭台と蝋燭
お堂の中は薄暗いこともあり、孔明先生を祀っている祭壇の近くには、青銅製の燭台と蝋燭が備え付けられている。

**部品: 祀られている宝物
星風藩国の孔明廟(司馬廟)には、孔明先生がフィーブル藩国にいた時に使っていた扇などの道具や日用品などが祀られている。素朴ながらも、孔明先生が実在した確かな証である。

**部品: 50歳ほどの男性
孔明先生は、50歳ほどの男性だったようである。
その目付きは鋭く、狼のような顔をした、どこか厳つい人物だったという話もあるが、孔明先生と呼ばれると優しく笑える、そんな人物でもあったようだ。

**部品: 本当の名は司馬仲達
フィーブル藩国で孔明先生として呼ばれて祀られている、彼の本当の姓と名を司馬懿、字(あざな)を仲達という。
実は彼は、当時ニューワールドで暴れていたクーリンガンと戦える存在として、帝国のシロ宰相によって召喚された存在であった。

**部品: 首が180度回る?
孔明先生には、首を180度回すことが出来る特技を持っていたという噂があるが、これは恐らく、狼が用心深く背後を振り返るように、警戒心が強く老獪なことを表現した噂だと思われる。

**部品: クーリンガンとはライバル関係だった
昔、ニューワールドで悪事を働いていたクーリンガンだが、彼の過去の姓と名を諸葛亮、字(あざな)を孔明という。
アンデッドになる前の孔明は、仲達とはライバル関係であった。そこでシロ宰相によって、クーリンガン対策として仲達が召喚されたわけである。

**部品: 孔明の名声を守るために戦う仲達
仲達は、かつてライバルであった孔明を実は高く評価しており、ニューワールドでのクーリンガンの悪事を知ると、孔明の名声を守るために、クーリンガンとの戦いを決意する。
「覚えておけ、孔明と言う男は見事な男よ。民を愛すること尋常でなく、清廉なること誰もかなわぬ」と、そう語っていたそうである。

**部品: フィーブル藩国に流れ着いた孔明先生
当時、政府が機能不全に陥っていたフィーブル藩国に流れ着いた仲達は、荒れ果てたフィーブル藩国を決戦場に見立てて孔明を名乗り、そこで善政を敷くこととなる。
星風藩国の国民達が尊敬する偉人であるところの孔明先生は、このようにして生まれたわけである。

**部品: 絶望しているように見えて希望に溢れていた人物
孔明先生は、ひどく絶望しているように見えるが、同時に希望にあふれているようだったという。
また、悲しみを知りつつも、それに拘泥しているようには見えなかったという話である。

**部品: 「孔明という男は、無私の男よ。忠義に生きた、不世出の宰相よ。心優しき、民の盾よ」
「孔明という男は、無私の男よ。忠義に生きた、不世出の宰相よ。心優しき、民の盾よ」
「それだけを覚えて立ち去るがよい」
「わしはそれを証明するためだけに、ここに来た」
孔明先生と呼ばれた男は、ただ孔明の名誉のために最初から最後まで戦ったのである。孔明という人物のことを、きっといつまでも星風の民は覚えているだろう。

**部品: 怪力乱神を語らず
過去、孔明先生は「怪力乱神を語らず」という言葉を何度か使っている。
怪力乱神とは、説明できないような怪しい力や、道徳に背くような不可思議なもののことであり、そういうものをみだりに語ったり触れたり願ったりしてはいけないよという意味である。
なお、これは魔法などのファンタジーの存在を否定しているのではなく、そういうものに頼らなくても出来ることはある、という意味合いで孔明先生は使ったと思われる。
それで実際に、魔法もI=Dも無しにクーリンガンの軍勢を倒したのだから、きっとその通りなのだろう。

**部品: 兵は神速を貴ぶ
「もっと早く、動くことだ。物事が動いてからでは、戦いには勝てぬ。勝てる間しか、戦いには勝てぬ」
これは、孔明先生がクーリンガンとの決戦直前に、第七世界人達に語った言葉である。
戦いに勝とうとするのであれば、迅速に動くことが勝利への鍵となる。また、出来事に対応して受動的に動くということは、相手に主導権(イニシアチブ)を奪われているということでもあるだろう。
まさに自分が勝てる状況を主導的に作って決戦に臨んだ孔明先生からの、重みのある言葉である。

**部品: 戦いは仕方なく始めるものであり恨まぬように
「恨みで戦うのは、やめておいたほうがいい。戦いは、やむにやまれずはじめるもの。好きこのんでやるものではない」
「いったいどれだけのものが好きでやっているのだ。……敵もそうだろうよ」
「だから恨むな。その気持ちこそが戦いを呼ぶ」
これは、孔明先生がクーリンガンの軍勢との決戦を前に、第七世界人達に語った言葉である。
孔明先生は、戦いとは、やりたくないがやらないと仕方がないので始めるものであって、これは敵も同じであり、だから恨むなと語っていた。難しいが重要な言葉である。

**部品: 晴耕雨読をもって良しとする
「雨が降れば本を読み、腫れれば耕す。魔法や天の力や怪力を語らず、願うこともない」
「それぐらいでいいのだ。人なんてものは」
「この戦い、ただの人間が勝つ。それがたむけだ。みておけ」
これは、孔明先生がクーリンガンの軍勢との決戦前に、第七世界人達に語った言葉である。
晴れた日には畑を耕し、雨の日には本を読む。怪しい力に頼らず、その時に出来ることをやって心穏やかに過ごす。人間はそれぐらいで良いのだと、孔明先生は語っていた。

**部品: 敵は潰すのではく自滅させるべし
「大軍がどうした」
「敵を破るなら、敵を潰すのではなく、敵を自滅させるのだ」
どんなものでも長所とは反対になる短所がある。大軍は連絡や連携が難しく、速すぎるものは曲がりにくく、巨人は小さなものには対応しづらい。
相手の強さは、そのまま弱さにも繋がっているので、相手の強さをもって相手を倒すべし、ということなのだろう。

**部品: 第七世界人はただの人間だ
「第7世界人がどうした。そんなものはただの人間だ」
これは孔明先生の言葉であり、不老で多少強い力を持った第七世界人であろうと、結局はただの人間であると理解していたことを示している。
ただの人間である以上、万能でも完全でもないということであり、第七世界人もそのことを充分に理解した上で、行動しなければならないだろう。

**部品: 民のことを考える心こそが国を治める上で肝要なり
”この信を受け取ること、まずは民を考えた上での施策と存じ上げる。”
”その心こそが、国を治める上での肝要なり。武帝、良く武力を用いるも、この肝要十分ならずんや、賢帝とはいいがたし”
上記の文章は、孔明先生からの信(手紙のこと)に書かれた文章である。当たり前のようで、しかし忘れてはならない重要な考えである。

**部品: 百戦して恩義という城を築いておいた
「孔明先生はこういうときなんと!?」
「この時のために百戦し、恩義という城を築いておいたと!」
「そうか!」
かつてフィーブル藩国に緑オーマの植物が攻めてきた際、設定国民から聞いた孔明先生の言葉である。
ここでいう恩義とは、他国との関係ではないかと思われる。他国との信頼関係は、頼りになる城にも等しい。またはそれ以上ではないだろうか。

**部品: 理想の孔明を演じた
孔明先生は、己の理想であり尊敬している、本物の孔明を演じていたようである。
己の心の中にある理想を体現しようとしていた孔明先生が、民にとっての善き人物であろうとしていたことは想像に難くない。

**部品: フィーブルの民に農業と戦い方を教える
荒れ果てたフィーブル藩国で、孔明先生は民に農業と戦い方を教えて、これを屯田兵とした。
なお、この屯田兵という制度は本物の孔明が生前に行っていたものであり、孔明先生が、本物の孔明のやり方でクーリンガンと戦おうとしたことが窺える。

**部品: 中華料理を教える
フィーブル藩国に今もある中華料理は、孔明先生が広めたものとされている。麺や饅頭などは、孔明先生こと仲達のいた時代や土地の食べ物である。
なお、この中華料理の文化は、フィーブル藩国からの移民である星風藩国の国民達の中でも息づいている。

**部品: 孔明灯を教える
孔明先生が教えたもののひとつに、孔明灯がある。籠と和紙と蝋燭で出来た熱気球であり、祭りなどで多くの国民達によって夜空に浮かび上がるその光景は、天に昇る星々のようであった。

**部品: I=Dも魔法も使わず戦った
孔明先生は、フィーブルの民を鍛え上げると軍勢化して、鍋の国などの他国に攻め入った。他国にはクーリンガンの高弟がいたので、これを打ち取るためだったと思われる。
この時、孔明軍はサイベリアンとも交戦していたようであるが、孔明軍はI=Dも魔法も使わず、ただの人間の力で勝利したという。

**部品: フィーブル藩国でクーリンガンの軍勢と決戦を行った
他の藩国に攻め入り、クーリンガンの高弟を打ち取った後、孔明軍はフィーブル藩国にクーリンガンの軍勢を引き込んで迎え撃ち、最後の決戦を行って、勝利した。
この時、他国から支援物資として食糧や生活資源、魔法の盾などが送られたが、魔法の力など必要ないとして、盾を断ったという。
ちなみに食料や生活資源は、その後、現在もあるフィーブル藩国の穀倉地帯の元となったという話である。

**部品: 偉い人として語り継がれる孔明先生
最後の決戦の時、孔明先生はフィーブルの民に、全てはクーリンガンと戦うための準備であったと告白したという。
「俺は戦うためにお前達に嘘をつき、今まで教えてきた」と。しかし、フィーブルの民はそのことについて語ることはなく、ただ、孔明先生は偉い人とだけ語り継いだ。
それこそが、フィーブル藩国の民にとっての真実だったのである。
長い時が流れて、フィーブル藩国からの移民である星風藩国の民の間でも、ずっと語り継がれることだろう。

**部品: 召喚施設としての側面について
星風藩国の孔明廟(司馬廟)には召喚施設としての側面があり、藩国が危機の時に、廟の影から孔明先生に縁のあるものが召喚されるという話があるが、その原理や詳細は不明である。

**部品: 魔力とは
魔法の源、エネルギー源である。魔力は高物理では細かい模様の集まり、あるいは情報集積体として認識される。HDDでも細胞のDNAでも、本来的には魔力になりうる。

**部品: とはいえ魔力にするのは難しい
どんなものでも魔力になりはするのだが、実際に魔力として引き出すのは難しい。分解して魔法をつかうためのエネルギーにするために変換術式が必要で、この変換術式を作成するのが異様に大変で、しかもわずかな変化で別式に変わってしまう。

**部品: 魔法とは
魔法とは魔力を変換して別の何かにする術式である。情報を別の力に変換するのが魔法と、言える。この変換が行われると情報は散逸してしまう。一回しか使えない魔法の巻物とか生贄などはこれである。

**部品: 術式の限界
魔法は魔力を変換する術式であるが、この時どんな魔力媒体をどのように変換するかを記述せねばならず(A式)さらに変換した効果を記述しないといけない(B式)この二つの式がないと不完全術式となる。不完全術式は世界を壊しうるので作ってはいけない。

**部品: 変換効率
魔法には変換効率があり、通常は1%もない。これはA式、B式両方で変換前、変換後の厳密な定義記述が必要なためである。水の変換術式では人体内の水分は扱えないし、それどころか川の水しか使えない、などありうる。汎用性の高いA式は変換効率が悪いわりに長くて複雑な式になる。

**部品: 信仰とは
信じて仰ぐことを信仰という。信じる事、尊敬すること、そしてこれらについて条件を持たないのが信仰である。信心は信じる心でこれまた文字の通りである。

**部品: 差別の理由にはならない
信仰は信じて仰ぐだけにしかすぎず、それがあるからと言って強くなったり悪くなったりするものではない。信仰を差別の理由にしないのはそういう背景がある。

**部品: 意味と力
信仰は似せる力を持つ。あるものに対して信じて仰げばそりゃ色々リスペクトを受けて似てくる部分もあるわけである。努力をなせばなおさらそうである。信仰自身に力はないかもしれないが、そこにあってそうあろうという意志と努力は実在するし、そこに力が発生する。

**部品: 斜め上に
信仰の効果はだいたい斜め上にでてくる。野球の神様を信仰していても野球がうまくなるとは限らないが、野球場に足を運ぶことは確実に増える。信仰の結果は完全対応するわけではないのだ。

**部品: 儀式
信仰には儀式や行事がついてまわるもので、どうかすると信仰そのものが消えても儀式が残ることはある。しかしそれを嘆くことはない。信仰が根付くとは、誰もが意識せずに従うことである。それが信じることなのだ。

**部品: ニューワールドでの信仰
ニューワールドでも信仰は盛んにおこなわれている。特に規制があるでもなく、人々も知的種族もめいめい勝手なものを信仰している。

**部品: 神、精霊、オーマ、仏……
信仰の多くが大いなる力を持つものになるものである。ニューワールドでも現実と同じく神、精霊、オーマ、仏、なんでも信仰対象になり、それらの実存や能力、名前にかかわらず信仰される。(信仰できる)これらにそれぞれの力の差はない。

**部品: 複数をあがめるものもいる
信仰を複数持つものもかなりいて、ニューワールドでは古代、もしくは現代さながらの多神教時代である。魔法が実存するニューワールドではなおさらであった。盟約魔法があったのである。

**部品: 盟約魔法とは
盟約魔法とは魔法の一つでA式、B式の記述、運用代行に信仰対象を用いることを言う。正確には、お願いして代わりに魔法を使ってもらうことを言う。

**部品: 盟約魔法は盟約を結ばないといけない
盟約魔法は盟約を結ばないといけない。通常は信仰対象の要求に答え、安くない代価を払って盟約を結ぶ。代価を払ってない、または払い続けていないと当然盟約魔法は使えなくなる。

**部品: 盟約魔法は信仰対象の力が届く範囲でないといけない
当たり前の話しながら、盟約魔法は信仰対象の力が届く範囲でないと行使することが出来ない。世界が違っても力が届くような存在は当然要求する対価も高くなる。

**部品: 加護
盟約を結んでいなくても信仰対象が力を貸すことがある。これを加護、という。加護は一方的であって狙って得られるものでもない。

**部品: 盟約魔法が使えない信仰対象もいる
考えがあったり実存がなかったり、単純に力がなかったりで盟約魔法が使えない信仰対象もいる。盟約魔法の有無そのものは信仰といささかの関係もない。

**部品: 神殿の強さが信仰対象の力になる
神殿の強さは一般に信仰対象の力になり、また力の及ぶ範囲を規定することにもなる。神殿が強力なほど、遠くまで力は届く。

**部品: 信仰の強さ、信徒の数が信仰対象の力になる
一般論として信仰の強さや、信徒の数が多いほど、信仰対象の力になり、遠くまで力が届き、盟約魔法も強くなる。



*提出書式

  大部品: 星風藩国の孔明廟(司馬廟) RD:60 評価値:10
  -大部品: 基本情報 RD:5 評価値:4
  --部品: 概要
  --部品: 位置
  --部品: 廟について
  --部品: 孔明先生が祀られている
  --部品: お墓ではない
  -大部品: 建物について RD:8 評価値:5
  --部品: 静かで落ち着いた空気
  --部品: 床面積
  --部品: 建物はお堂
  --部品: 平和な時は閉じられている扉
  --部品: 屋根瓦がある
  --部品: 花が咲いていることがある
  --部品: 掃除や手入れは居住区自治会が行っている
  --部品: 小さな石碑がある
  -大部品: お堂の中の祭壇 RD:3 評価値:3
  --部品: お堂の中には祭壇がある
  --部品: 燭台と蝋燭
  --部品: 祀られている宝物
  -大部品: 孔明先生について RD:7 評価値:5
  --部品: 50歳ほどの男性
  --部品: 本当の名は司馬仲達
  --部品: 首が180度回る?
  --部品: クーリンガンとはライバル関係だった
  --部品: 孔明の名声を守るために戦う仲達
  --部品: フィーブル藩国に流れ着いた孔明先生
  --部品: 絶望しているように見えて希望に溢れていた人物
  -大部品: 孔明先生の言葉 RD:9 評価値:5
  --部品: 「孔明という男は、無私の男よ。忠義に生きた、不世出の宰相よ。心優しき、民の盾よ」
  --部品: 怪力乱神を語らず
  --部品: 兵は神速を貴ぶ
  --部品: 戦いは仕方なく始めるものであり恨まぬように
  --部品: 晴耕雨読をもって良しとする
  --部品: 敵は潰すのではく自滅させるべし
  --部品: 第七世界人はただの人間だ
  --部品: 民のことを考える心こそが国を治める上で肝要なり
  --部品: 百戦して恩義という城を築いておいた
  -大部品: 孔明先生の偉業 RD:7 評価値:5
  --部品: 理想の孔明を演じた
  --部品: フィーブルの民に農業と戦い方を教える
  --部品: 中華料理を教える
  --部品: 孔明灯を教える
  --部品: I=Dも魔法も使わず戦った
  --部品: フィーブル藩国でクーリンガンの軍勢と決戦を行った
  --部品: 偉い人として語り継がれる孔明先生
  -大部品: 召喚施設 RD:1 評価値:1
  --部品: 召喚施設としての側面について
  -大部品: 魔力と魔法の基本定義 RD:5 評価値:4
  --部品: 魔力とは
  --部品: とはいえ魔力にするのは難しい
  --部品: 魔法とは
  --部品: 術式の限界
  --部品: 変換効率
  -大部品: 信仰と盟約魔法 RD:15 評価値:6
  --部品: 信仰とは
  --部品: 差別の理由にはならない
  --部品: 意味と力
  --部品: 斜め上に
  --部品: 儀式
  --部品: ニューワールドでの信仰
  --部品: 神、精霊、オーマ、仏……
  --部品: 複数をあがめるものもいる
  --大部品: 盟約魔法とは RD:7 評価値:5
  ---部品: 盟約魔法とは
  ---部品: 盟約魔法は盟約を結ばないといけない
  ---部品: 盟約魔法は信仰対象の力が届く範囲でないといけない
  ---部品: 加護
  ---部品: 盟約魔法が使えない信仰対象もいる
  ---部品: 神殿の強さが信仰対象の力になる
  ---部品: 信仰の強さ、信徒の数が信仰対象の力になる
 
 
  部品: 概要
  孔明廟とは、かつてフィーブル藩国で善政を敷いた、孔明先生を祀る施設である。
  星風藩国の国民の多くはフィーブル藩国からの移民であり、藩国の最初期に信心深い国民達の心の拠り所として、真っ先に孔明廟が建てられたという。
  なお、孔明先生の正体が司馬仲達であるため、司馬廟という別名もあるが、こちらは一般には知られていないと思われる。
 
  部品: 位置
  星風藩国の孔明廟(司馬廟)は、居住区の中央に位置している。正確には、中央よりもやや北寄りの位置にある。すぐ隣には中央集会場や中央広場があり、近くにはバス停もある。
 
  部品: 廟について
  廟(びょう)とは、死者を祀るための宗教施設であり、親族の祖先の霊や、歴史的な偉業を成し遂げた人物の霊、または神仏を祀るためのものである。
 
  部品: 孔明先生が祀られている
  星風藩国の孔明廟(司馬廟)で祀られているのは、かつてフィーブル藩国で善性を敷いて民を導き、当時ニューワールドで暴れていたクーリンガンと戦った、孔明先生と呼ばれて親しまれた人物である。
  星風の民はフィーブル藩国からの移民なので、当然ながら多くの国民が信仰している。
 
  部品: お墓ではない
  クーリンガン対策として召喚された孔明先生は、戦いの後、元いた世界に帰ったとされている。そのため、孔明廟(司馬廟)に孔明先生の遺体が眠っているわけではない。
 
  部品: 静かで落ち着いた空気
  星風藩国の孔明廟(司馬廟)には、どこか物静かで落ち着いた空気が漂っている。孔明先生を敬う国民達の信仰心によって、小さいながらも神域のようになっているのかもしれない。
 
  部品: 床面積
  孔明廟(司馬廟)の床面積は50平方メートルである。大雑把に縦横が7mの敷地を想像してみれば分かるが、そんなに大きい建物ではない。
 
  部品: 建物はお堂
  星風藩国の孔明廟(司馬廟)は、建物の種類で言えば、1階建てのお堂である。
  床面積も50平方mとあることから、寺に比べれば小さく、祠よりは大きい建物であることが想像できる。
 
  部品: 平和な時は閉じられている扉
  星風藩国の孔明廟(司馬廟)の扉は、平和な時は閉じられており、国が危機になると開かれるという話である。
 
  部品: 屋根瓦がある
  孔明廟(司馬廟)の屋根は瓦で出来ている。具体的には粘土瓦であり、耐久性や断熱性に優れているものの西国の建築様式から外れているが、これは孔明先生から伝えられた中国文化によるものだと思われる。
 
  部品: 花が咲いていることがある
  孔明廟の近くには花が咲いていることがある。だからどうしたという話だが、信心深い設定国民には、花が揺れただけで何か異変があると察することもあり、実際そうだったケースもあった。
 
  部品: 掃除や手入れは居住区自治会が行っている
  星風藩国の孔明廟(司馬廟)の掃除や、傷んだ箇所の手入れなどは、居住区自治会が行っている。
  建物の修繕などが必要な場合、費用などは藩国政府に申請すれば補助が行われる。また、孔明廟に何か異変があれば藩国政府に連絡するようになっている。
 
  部品: 小さな石碑がある
  孔明廟の前には、小さいながらも整った石碑があり、孔明先生がどんな人物でどんなことをしたかや、平時には扉を開けないように、などの文字が刻まれている。
 
  部品: お堂の中には祭壇がある
  お堂の中には、お供え物をするための祭壇があり、さらにその祭壇の奥には、木と布で作られた孔明先生を模した人形が鎮座している。
 
  部品: 燭台と蝋燭
  お堂の中は薄暗いこともあり、孔明先生を祀っている祭壇の近くには、青銅製の燭台と蝋燭が備え付けられている。
 
  部品: 祀られている宝物
  星風藩国の孔明廟(司馬廟)には、孔明先生がフィーブル藩国にいた時に使っていた扇などの道具や日用品などが祀られている。素朴ながらも、孔明先生が実在した確かな証である。
 
  部品: 50歳ほどの男性
  孔明先生は、50歳ほどの男性だったようである。
  その目付きは鋭く、狼のような顔をした、どこか厳つい人物だったという話もあるが、孔明先生と呼ばれると優しく笑える、そんな人物でもあったようだ。
 
  部品: 本当の名は司馬仲達
  フィーブル藩国で孔明先生として呼ばれて祀られている、彼の本当の姓と名を司馬懿、字(あざな)を仲達という。
  実は彼は、当時ニューワールドで暴れていたクーリンガンと戦える存在として、帝国のシロ宰相によって召喚された存在であった。
 
  部品: 首が180度回る?
  孔明先生には、首を180度回すことが出来る特技を持っていたという噂があるが、これは恐らく、狼が用心深く背後を振り返るように、警戒心が強く老獪なことを表現した噂だと思われる。
 
  部品: クーリンガンとはライバル関係だった
  昔、ニューワールドで悪事を働いていたクーリンガンだが、彼の過去の姓と名を諸葛亮、字(あざな)を孔明という。
  アンデッドになる前の孔明は、仲達とはライバル関係であった。そこでシロ宰相によって、クーリンガン対策として仲達が召喚されたわけである。
 
  部品: 孔明の名声を守るために戦う仲達
  仲達は、かつてライバルであった孔明を実は高く評価しており、ニューワールドでのクーリンガンの悪事を知ると、孔明の名声を守るために、クーリンガンとの戦いを決意する。
  「覚えておけ、孔明と言う男は見事な男よ。民を愛すること尋常でなく、清廉なること誰もかなわぬ」と、そう語っていたそうである。
 
  部品: フィーブル藩国に流れ着いた孔明先生
  当時、政府が機能不全に陥っていたフィーブル藩国に流れ着いた仲達は、荒れ果てたフィーブル藩国を決戦場に見立てて孔明を名乗り、そこで善政を敷くこととなる。
  星風藩国の国民達が尊敬する偉人であるところの孔明先生は、このようにして生まれたわけである。
 
  部品: 絶望しているように見えて希望に溢れていた人物
  孔明先生は、ひどく絶望しているように見えるが、同時に希望にあふれているようだったという。
  また、悲しみを知りつつも、それに拘泥しているようには見えなかったという話である。
 
  部品: 「孔明という男は、無私の男よ。忠義に生きた、不世出の宰相よ。心優しき、民の盾よ」
  「孔明という男は、無私の男よ。忠義に生きた、不世出の宰相よ。心優しき、民の盾よ」
  「それだけを覚えて立ち去るがよい」
  「わしはそれを証明するためだけに、ここに来た」
  孔明先生と呼ばれた男は、ただ孔明の名誉のために最初から最後まで戦ったのである。孔明という人物のことを、きっといつまでも星風の民は覚えているだろう。
 
  部品: 怪力乱神を語らず
  過去、孔明先生は「怪力乱神を語らず」という言葉を何度か使っている。
  怪力乱神とは、説明できないような怪しい力や、道徳に背くような不可思議なもののことであり、そういうものをみだりに語ったり触れたり願ったりしてはいけないよという意味である。
  なお、これは魔法などのファンタジーの存在を否定しているのではなく、そういうものに頼らなくても出来ることはある、という意味合いで孔明先生は使ったと思われる。
  それで実際に、魔法もI=Dも無しにクーリンガンの軍勢を倒したのだから、きっとその通りなのだろう。
 
  部品: 兵は神速を貴ぶ
  「もっと早く、動くことだ。物事が動いてからでは、戦いには勝てぬ。勝てる間しか、戦いには勝てぬ」
  これは、孔明先生がクーリンガンとの決戦直前に、第七世界人達に語った言葉である。
  戦いに勝とうとするのであれば、迅速に動くことが勝利への鍵となる。また、出来事に対応して受動的に動くということは、相手に主導権(イニシアチブ)を奪われているということでもあるだろう。
  まさに自分が勝てる状況を主導的に作って決戦に臨んだ孔明先生からの、重みのある言葉である。
 
  部品: 戦いは仕方なく始めるものであり恨まぬように
  「恨みで戦うのは、やめておいたほうがいい。戦いは、やむにやまれずはじめるもの。好きこのんでやるものではない」
  「いったいどれだけのものが好きでやっているのだ。……敵もそうだろうよ」
  「だから恨むな。その気持ちこそが戦いを呼ぶ」
  これは、孔明先生がクーリンガンの軍勢との決戦を前に、第七世界人達に語った言葉である。
  孔明先生は、戦いとは、やりたくないがやらないと仕方がないので始めるものであって、これは敵も同じであり、だから恨むなと語っていた。難しいが重要な言葉である。
 
  部品: 晴耕雨読をもって良しとする
  「雨が降れば本を読み、腫れれば耕す。魔法や天の力や怪力を語らず、願うこともない」
  「それぐらいでいいのだ。人なんてものは」
  「この戦い、ただの人間が勝つ。それがたむけだ。みておけ」
  これは、孔明先生がクーリンガンの軍勢との決戦前に、第七世界人達に語った言葉である。
  晴れた日には畑を耕し、雨の日には本を読む。怪しい力に頼らず、その時に出来ることをやって心穏やかに過ごす。人間はそれぐらいで良いのだと、孔明先生は語っていた。
 
  部品: 敵は潰すのではく自滅させるべし
  「大軍がどうした」
  「敵を破るなら、敵を潰すのではなく、敵を自滅させるのだ」
  どんなものでも長所とは反対になる短所がある。大軍は連絡や連携が難しく、速すぎるものは曲がりにくく、巨人は小さなものには対応しづらい。
  相手の強さは、そのまま弱さにも繋がっているので、相手の強さをもって相手を倒すべし、ということなのだろう。
 
  部品: 第七世界人はただの人間だ
  「第7世界人がどうした。そんなものはただの人間だ」
  これは孔明先生の言葉であり、不老で多少強い力を持った第七世界人であろうと、結局はただの人間であると理解していたことを示している。
  ただの人間である以上、万能でも完全でもないということであり、第七世界人もそのことを充分に理解した上で、行動しなければならないだろう。
 
  部品: 民のことを考える心こそが国を治める上で肝要なり
  ”この信を受け取ること、まずは民を考えた上での施策と存じ上げる。”
  ”その心こそが、国を治める上での肝要なり。武帝、良く武力を用いるも、この肝要十分ならずんや、賢帝とはいいがたし”
  上記の文章は、孔明先生からの信(手紙のこと)に書かれた文章である。当たり前のようで、しかし忘れてはならない重要な考えである。
 
  部品: 百戦して恩義という城を築いておいた
  「孔明先生はこういうときなんと!?」
  「この時のために百戦し、恩義という城を築いておいたと!」
  「そうか!」
  かつてフィーブル藩国に緑オーマの植物が攻めてきた際、設定国民から聞いた孔明先生の言葉である。
  ここでいう恩義とは、他国との関係ではないかと思われる。他国との信頼関係は、頼りになる城にも等しい。またはそれ以上ではないだろうか。
 
  部品: 理想の孔明を演じた
  孔明先生は、己の理想であり尊敬している、本物の孔明を演じていたようである。
  己の心の中にある理想を体現しようとしていた孔明先生が、民にとっての善き人物であろうとしていたことは想像に難くない。
 
  部品: フィーブルの民に農業と戦い方を教える
  荒れ果てたフィーブル藩国で、孔明先生は民に農業と戦い方を教えて、これを屯田兵とした。
  なお、この屯田兵という制度は本物の孔明が生前に行っていたものであり、孔明先生が、本物の孔明のやり方でクーリンガンと戦おうとしたことが窺える。
 
  部品: 中華料理を教える
  フィーブル藩国に今もある中華料理は、孔明先生が広めたものとされている。麺や饅頭などは、孔明先生こと仲達のいた時代や土地の食べ物である。
  なお、この中華料理の文化は、フィーブル藩国からの移民である星風藩国の国民達の中でも息づいている。
 
  部品: 孔明灯を教える
  孔明先生が教えたもののひとつに、孔明灯がある。籠と和紙と蝋燭で出来た熱気球であり、祭りなどで多くの国民達によって夜空に浮かび上がるその光景は、天に昇る星々のようであった。
 
  部品: I=Dも魔法も使わず戦った
  孔明先生は、フィーブルの民を鍛え上げると軍勢化して、鍋の国などの他国に攻め入った。他国にはクーリンガンの高弟がいたので、これを打ち取るためだったと思われる。
  この時、孔明軍はサイベリアンとも交戦していたようであるが、孔明軍はI=Dも魔法も使わず、ただの人間の力で勝利したという。
 
  部品: フィーブル藩国でクーリンガンの軍勢と決戦を行った
  他の藩国に攻め入り、クーリンガンの高弟を打ち取った後、孔明軍はフィーブル藩国にクーリンガンの軍勢を引き込んで迎え撃ち、最後の決戦を行って、勝利した。
  この時、他国から支援物資として食糧や生活資源、魔法の盾などが送られたが、魔法の力など必要ないとして、盾を断ったという。
  ちなみに食料や生活資源は、その後、現在もあるフィーブル藩国の穀倉地帯の元となったという話である。
 
  部品: 偉い人として語り継がれる孔明先生
  最後の決戦の時、孔明先生はフィーブルの民に、全てはクーリンガンと戦うための準備であったと告白したという。
  「俺は戦うためにお前達に嘘をつき、今まで教えてきた」と。しかし、フィーブルの民はそのことについて語ることはなく、ただ、孔明先生は偉い人とだけ語り継いだ。
  それこそが、フィーブル藩国の民にとっての真実だったのである。
  長い時が流れて、フィーブル藩国からの移民である星風藩国の民の間でも、ずっと語り継がれることだろう。
 
  部品: 召喚施設としての側面について
  星風藩国の孔明廟(司馬廟)には召喚施設としての側面があり、藩国が危機の時に、廟の影から孔明先生に縁のあるものが召喚されるという話があるが、その原理や詳細は不明である。
 
  部品: 魔力とは
  魔法の源、エネルギー源である。魔力は高物理では細かい模様の集まり、あるいは情報集積体として認識される。HDDでも細胞のDNAでも、本来的には魔力になりうる。
 
  部品: とはいえ魔力にするのは難しい
  どんなものでも魔力になりはするのだが、実際に魔力として引き出すのは難しい。分解して魔法をつかうためのエネルギーにするために変換術式が必要で、この変換術式を作成するのが異様に大変で、しかもわずかな変化で別式に変わってしまう。
 
  部品: 魔法とは
  魔法とは魔力を変換して別の何かにする術式である。情報を別の力に変換するのが魔法と、言える。この変換が行われると情報は散逸してしまう。一回しか使えない魔法の巻物とか生贄などはこれである。
 
  部品: 術式の限界
  魔法は魔力を変換する術式であるが、この時どんな魔力媒体をどのように変換するかを記述せねばならず(A式)さらに変換した効果を記述しないといけない(B式)この二つの式がないと不完全術式となる。不完全術式は世界を壊しうるので作ってはいけない。
 
  部品: 変換効率
  魔法には変換効率があり、通常は1%もない。これはA式、B式両方で変換前、変換後の厳密な定義記述が必要なためである。水の変換術式では人体内の水分は扱えないし、それどころか川の水しか使えない、などありうる。汎用性の高いA式は変換効率が悪いわりに長くて複雑な式になる。
 
  部品: 信仰とは
  信じて仰ぐことを信仰という。信じる事、尊敬すること、そしてこれらについて条件を持たないのが信仰である。信心は信じる心でこれまた文字の通りである。
 
  部品: 差別の理由にはならない
  信仰は信じて仰ぐだけにしかすぎず、それがあるからと言って強くなったり悪くなったりするものではない。信仰を差別の理由にしないのはそういう背景がある。
 
  部品: 意味と力
  信仰は似せる力を持つ。あるものに対して信じて仰げばそりゃ色々リスペクトを受けて似てくる部分もあるわけである。努力をなせばなおさらそうである。信仰自身に力はないかもしれないが、そこにあってそうあろうという意志と努力は実在するし、そこに力が発生する。
 
  部品: 斜め上に
  信仰の効果はだいたい斜め上にでてくる。野球の神様を信仰していても野球がうまくなるとは限らないが、野球場に足を運ぶことは確実に増える。信仰の結果は完全対応するわけではないのだ。
 
  部品: 儀式
  信仰には儀式や行事がついてまわるもので、どうかすると信仰そのものが消えても儀式が残ることはある。しかしそれを嘆くことはない。信仰が根付くとは、誰もが意識せずに従うことである。それが信じることなのだ。
 
  部品: ニューワールドでの信仰
  ニューワールドでも信仰は盛んにおこなわれている。特に規制があるでもなく、人々も知的種族もめいめい勝手なものを信仰している。
 
  部品: 神、精霊、オーマ、仏……
  信仰の多くが大いなる力を持つものになるものである。ニューワールドでも現実と同じく神、精霊、オーマ、仏、なんでも信仰対象になり、それらの実存や能力、名前にかかわらず信仰される。(信仰できる)これらにそれぞれの力の差はない。
 
  部品: 複数をあがめるものもいる
  信仰を複数持つものもかなりいて、ニューワールドでは古代、もしくは現代さながらの多神教時代である。魔法が実存するニューワールドではなおさらであった。盟約魔法があったのである。
 
  部品: 盟約魔法とは
  盟約魔法とは魔法の一つでA式、B式の記述、運用代行に信仰対象を用いることを言う。正確には、お願いして代わりに魔法を使ってもらうことを言う。
 
  部品: 盟約魔法は盟約を結ばないといけない
  盟約魔法は盟約を結ばないといけない。通常は信仰対象の要求に答え、安くない代価を払って盟約を結ぶ。代価を払ってない、または払い続けていないと当然盟約魔法は使えなくなる。
 
  部品: 盟約魔法は信仰対象の力が届く範囲でないといけない
  当たり前の話しながら、盟約魔法は信仰対象の力が届く範囲でないと行使することが出来ない。世界が違っても力が届くような存在は当然要求する対価も高くなる。
 
  部品: 加護
  盟約を結んでいなくても信仰対象が力を貸すことがある。これを加護、という。加護は一方的であって狙って得られるものでもない。
 
  部品: 盟約魔法が使えない信仰対象もいる
  考えがあったり実存がなかったり、単純に力がなかったりで盟約魔法が使えない信仰対象もいる。盟約魔法の有無そのものは信仰といささかの関係もない。
 
  部品: 神殿の強さが信仰対象の力になる
  神殿の強さは一般に信仰対象の力になり、また力の及ぶ範囲を規定することにもなる。神殿が強力なほど、遠くまで力は届く。
 
  部品: 信仰の強さ、信徒の数が信仰対象の力になる
  一般論として信仰の強さや、信徒の数が多いほど、信仰対象の力になり、遠くまで力が届き、盟約魔法も強くなる。
 
 


*インポート用定義データ

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              "description": "「雨が降れば本を読み、腫れれば耕す。魔法や天の力や怪力を語らず、願うこともない」\n「それぐらいでいいのだ。人なんてものは」\n「この戦い、ただの人間が勝つ。それがたむけだ。みておけ」\nこれは、孔明先生がクーリンガンの軍勢との決戦前に、第七世界人達に語った言葉である。\n晴れた日には畑を耕し、雨の日には本を読む。怪しい力に頼らず、その時に出来ることをやって心穏やかに過ごす。人間はそれぐらいで良いのだと、孔明先生は語っていた。",
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            {
              "title": "敵は潰すのではく自滅させるべし",
              "description": "「大軍がどうした」\n「敵を破るなら、敵を潰すのではなく、敵を自滅させるのだ」\nどんなものでも長所とは反対になる短所がある。大軍は連絡や連携が難しく、速すぎるものは曲がりにくく、巨人は小さなものには対応しづらい。\n相手の強さは、そのまま弱さにも繋がっているので、相手の強さをもって相手を倒すべし、ということなのだろう。",
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            {
              "title": "第七世界人はただの人間だ",
              "description": "「第7世界人がどうした。そんなものはただの人間だ」\nこれは孔明先生の言葉であり、不老で多少強い力を持った第七世界人であろうと、結局はただの人間であると理解していたことを示している。\nただの人間である以上、万能でも完全でもないということであり、第七世界人もそのことを充分に理解した上で、行動しなければならないだろう。",
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            },
            {
              "title": "民のことを考える心こそが国を治める上で肝要なり",
              "description": "”この信を受け取ること、まずは民を考えた上での施策と存じ上げる。”\n”その心こそが、国を治める上での肝要なり。武帝、良く武力を用いるも、この肝要十分ならずんや、賢帝とはいいがたし”\n上記の文章は、孔明先生からの信(手紙のこと)に書かれた文章である。当たり前のようで、しかし忘れてはならない重要な考えである。",
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            {
              "title": "百戦して恩義という城を築いておいた",
              "description": "「孔明先生はこういうときなんと!?」\n「この時のために百戦し、恩義という城を築いておいたと!」\n「そうか!」\nかつてフィーブル藩国に緑オーマの植物が攻めてきた際、設定国民から聞いた孔明先生の言葉である。\nここでいう恩義とは、他国との関係ではないかと思われる。他国との信頼関係は、頼りになる城にも等しい。またはそれ以上ではないだろうか。",
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          "title": "孔明先生の偉業",
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            {
              "title": "理想の孔明を演じた",
              "description": "孔明先生は、己の理想であり尊敬している、本物の孔明を演じていたようである。\n己の心の中にある理想を体現しようとしていた孔明先生が、民にとっての善き人物であろうとしていたことは想像に難くない。",
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            {
              "title": "フィーブルの民に農業と戦い方を教える",
              "description": "荒れ果てたフィーブル藩国で、孔明先生は民に農業と戦い方を教えて、これを屯田兵とした。\nなお、この屯田兵という制度は本物の孔明が生前に行っていたものであり、孔明先生が、本物の孔明のやり方でクーリンガンと戦おうとしたことが窺える。",
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            {
              "title": "中華料理を教える",
              "description": "フィーブル藩国に今もある中華料理は、孔明先生が広めたものとされている。麺や饅頭などは、孔明先生こと仲達のいた時代や土地の食べ物である。\nなお、この中華料理の文化は、フィーブル藩国からの移民である星風藩国の国民達の中でも息づいている。",
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            {
              "title": "孔明灯を教える",
              "description": "孔明先生が教えたもののひとつに、孔明灯がある。籠と和紙と蝋燭で出来た熱気球であり、祭りなどで多くの国民達によって夜空に浮かび上がるその光景は、天に昇る星々のようであった。",
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            {
              "title": "I=Dも魔法も使わず戦った",
              "description": "孔明先生は、フィーブルの民を鍛え上げると軍勢化して、鍋の国などの他国に攻め入った。他国にはクーリンガンの高弟がいたので、これを打ち取るためだったと思われる。\nこの時、孔明軍はサイベリアンとも交戦していたようであるが、孔明軍はI=Dも魔法も使わず、ただの人間の力で勝利したという。",
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            {
              "title": "フィーブル藩国でクーリンガンの軍勢と決戦を行った",
              "description": "他の藩国に攻め入り、クーリンガンの高弟を打ち取った後、孔明軍はフィーブル藩国にクーリンガンの軍勢を引き込んで迎え撃ち、最後の決戦を行って、勝利した。\nこの時、他国から支援物資として食糧や生活資源、魔法の盾などが送られたが、魔法の力など必要ないとして、盾を断ったという。\nちなみに食料や生活資源は、その後、現在もあるフィーブル藩国の穀倉地帯の元となったという話である。",
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            {
              "title": "偉い人として語り継がれる孔明先生",
              "description": "最後の決戦の時、孔明先生はフィーブルの民に、全てはクーリンガンと戦うための準備であったと告白したという。\n「俺は戦うためにお前達に嘘をつき、今まで教えてきた」と。しかし、フィーブルの民はそのことについて語ることはなく、ただ、孔明先生は偉い人とだけ語り継いだ。\nそれこそが、フィーブル藩国の民にとっての真実だったのである。\n長い時が流れて、フィーブル藩国からの移民である星風藩国の民の間でも、ずっと語り継がれることだろう。",
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          "title": "召喚施設",
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              "title": "召喚施設としての側面について",
              "description": "星風藩国の孔明廟(司馬廟)には召喚施設としての側面があり、藩国が危機の時に、廟の影から孔明先生に縁のあるものが召喚されるという話があるが、その原理や詳細は不明である。",
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          "title": "魔力と魔法の基本定義",
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              "title": "魔力とは",
              "description": "魔法の源、エネルギー源である。魔力は高物理では細かい模様の集まり、あるいは情報集積体として認識される。HDDでも細胞のDNAでも、本来的には魔力になりうる。",
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              "title": "とはいえ魔力にするのは難しい",
              "description": "どんなものでも魔力になりはするのだが、実際に魔力として引き出すのは難しい。分解して魔法をつかうためのエネルギーにするために変換術式が必要で、この変換術式を作成するのが異様に大変で、しかもわずかな変化で別式に変わってしまう。",
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              "title": "魔法とは",
              "description": "魔法とは魔力を変換して別の何かにする術式である。情報を別の力に変換するのが魔法と、言える。この変換が行われると情報は散逸してしまう。一回しか使えない魔法の巻物とか生贄などはこれである。",
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              "title": "術式の限界",
              "description": "魔法は魔力を変換する術式であるが、この時どんな魔力媒体をどのように変換するかを記述せねばならず(A式)さらに変換した効果を記述しないといけない(B式)この二つの式がないと不完全術式となる。不完全術式は世界を壊しうるので作ってはいけない。",
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              "title": "変換効率",
              "description": "魔法には変換効率があり、通常は1%もない。これはA式、B式両方で変換前、変換後の厳密な定義記述が必要なためである。水の変換術式では人体内の水分は扱えないし、それどころか川の水しか使えない、などありうる。汎用性の高いA式は変換効率が悪いわりに長くて複雑な式になる。",
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              "description": "信仰は似せる力を持つ。あるものに対して信じて仰げばそりゃ色々リスペクトを受けて似てくる部分もあるわけである。努力をなせばなおさらそうである。信仰自身に力はないかもしれないが、そこにあってそうあろうという意志と努力は実在するし、そこに力が発生する。",
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                  "description": "当たり前の話しながら、盟約魔法は信仰対象の力が届く範囲でないと行使することが出来ない。世界が違っても力が届くような存在は当然要求する対価も高くなる。",
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