*部品構造
-大部品: 星風藩国の農業区(食糧生産地) RD:59 評価値:10
--部品: 国民の食生活を支える生産地
--部品: 居住区の東に農業区がある
--部品: 食糧確保の必要性や歴史
--部品: 農地の開墾や灌漑作業について
--部品: 畜産との関係
--部品: 麻薬原料は栽培禁止
--大部品: 食糧生産地 RD:19 評価値:7
---大部品: 生産する作物の選定 RD:5 評価値:4
----部品: 季節に合った作付け
----部品: 環境にあった品種
----部品: 救荒作物
----部品: 穀物畑
----部品: 根菜畑
---大部品: 連作障害対策 RD:5 評価値:4
----部品: 土壌診断
----部品: 有機物の投入
----部品: 湛水
----部品: 輪作での対応
----部品: 藩国の環境に適した対応
---大部品: 害獣・害虫対策 RD:6 評価値:4
----部品: 害獣・害虫の定義
----部品: 害獣除けの工夫
----部品: 害虫除けの知識
----部品: 獣・虫よけの薬品
----部品: 直接駆除をする
----部品: 畑の監視体制
---部品: 農地管理
---部品: 一時保管倉庫
---部品: 食糧生産地の流用実績
--大部品: 農業区で収穫できる主な作物 RD:13 評価値:6
---部品: 小麦
---部品: 大麦
---部品: トウモロコシ
---部品: サトウキビ
---部品: トマト
---部品: ニンニク・ネギ・タマネギ
---部品: スイカ・メロン・ブドウ
---部品: デーツ
---部品: 唐辛子
---部品: ゴマ
---部品: そら豆や大豆
---部品: 陸稲(りくとう)
---部品: ホップ
--大部品: 星風藩国の水はどこから来るのか? RD:2 評価値:2
---部品: 雨が降る七天山脈
---部品: 七天山脈の地下水について
--大部品: 農業区の設備や灌漑 RD:19 評価値:7
---部品: 西国における水の重要性
---部品: 農業区の防風林
---部品: マルチ材
---部品: 防虫(鳥よけ)ネット
---部品: ビニールハウス
---大部品: 農業用水路 RD:3 評価値:3
----部品: 農業用水路の設置について
----部品: コンクリートの水路
----部品: 小さな水門
---大部品: 星風藩国の点滴灌漑 RD:11 評価値:6
----部品: 点滴灌漑について
----部品: ポンプ
----部品: コントロール装置
----部品: ソーラーパネル
----部品: バルブ付きの配管
----部品: フィルターで濾過
----部品: 肥液混入装置
----部品: 逆流防止装置
----部品: 点滴チューブ
----部品: エミッター
----部品: 作物によっては地中に埋める
*部品定義
**部品: 国民の食生活を支える生産地
星風藩国の農業区は、七天山脈から流れる龍猫川(龍星川と猫風川)を利用した農地である。主に星風農業協会に所属する農業従事者達が、農水局や水道局と連携して農業機械化センターなどを利用しつつ農業を行っている。また、鶏や羊などの畜産業も農業と比較して小規模ながら行われている。その他に、花卉栽培なども行われており、星風藩国で販売される花々が育てられている。
**部品: 居住区の東に農業区がある
星風藩国の農業区は、七天山脈を水源とする龍星川と猫風川に囲まれた、居住区から東の地域に位置している。東の砂漠と近くもあるが、猫風川を境に自然が豊かで、土壌の状態も良好だったのである。
**部品: 食糧確保の必要性や歴史
星風藩国の最初期、食料は隣国フィーブル藩国からの輸入に頼る予定だったが、そのまま全面的に輸入頼みを続けるとフィーブル藩国の食料の枯渇や価格の高騰などが懸念されるため、星風藩国でも食料を生産しようということになった。
**部品: 農地の開墾や灌漑作業について
分家独立の最初期、元はフィーブル藩国からの移民である星風藩国の国民達は、元農家の出身が多く、そのためか農地の開墾や灌漑作業どは比較的早く進んだ。農業技術は以前からの技術がほぼそのまま使えたのである。
**部品: 畜産との関係
農業区の一部では畜産が行われており、農業区の作物で質が悪いものや廃棄するしかないものなどのうち畜産の餌に使えるものは、安い値段でそちらに売ることもある。星風バイオガスを通して畜産から農業用の肥料を得ることもあるので、このあたりはお互い様というか協力関係であるといえる。
**部品: 麻薬原料は栽培禁止
星風藩国では、コカの木や阿片や大麻などの麻薬精製の原料となる植物の栽培を禁止している。なお、脱法性や依存性の高い麻薬の原料となりうる植物を育てるのも禁止である。
**部品: 季節に合った作付け
当然のことながら、作物には「育つのに適した天候・気温・湿度」がある。
それから逆算し、適した時期に作付けを行うことで、安定した成長を見込める。
自然を操作することはできないが、合わせることは出来るのだ。
**部品: 環境にあった品種
藩国によって、寒暖の差、乾季と雨季、四季の流れといった環境は違う。
そのため、品種は生産国の環境に沿った物が選定される。
**部品: 救荒作物
主流の作物が不作の際にも比較的生育が良く、安定した収穫が見込める作物。
一般的には粟・稗や、蕎麦、根菜ではジャガイモやサツマイモ等。備荒作物ともいう。
共通して、「低温に強い」「生育期間が短い」「乾燥に強い」という作物が該当する。
これらは収穫後、使用する分以外は保管倉庫に緊急用に備蓄される。
**部品: 穀物畑
主に穀物類を育てる畑。広大な土地が必要。
主食となる米・麦・トウモロコシといった代表的な穀物の中から、藩国に適した種類を育てる。
その用途の他、飼料としての雑穀や、酒造用の穀物の栽培も行われる。
**部品: 根菜畑
救荒作物ともなるジャガイモやサツマイモの他、ニンジンやダイコンといった根菜を育てる畑。
主食だけでは栄養に偏りがあるため、土壌改良を兼ねて根菜が育てられる。
**部品: 土壌診断
土壌の状態を確認し、土地がやせ細らないために適切な量の堆肥や土壌改善用の薬品を割り出す作業。
低物理と高物理では手段が違うが、土壌の栄養分を探ることで不足を割り出す方法をとる。
**部品: 有機物の投入
動物性肥料や植物性肥料を使用し、土壌を改善することで病気を避け、生産性を安定化させる。
わざわざ書くまでもないが、生育に適した状態に調整するために行うことであって、作物が大量にとれるように土壌を改良するというものではない。
**部品: 湛水
畑によっては、一定期間水を溜めることで病原体や害虫を処理し、水溶性の塩類を水に溶け出させることで塩害を避ける手段も取れる。
殆どの病原体や害虫は、水中で長時間は生きられないため効果は高い。
が、畑の地形や形状によってはこの手段はとれない。
**部品: 輪作での対応
いくつかの異なる作物を同じ畑で作り回すことで、土壌の養分の偏りを防ぐ。
連作障害の原因のうち、ほぼすべての物に有効ではあるが、同じ畑で一つの種類を栽培することに比べると
「同じ量を取るために倍以上の面積を必要とする」「育てる作物が変わるので、その分の知識や技術が必要となる」という欠点がある。
**部品: 藩国の環境に適した対応
これらの連作障害対策のうち、各藩国で育成する作物や環境、食糧生産地の規模により、各国に適した物を行う。
全てをやることで効果が高まるわけではなく、適した物を、必要なだけ行うことが大事である。
**部品: 害獣・害虫の定義
自然に存在する獣にもさまざまな種類があるが、その中でも「人間の活動に害をもたらす哺乳類に属する動物一般」をさす。
家畜等を除けばほぼすべての獣が該当しうるが、今回の場合、畑を荒らす等の「(個人・公共問わず)資産に被害を与える」獣を害獣と呼ぶ。
同様に、上記と条件の一致する昆虫を「害虫」と呼ぶ。
**部品: 害獣除けの工夫
藩国によって様々な野生動物がいるため方法は様々だが、基本の方法として「飛び越えれない高さの柵を立てる」というものがある。
その他、その害獣より強い生き物の匂いのするものを置く、罠を仕掛ける、案山子を立てる、等、状況と藩国技術にあった方法を取り、害獣を近づけさせないようにする工夫。
**部品: 害虫除けの知識
害虫にもさまざまな種類がいるが、一番わかりやすいものは「直接葉等を食べてしまう」イモムシたちだろう。
その被害を防ぐには、『卵の段階で取り除く』『薬品を巻いてイモムシを殺す』等の対策を行う。
**部品: 獣・虫よけの薬品
人体にはほぼ害はないが、獣や虫には害となる薬品を使用することで食糧生産地を守る。
薬品に関しては、自然由来の材料で作ったものもあれば、人工的に合成された薬品もある。
どちらも一長一短であるため、場合により使い分けすることもある。
**部品: 直接駆除をする
害獣・害虫は放置すれば放置するほど、増えてゆく。
必要とあらば、直接駆除することで、数を減らすことも重要である。
なお、駆除する予定の害獣が「食べられるもの」だった場合、駆除の後、おいしく頂くこととなる。
**部品: 畑の監視体制
生産地の規模が大きくなるほど、人の目ではすべてを把握できなくなる。
そのため、夜間は監視カメラ(低物理域ではそれに準ずるもの)にて監視を行い、問題があれば対処するという方法をとる。
**部品: 農地管理
各自が自由に、好きな物を作るのではなく、農地を区切り、気候と環境に合わせた生産物の管理を行うことで効率的な生産が可能となる。
また、連作障害対策で輪作をする場合や、虫害発生時にも有効となる。
**部品: 一時保管倉庫
収穫した作物や、備蓄となる救荒作物を一時的に保管するための倉庫。
ここに一度集め、虫食いのチェックや、分類・品質分けの後、分配されたり、さらに大きな倉庫に移される。
**部品: 食糧生産地の流用実績
この大部品は、玄霧弦耶@玄霧藩国によって作成されました。
これまでに自国以外では
後ほねっこ男爵領
フィーブル藩国
FROG
レンジャー連邦
よんた藩国
満天星国
土場藩国
紅葉国
リワマヒ国
愛鳴之藩国
akiharu国
暁の円卓藩国
鍋の国
にて流用されています。
**部品: 小麦
星風藩国で多く生産されている作物は小麦である。小麦を引いて小麦粉にすることで、パンや麺を作ることが出来るのだ。収穫期になると黄金の小麦畑が一面に広がる光景を見ることが出来る。なお、収穫し終えた麦の茎は乾燥させると藁になるため、麦藁帽子などの藁細工や、わら半紙にマルチ材など、幅広く利用される。
**部品: 大麦
大麦は、小麦ほどではないが多く生産されている作物である。大豆と共に加工して味噌や醤油などの調味料や、麦茶やビールなどの原料にもなる。なお、星風藩国では白米よりも、麦ごはんが多く食べられている。
**部品: トウモロコシ
トウモロコシは、星風藩国では小麦と並んで多く生産されている作物である。食用の他に、コーンスターチや油、工業用デンプン、バイオエタノールなどに加工が可能な他、茎や葉が肥料にもなる。また、デンプンを発酵させたポリ乳酸が繊維や植物性プラスチックの原料にもなるという、多くの用途に使用できる作物である。
**部品: サトウキビ
サトウキビも農業区で生産量の多い作物であり、圧搾と煮沸、精製を行うことで砂糖を作ることが出来る。また、砂糖精製の副産物からラム酒を作れる他に、茎は川を剥いて噛むと甘いので簡単なお菓子代わりになったり、絞ってサトウキビジュースを作ったりも出来る。
**部品: トマト
星風藩国ではトマトの生産も多く、甘い。というのもトマトは水をあまり与えすぎてはいけない作物であり、そのため自然と甘味が濃くなるのである。そんなわけで水の節水や効率化と合わせて、農家はトマトの甘さを日夜競っているという。
**部品: ニンニク・ネギ・タマネギ
西国は暑いため、ニンニクはスタミナを付ける意味でも星風藩国で消費の多い作物である。疲労回復や滋養強壮の他、抗菌や殺菌作用などもある。他にもネギやタマネギなども消費が多いため、多く作られている。
**部品: スイカ・メロン・ブドウ
スイカやメロンは、水分を多く蓄えた果実である。ちなみに野生のスイカにが甘味がほとんど無いが、農家の品種改良により、少しずつ甘くなったのが現在のスイカやメロンである。夏バテは熱中症にも効果があるので、西国である星風藩国では好まれている果物であり、ブドウは果物として食用される他にワインの製造にも用いられたり、ワインやジュースなどで絞った残りの皮を肥料にしたりも出来る。また、干しブドウや干しメロンは子供にも人気である。
**部品: デーツ
デーツは、ナツメヤシから収穫できる果実である。たくさんの栄養素が含まれており、特にドライフルーツにしたものは、ねっとりとした甘さがあって人気である。美容にも良いということで、女性にも人気である。
**部品: 唐辛子
唐辛子は、星風の民が中華系の料理を作る際には欠かせない食材である。乾燥させて粉末状にした香辛料も販売されている。
**部品: ゴマ
星風藩国の農業区では、ゴマが生産されている。ゴマは栄養価の高い食品であり、また、ゴマから精製できるゴマ油は中華料理には欠かせない。
**部品: そら豆や大豆
そら豆は煮たりペーストにしたりと星風藩国の食事によく並ぶため、生産量が多い作物である。また、大豆は良質のタンパク質と栄養素が含まれた畑の肉とも言える作物である。醤油や味噌などを作るのに必要となっている。
**部品: 陸稲(りくとう)
星風藩国の農業区では、陸稲(りくとう)の栽培も、小麦に比べて小規模ながら行われている。水田で作られる米に比べて味や収穫率は落ちるが、アジア風の酒や醤油や味噌などを作るのに必要な麹の生産に使われている。
**部品: ホップ
農業区では、ビールの製造において重要なホップを育てている。暑すぎてダメにならないよう、ビニールハウスなどで頑張って栽培している。
**部品: 雨が降る七天山脈
星風藩国は西国だが、海からの水蒸気を含んだ風が、七天山脈で冷やされて雨雲となり、雨が降ることがある。この降雨が、七天山脈から流れる龍猫川を生み出し、自然や生態系をひっそり育てている。
**部品: 七天山脈の地下水について
山脈に降った雨水は、(川へと流れるもの以外は)山の中の透水層を通って自然に濾過されながら地下に染み込んでいき、最終的に不透水層によって地中に染み込まなくなる。こうして地下水が蓄えられていく。
**部品: 西国における水の重要性
川にせよ地下水にせよ、水は無限にあるわけではない。特に西国はそういう土地である。しかし、生活用水・農業用水・工業用水など、藩国の発展にはどうしても水が欠かせない。限りある資源である水を効率的に分配、節水できるようにすることは、西国にとって重要な施策であった。
**部品: 農業区の防風林
星風藩国では、防風林としてナツメヤシが用いられている。砂漠からの砂や、潮を含んだ海風を防いだりしている。ちなみに農業区だけでなく、道路や鉄道などにもよく植えられている。
**部品: マルチ材
農地の地表面を藁などで覆うことで、蒸発による土の乾燥や急激な温度変化、雑草や虫を防いだりすることを、マルチングと言う。星風藩国では、藁やビニールなどがマルチ材として主流である。
**部品: 防虫(鳥よけ)ネット
農地の作物を覆うことで、虫から作物を守るためのネット。鳥などの被害も同時に防ぐことが出来る。軽量で、適度に光や空気を通す格子状のネットとなっている。
**部品: ビニールハウス
ビニールハウスは、鋼材による骨組みとビニールフィルムによって覆われた農業用の小屋である。風を防ぎつつ陽射しを通し、また冷暖房によってビニールハウス内を一定の温度に保つことで、西国では栽培が難しい農作物や花などを育てることが出来る。
**部品: 農業用水路の設置について
龍星川の水が星風藩国の農業区で利用できるようにするために、農業用水路が作られた。なお、排水路も同時に設置しており、排水については猫風川の下流に行うようになっている。これによって猫風川の中流から上流、そして水星山の自然環境をなるべく保護しようというものである。
**部品: コンクリートの水路
農業用水路はコンクリートで作られている。土などで作ると水漏れが発生したり、ネズミが巣を作ったりすることがあるからである。
**部品: 小さな水門
農業用水路の各所には、バルブで開閉する小さな水門が設置されており、これによって流す水の量を調整したり、水門を閉ざして水を抜くことで用水路のメンテナンスを行うことが出来る。
**部品: 点滴灌漑について
点滴灌漑とは、農地の作物に対して最小限の水を供給することで、水を効率よく節水して使用するための灌漑である。具体的にはチューブを農地に張り巡らせて、そこから水を土壌に滴下する。星風藩国では節水や水の効率化のため、なるべく水田ではなく点滴灌漑による農業が推奨されている。
**部品: ポンプ
川や地下水路などの農業用の水源から水を組み上げるための装置。高低差で水がよく流れるよう、農地よりやや高い位置に設置されることが多い。
**部品: コントロール装置
ポンプやバルブなどを操作する装置。タイマー機能によって、決まった時間に自動で点滴潅水を行うことが可能となるため、真昼の暑い時間などでも水をやることが可能となる。また、どれくらいの頻度で水をやるかも設定することが出来る。
**部品: ソーラーパネル
タンクやコントロール装置などの機械類を動かす電力を発生させるためのソーラーパネル。西国はほとんど空が曇ることがないので、屋外の簡易な機械の電源はこれで充分である。
**部品: バルブ付きの配管
水が通るための配管。ポンプで水を汲み上げて、農地でチューブから土壌に滴下するまでの間は、普通に配管を通って水は運ばれる。各所にバルブが付いているので、使わない農地のチューブに水を供給しないなども出来る。
**部品: フィルターで濾過
ポンプで汲み上げた水は配管を移動しながら、何度かフィルターを通ることで濾過される。細かい石や砂などを除去しないと、チューブやエミッターなどが詰まる原因になるからである。
**部品: 肥液混入装置
ポンプで汲み上げた水に、肥料となる液体を混入するための装置。化学薬品を混入する装置も存在する。どれくらい希釈して水に混入するか調整することも可能。点滴潅水では、水に肥料を混ぜることで必要な量だけ消費しつつ、土壌や水質の汚染も減少させることが出来る。
**部品: 逆流防止装置
逆流防止装置は、水が逆方向に進む場合にのみ配管を閉める装置である。チューブやエミッターで詰まりなどが起きた場合、行き場を失った水と後ろから来る水がぶつかり、逆流が起きる可能性がある。これを防止するためのものである。また、肥液が水源に逆流するのを防ぐためにも使われる。
**部品: 点滴チューブ
農地に運ばれてきた水を農地に運ぶためのチューブ。紫外線に強く、L時やT字や十字などの部品と接続することで、さまざまな形で農地に敷設することが出来る。
**部品: エミッター
エミッター(またはドリッパー)とは、チューブで運ばれてきた水を、小さな穴から点滴のように一定量だけ土壌へ滴下する部品である。目詰まりやボタ落ちの防止処理や、取り外しによる交換や洗浄が可能なものもある。距離や高低差によって水圧を調整する機能が備わっているものもある。
**部品: 作物によっては地中に埋める
作物によっては、チューブを地中に埋めて水を供給する。その場合、エミッターなどは地中用のものが使用される。この場合、最初は作物の発育が遅いが、根が伸びるとしっかり水を吸収して、発育の遅れを取り戻すことになる。
*提出書式
大部品: 星風藩国の農業区(食糧生産地) RD:59 評価値:10
-部品: 国民の食生活を支える生産地
-部品: 居住区の東に農業区がある
-部品: 食糧確保の必要性や歴史
-部品: 農地の開墾や灌漑作業について
-部品: 畜産との関係
-部品: 麻薬原料は栽培禁止
-大部品: 食糧生産地 RD:19 評価値:7
--大部品: 生産する作物の選定 RD:5 評価値:4
---部品: 季節に合った作付け
---部品: 環境にあった品種
---部品: 救荒作物
---部品: 穀物畑
---部品: 根菜畑
--大部品: 連作障害対策 RD:5 評価値:4
---部品: 土壌診断
---部品: 有機物の投入
---部品: 湛水
---部品: 輪作での対応
---部品: 藩国の環境に適した対応
--大部品: 害獣・害虫対策 RD:6 評価値:4
---部品: 害獣・害虫の定義
---部品: 害獣除けの工夫
---部品: 害虫除けの知識
---部品: 獣・虫よけの薬品
---部品: 直接駆除をする
---部品: 畑の監視体制
--部品: 農地管理
--部品: 一時保管倉庫
--部品: 食糧生産地の流用実績
-大部品: 農業区で収穫できる主な作物 RD:13 評価値:6
--部品: 小麦
--部品: 大麦
--部品: トウモロコシ
--部品: サトウキビ
--部品: トマト
--部品: ニンニク・ネギ・タマネギ
--部品: スイカ・メロン・ブドウ
--部品: デーツ
--部品: 唐辛子
--部品: ゴマ
--部品: そら豆や大豆
--部品: 陸稲(りくとう)
--部品: ホップ
-大部品: 星風藩国の水はどこから来るのか? RD:2 評価値:2
--部品: 雨が降る七天山脈
--部品: 七天山脈の地下水について
-大部品: 農業区の設備や灌漑 RD:19 評価値:7
--部品: 西国における水の重要性
--部品: 農業区の防風林
--部品: マルチ材
--部品: 防虫(鳥よけ)ネット
--部品: ビニールハウス
--大部品: 農業用水路 RD:3 評価値:3
---部品: 農業用水路の設置について
---部品: コンクリートの水路
---部品: 小さな水門
--大部品: 星風藩国の点滴灌漑 RD:11 評価値:6
---部品: 点滴灌漑について
---部品: ポンプ
---部品: コントロール装置
---部品: ソーラーパネル
---部品: バルブ付きの配管
---部品: フィルターで濾過
---部品: 肥液混入装置
---部品: 逆流防止装置
---部品: 点滴チューブ
---部品: エミッター
---部品: 作物によっては地中に埋める
部品: 国民の食生活を支える生産地
星風藩国の農業区は、七天山脈から流れる龍猫川(龍星川と猫風川)を利用した農地である。主に星風農業協会に所属する農業従事者達が、農水局や水道局と連携して農業機械化センターなどを利用しつつ農業を行っている。また、鶏や羊などの畜産業も農業と比較して小規模ながら行われている。その他に、花卉栽培なども行われており、星風藩国で販売される花々が育てられている。
部品: 居住区の東に農業区がある
星風藩国の農業区は、七天山脈を水源とする龍星川と猫風川に囲まれた、居住区から東の地域に位置している。東の砂漠と近くもあるが、猫風川を境に自然が豊かで、土壌の状態も良好だったのである。
部品: 食糧確保の必要性や歴史
星風藩国の最初期、食料は隣国フィーブル藩国からの輸入に頼る予定だったが、そのまま全面的に輸入頼みを続けるとフィーブル藩国の食料の枯渇や価格の高騰などが懸念されるため、星風藩国でも食料を生産しようということになった。
部品: 農地の開墾や灌漑作業について
分家独立の最初期、元はフィーブル藩国からの移民である星風藩国の国民達は、元農家の出身が多く、そのためか農地の開墾や灌漑作業どは比較的早く進んだ。農業技術は以前からの技術がほぼそのまま使えたのである。
部品: 畜産との関係
農業区の一部では畜産が行われており、農業区の作物で質が悪いものや廃棄するしかないものなどのうち畜産の餌に使えるものは、安い値段でそちらに売ることもある。星風バイオガスを通して畜産から農業用の肥料を得ることもあるので、このあたりはお互い様というか協力関係であるといえる。
部品: 麻薬原料は栽培禁止
星風藩国では、コカの木や阿片や大麻などの麻薬精製の原料となる植物の栽培を禁止している。なお、脱法性や依存性の高い麻薬の原料となりうる植物を育てるのも禁止である。
部品: 季節に合った作付け
当然のことながら、作物には「育つのに適した天候・気温・湿度」がある。
それから逆算し、適した時期に作付けを行うことで、安定した成長を見込める。
自然を操作することはできないが、合わせることは出来るのだ。
部品: 環境にあった品種
藩国によって、寒暖の差、乾季と雨季、四季の流れといった環境は違う。
そのため、品種は生産国の環境に沿った物が選定される。
部品: 救荒作物
主流の作物が不作の際にも比較的生育が良く、安定した収穫が見込める作物。
一般的には粟・稗や、蕎麦、根菜ではジャガイモやサツマイモ等。備荒作物ともいう。
共通して、「低温に強い」「生育期間が短い」「乾燥に強い」という作物が該当する。
これらは収穫後、使用する分以外は保管倉庫に緊急用に備蓄される。
部品: 穀物畑
主に穀物類を育てる畑。広大な土地が必要。
主食となる米・麦・トウモロコシといった代表的な穀物の中から、藩国に適した種類を育てる。
その用途の他、飼料としての雑穀や、酒造用の穀物の栽培も行われる。
部品: 根菜畑
救荒作物ともなるジャガイモやサツマイモの他、ニンジンやダイコンといった根菜を育てる畑。
主食だけでは栄養に偏りがあるため、土壌改良を兼ねて根菜が育てられる。
部品: 土壌診断
土壌の状態を確認し、土地がやせ細らないために適切な量の堆肥や土壌改善用の薬品を割り出す作業。
低物理と高物理では手段が違うが、土壌の栄養分を探ることで不足を割り出す方法をとる。
部品: 有機物の投入
動物性肥料や植物性肥料を使用し、土壌を改善することで病気を避け、生産性を安定化させる。
わざわざ書くまでもないが、生育に適した状態に調整するために行うことであって、作物が大量にとれるように土壌を改良するというものではない。
部品: 湛水
畑によっては、一定期間水を溜めることで病原体や害虫を処理し、水溶性の塩類を水に溶け出させることで塩害を避ける手段も取れる。
殆どの病原体や害虫は、水中で長時間は生きられないため効果は高い。
が、畑の地形や形状によってはこの手段はとれない。
部品: 輪作での対応
いくつかの異なる作物を同じ畑で作り回すことで、土壌の養分の偏りを防ぐ。
連作障害の原因のうち、ほぼすべての物に有効ではあるが、同じ畑で一つの種類を栽培することに比べると
「同じ量を取るために倍以上の面積を必要とする」「育てる作物が変わるので、その分の知識や技術が必要となる」という欠点がある。
部品: 藩国の環境に適した対応
これらの連作障害対策のうち、各藩国で育成する作物や環境、食糧生産地の規模により、各国に適した物を行う。
全てをやることで効果が高まるわけではなく、適した物を、必要なだけ行うことが大事である。
部品: 害獣・害虫の定義
自然に存在する獣にもさまざまな種類があるが、その中でも「人間の活動に害をもたらす哺乳類に属する動物一般」をさす。
家畜等を除けばほぼすべての獣が該当しうるが、今回の場合、畑を荒らす等の「(個人・公共問わず)資産に被害を与える」獣を害獣と呼ぶ。
同様に、上記と条件の一致する昆虫を「害虫」と呼ぶ。
部品: 害獣除けの工夫
藩国によって様々な野生動物がいるため方法は様々だが、基本の方法として「飛び越えれない高さの柵を立てる」というものがある。
その他、その害獣より強い生き物の匂いのするものを置く、罠を仕掛ける、案山子を立てる、等、状況と藩国技術にあった方法を取り、害獣を近づけさせないようにする工夫。
部品: 害虫除けの知識
害虫にもさまざまな種類がいるが、一番わかりやすいものは「直接葉等を食べてしまう」イモムシたちだろう。
その被害を防ぐには、『卵の段階で取り除く』『薬品を巻いてイモムシを殺す』等の対策を行う。
部品: 獣・虫よけの薬品
人体にはほぼ害はないが、獣や虫には害となる薬品を使用することで食糧生産地を守る。
薬品に関しては、自然由来の材料で作ったものもあれば、人工的に合成された薬品もある。
どちらも一長一短であるため、場合により使い分けすることもある。
部品: 直接駆除をする
害獣・害虫は放置すれば放置するほど、増えてゆく。
必要とあらば、直接駆除することで、数を減らすことも重要である。
なお、駆除する予定の害獣が「食べられるもの」だった場合、駆除の後、おいしく頂くこととなる。
部品: 畑の監視体制
生産地の規模が大きくなるほど、人の目ではすべてを把握できなくなる。
そのため、夜間は監視カメラ(低物理域ではそれに準ずるもの)にて監視を行い、問題があれば対処するという方法をとる。
部品: 農地管理
各自が自由に、好きな物を作るのではなく、農地を区切り、気候と環境に合わせた生産物の管理を行うことで効率的な生産が可能となる。
また、連作障害対策で輪作をする場合や、虫害発生時にも有効となる。
部品: 一時保管倉庫
収穫した作物や、備蓄となる救荒作物を一時的に保管するための倉庫。
ここに一度集め、虫食いのチェックや、分類・品質分けの後、分配されたり、さらに大きな倉庫に移される。
部品: 食糧生産地の流用実績
この大部品は、玄霧弦耶@玄霧藩国によって作成されました。
これまでに自国以外では
後ほねっこ男爵領
フィーブル藩国
FROG
レンジャー連邦
よんた藩国
満天星国
土場藩国
紅葉国
リワマヒ国
愛鳴之藩国
akiharu国
暁の円卓藩国
鍋の国
にて流用されています。
部品: 小麦
星風藩国で多く生産されている作物は小麦である。小麦を引いて小麦粉にすることで、パンや麺を作ることが出来るのだ。収穫期になると黄金の小麦畑が一面に広がる光景を見ることが出来る。なお、収穫し終えた麦の茎は乾燥させると藁になるため、麦藁帽子などの藁細工や、わら半紙にマルチ材など、幅広く利用される。
部品: 大麦
大麦は、小麦ほどではないが多く生産されている作物である。大豆と共に加工して味噌や醤油などの調味料や、麦茶やビールなどの原料にもなる。なお、星風藩国では白米よりも、麦ごはんが多く食べられている。
部品: トウモロコシ
トウモロコシは、星風藩国では小麦と並んで多く生産されている作物である。食用の他に、コーンスターチや油、工業用デンプン、バイオエタノールなどに加工が可能な他、茎や葉が肥料にもなる。また、デンプンを発酵させたポリ乳酸が繊維や植物性プラスチックの原料にもなるという、多くの用途に使用できる作物である。
部品: サトウキビ
サトウキビも農業区で生産量の多い作物であり、圧搾と煮沸、精製を行うことで砂糖を作ることが出来る。また、砂糖精製の副産物からラム酒を作れる他に、茎は川を剥いて噛むと甘いので簡単なお菓子代わりになったり、絞ってサトウキビジュースを作ったりも出来る。
部品: トマト
星風藩国ではトマトの生産も多く、甘い。というのもトマトは水をあまり与えすぎてはいけない作物であり、そのため自然と甘味が濃くなるのである。そんなわけで水の節水や効率化と合わせて、農家はトマトの甘さを日夜競っているという。
部品: ニンニク・ネギ・タマネギ
西国は暑いため、ニンニクはスタミナを付ける意味でも星風藩国で消費の多い作物である。疲労回復や滋養強壮の他、抗菌や殺菌作用などもある。他にもネギやタマネギなども消費が多いため、多く作られている。
部品: スイカ・メロン・ブドウ
スイカやメロンは、水分を多く蓄えた果実である。ちなみに野生のスイカにが甘味がほとんど無いが、農家の品種改良により、少しずつ甘くなったのが現在のスイカやメロンである。夏バテは熱中症にも効果があるので、西国である星風藩国では好まれている果物であり、ブドウは果物として食用される他にワインの製造にも用いられたり、ワインやジュースなどで絞った残りの皮を肥料にしたりも出来る。また、干しブドウや干しメロンは子供にも人気である。
部品: デーツ
デーツは、ナツメヤシから収穫できる果実である。たくさんの栄養素が含まれており、特にドライフルーツにしたものは、ねっとりとした甘さがあって人気である。美容にも良いということで、女性にも人気である。
部品: 唐辛子
唐辛子は、星風の民が中華系の料理を作る際には欠かせない食材である。乾燥させて粉末状にした香辛料も販売されている。
部品: ゴマ
星風藩国の農業区では、ゴマが生産されている。ゴマは栄養価の高い食品であり、また、ゴマから精製できるゴマ油は中華料理には欠かせない。
部品: そら豆や大豆
そら豆は煮たりペーストにしたりと星風藩国の食事によく並ぶため、生産量が多い作物である。また、大豆は良質のタンパク質と栄養素が含まれた畑の肉とも言える作物である。醤油や味噌などを作るのに必要となっている。
部品: 陸稲(りくとう)
星風藩国の農業区では、陸稲(りくとう)の栽培も、小麦に比べて小規模ながら行われている。水田で作られる米に比べて味や収穫率は落ちるが、アジア風の酒や醤油や味噌などを作るのに必要な麹の生産に使われている。
部品: ホップ
農業区では、ビールの製造において重要なホップを育てている。暑すぎてダメにならないよう、ビニールハウスなどで頑張って栽培している。
部品: 雨が降る七天山脈
星風藩国は西国だが、海からの水蒸気を含んだ風が、七天山脈で冷やされて雨雲となり、雨が降ることがある。この降雨が、七天山脈から流れる龍猫川を生み出し、自然や生態系をひっそり育てている。
部品: 七天山脈の地下水について
山脈に降った雨水は、(川へと流れるもの以外は)山の中の透水層を通って自然に濾過されながら地下に染み込んでいき、最終的に不透水層によって地中に染み込まなくなる。こうして地下水が蓄えられていく。
部品: 西国における水の重要性
川にせよ地下水にせよ、水は無限にあるわけではない。特に西国はそういう土地である。しかし、生活用水・農業用水・工業用水など、藩国の発展にはどうしても水が欠かせない。限りある資源である水を効率的に分配、節水できるようにすることは、西国にとって重要な施策であった。
部品: 農業区の防風林
星風藩国では、防風林としてナツメヤシが用いられている。砂漠からの砂や、潮を含んだ海風を防いだりしている。ちなみに農業区だけでなく、道路や鉄道などにもよく植えられている。
部品: マルチ材
農地の地表面を藁などで覆うことで、蒸発による土の乾燥や急激な温度変化、雑草や虫を防いだりすることを、マルチングと言う。星風藩国では、藁やビニールなどがマルチ材として主流である。
部品: 防虫(鳥よけ)ネット
農地の作物を覆うことで、虫から作物を守るためのネット。鳥などの被害も同時に防ぐことが出来る。軽量で、適度に光や空気を通す格子状のネットとなっている。
部品: ビニールハウス
ビニールハウスは、鋼材による骨組みとビニールフィルムによって覆われた農業用の小屋である。風を防ぎつつ陽射しを通し、また冷暖房によってビニールハウス内を一定の温度に保つことで、西国では栽培が難しい農作物や花などを育てることが出来る。
部品: 農業用水路の設置について
龍星川の水が星風藩国の農業区で利用できるようにするために、農業用水路が作られた。なお、排水路も同時に設置しており、排水については猫風川の下流に行うようになっている。これによって猫風川の中流から上流、そして水星山の自然環境をなるべく保護しようというものである。
部品: コンクリートの水路
農業用水路はコンクリートで作られている。土などで作ると水漏れが発生したり、ネズミが巣を作ったりすることがあるからである。
部品: 小さな水門
農業用水路の各所には、バルブで開閉する小さな水門が設置されており、これによって流す水の量を調整したり、水門を閉ざして水を抜くことで用水路のメンテナンスを行うことが出来る。
部品: 点滴灌漑について
点滴灌漑とは、農地の作物に対して最小限の水を供給することで、水を効率よく節水して使用するための灌漑である。具体的にはチューブを農地に張り巡らせて、そこから水を土壌に滴下する。星風藩国では節水や水の効率化のため、なるべく水田ではなく点滴灌漑による農業が推奨されている。
部品: ポンプ
川や地下水路などの農業用の水源から水を組み上げるための装置。高低差で水がよく流れるよう、農地よりやや高い位置に設置されることが多い。
部品: コントロール装置
ポンプやバルブなどを操作する装置。タイマー機能によって、決まった時間に自動で点滴潅水を行うことが可能となるため、真昼の暑い時間などでも水をやることが可能となる。また、どれくらいの頻度で水をやるかも設定することが出来る。
部品: ソーラーパネル
タンクやコントロール装置などの機械類を動かす電力を発生させるためのソーラーパネル。西国はほとんど空が曇ることがないので、屋外の簡易な機械の電源はこれで充分である。
部品: バルブ付きの配管
水が通るための配管。ポンプで水を汲み上げて、農地でチューブから土壌に滴下するまでの間は、普通に配管を通って水は運ばれる。各所にバルブが付いているので、使わない農地のチューブに水を供給しないなども出来る。
部品: フィルターで濾過
ポンプで汲み上げた水は配管を移動しながら、何度かフィルターを通ることで濾過される。細かい石や砂などを除去しないと、チューブやエミッターなどが詰まる原因になるからである。
部品: 肥液混入装置
ポンプで汲み上げた水に、肥料となる液体を混入するための装置。化学薬品を混入する装置も存在する。どれくらい希釈して水に混入するか調整することも可能。点滴潅水では、水に肥料を混ぜることで必要な量だけ消費しつつ、土壌や水質の汚染も減少させることが出来る。
部品: 逆流防止装置
逆流防止装置は、水が逆方向に進む場合にのみ配管を閉める装置である。チューブやエミッターで詰まりなどが起きた場合、行き場を失った水と後ろから来る水がぶつかり、逆流が起きる可能性がある。これを防止するためのものである。また、肥液が水源に逆流するのを防ぐためにも使われる。
部品: 点滴チューブ
農地に運ばれてきた水を農地に運ぶためのチューブ。紫外線に強く、L時やT字や十字などの部品と接続することで、さまざまな形で農地に敷設することが出来る。
部品: エミッター
エミッター(またはドリッパー)とは、チューブで運ばれてきた水を、小さな穴から点滴のように一定量だけ土壌へ滴下する部品である。目詰まりやボタ落ちの防止処理や、取り外しによる交換や洗浄が可能なものもある。距離や高低差によって水圧を調整する機能が備わっているものもある。
部品: 作物によっては地中に埋める
作物によっては、チューブを地中に埋めて水を供給する。その場合、エミッターなどは地中用のものが使用される。この場合、最初は作物の発育が遅いが、根が伸びるとしっかり水を吸収して、発育の遅れを取り戻すことになる。
*インポート用定義データ
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"title": "星風藩国の農業区(食糧生産地)",
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"title": "国民の食生活を支える生産地",
"description": "星風藩国の農業区は、七天山脈から流れる龍猫川(龍星川と猫風川)を利用した農地である。主に星風農業協会に所属する農業従事者達が、農水局や水道局と連携して農業機械化センターなどを利用しつつ農業を行っている。また、鶏や羊などの畜産業も農業と比較して小規模ながら行われている。その他に、花卉栽培なども行われており、星風藩国で販売される花々が育てられている。",
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"title": "居住区の東に農業区がある",
"description": "星風藩国の農業区は、七天山脈を水源とする龍星川と猫風川に囲まれた、居住区から東の地域に位置している。東の砂漠と近くもあるが、猫風川を境に自然が豊かで、土壌の状態も良好だったのである。",
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"title": "食糧確保の必要性や歴史",
"description": "星風藩国の最初期、食料は隣国フィーブル藩国からの輸入に頼る予定だったが、そのまま全面的に輸入頼みを続けるとフィーブル藩国の食料の枯渇や価格の高騰などが懸念されるため、星風藩国でも食料を生産しようということになった。",
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"title": "農地の開墾や灌漑作業について",
"description": "分家独立の最初期、元はフィーブル藩国からの移民である星風藩国の国民達は、元農家の出身が多く、そのためか農地の開墾や灌漑作業どは比較的早く進んだ。農業技術は以前からの技術がほぼそのまま使えたのである。",
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"title": "畜産との関係",
"description": "農業区の一部では畜産が行われており、農業区の作物で質が悪いものや廃棄するしかないものなどのうち畜産の餌に使えるものは、安い値段でそちらに売ることもある。星風バイオガスを通して畜産から農業用の肥料を得ることもあるので、このあたりはお互い様というか協力関係であるといえる。",
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"title": "麻薬原料は栽培禁止",
"description": "星風藩国では、コカの木や阿片や大麻などの麻薬精製の原料となる植物の栽培を禁止している。なお、脱法性や依存性の高い麻薬の原料となりうる植物を育てるのも禁止である。",
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"title": "季節に合った作付け",
"description": "当然のことながら、作物には「育つのに適した天候・気温・湿度」がある。\nそれから逆算し、適した時期に作付けを行うことで、安定した成長を見込める。\n自然を操作することはできないが、合わせることは出来るのだ。",
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"description": "主流の作物が不作の際にも比較的生育が良く、安定した収穫が見込める作物。\n一般的には粟・稗や、蕎麦、根菜ではジャガイモやサツマイモ等。備荒作物ともいう。\n共通して、「低温に強い」「生育期間が短い」「乾燥に強い」という作物が該当する。\nこれらは収穫後、使用する分以外は保管倉庫に緊急用に備蓄される。",
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"description": "主に穀物類を育てる畑。広大な土地が必要。\n主食となる米・麦・トウモロコシといった代表的な穀物の中から、藩国に適した種類を育てる。\nその用途の他、飼料としての雑穀や、酒造用の穀物の栽培も行われる。",
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"description": "動物性肥料や植物性肥料を使用し、土壌を改善することで病気を避け、生産性を安定化させる。\nわざわざ書くまでもないが、生育に適した状態に調整するために行うことであって、作物が大量にとれるように土壌を改良するというものではない。",
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"description": "これらの連作障害対策のうち、各藩国で育成する作物や環境、食糧生産地の規模により、各国に適した物を行う。\n全てをやることで効果が高まるわけではなく、適した物を、必要なだけ行うことが大事である。",
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"description": "人体にはほぼ害はないが、獣や虫には害となる薬品を使用することで食糧生産地を守る。\n薬品に関しては、自然由来の材料で作ったものもあれば、人工的に合成された薬品もある。\nどちらも一長一短であるため、場合により使い分けすることもある。",
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"description": "害獣・害虫は放置すれば放置するほど、増えてゆく。\n必要とあらば、直接駆除することで、数を減らすことも重要である。\nなお、駆除する予定の害獣が「食べられるもの」だった場合、駆除の後、おいしく頂くこととなる。",
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"description": "各自が自由に、好きな物を作るのではなく、農地を区切り、気候と環境に合わせた生産物の管理を行うことで効率的な生産が可能となる。\nまた、連作障害対策で輪作をする場合や、虫害発生時にも有効となる。",
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"title": "一時保管倉庫",
"description": "収穫した作物や、備蓄となる救荒作物を一時的に保管するための倉庫。\nここに一度集め、虫食いのチェックや、分類・品質分けの後、分配されたり、さらに大きな倉庫に移される。",
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"title": "食糧生産地の流用実績",
"description": "この大部品は、玄霧弦耶@玄霧藩国によって作成されました。\n\nこれまでに自国以外では\n後ほねっこ男爵領\nフィーブル藩国\nFROG\nレンジャー連邦\nよんた藩国\n満天星国\n土場藩国\n紅葉国\nリワマヒ国\n愛鳴之藩国\nakiharu国\n暁の円卓藩国\n鍋の国\n\nにて流用されています。",
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"title": "農業区で収穫できる主な作物",
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"title": "小麦",
"description": "星風藩国で多く生産されている作物は小麦である。小麦を引いて小麦粉にすることで、パンや麺を作ることが出来るのだ。収穫期になると黄金の小麦畑が一面に広がる光景を見ることが出来る。なお、収穫し終えた麦の茎は乾燥させると藁になるため、麦藁帽子などの藁細工や、わら半紙にマルチ材など、幅広く利用される。",
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"title": "大麦",
"description": "大麦は、小麦ほどではないが多く生産されている作物である。大豆と共に加工して味噌や醤油などの調味料や、麦茶やビールなどの原料にもなる。なお、星風藩国では白米よりも、麦ごはんが多く食べられている。",
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"title": "トウモロコシ",
"description": "トウモロコシは、星風藩国では小麦と並んで多く生産されている作物である。食用の他に、コーンスターチや油、工業用デンプン、バイオエタノールなどに加工が可能な他、茎や葉が肥料にもなる。また、デンプンを発酵させたポリ乳酸が繊維や植物性プラスチックの原料にもなるという、多くの用途に使用できる作物である。",
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"title": "サトウキビ",
"description": "サトウキビも農業区で生産量の多い作物であり、圧搾と煮沸、精製を行うことで砂糖を作ることが出来る。また、砂糖精製の副産物からラム酒を作れる他に、茎は川を剥いて噛むと甘いので簡単なお菓子代わりになったり、絞ってサトウキビジュースを作ったりも出来る。",
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"title": "トマト",
"description": "星風藩国ではトマトの生産も多く、甘い。というのもトマトは水をあまり与えすぎてはいけない作物であり、そのため自然と甘味が濃くなるのである。そんなわけで水の節水や効率化と合わせて、農家はトマトの甘さを日夜競っているという。",
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"title": "ニンニク・ネギ・タマネギ",
"description": "西国は暑いため、ニンニクはスタミナを付ける意味でも星風藩国で消費の多い作物である。疲労回復や滋養強壮の他、抗菌や殺菌作用などもある。他にもネギやタマネギなども消費が多いため、多く作られている。",
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"title": "スイカ・メロン・ブドウ",
"description": "スイカやメロンは、水分を多く蓄えた果実である。ちなみに野生のスイカにが甘味がほとんど無いが、農家の品種改良により、少しずつ甘くなったのが現在のスイカやメロンである。夏バテは熱中症にも効果があるので、西国である星風藩国では好まれている果物であり、ブドウは果物として食用される他にワインの製造にも用いられたり、ワインやジュースなどで絞った残りの皮を肥料にしたりも出来る。また、干しブドウや干しメロンは子供にも人気である。",
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"title": "デーツ",
"description": "デーツは、ナツメヤシから収穫できる果実である。たくさんの栄養素が含まれており、特にドライフルーツにしたものは、ねっとりとした甘さがあって人気である。美容にも良いということで、女性にも人気である。",
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"title": "唐辛子",
"description": "唐辛子は、星風の民が中華系の料理を作る際には欠かせない食材である。乾燥させて粉末状にした香辛料も販売されている。",
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"title": "ゴマ",
"description": "星風藩国の農業区では、ゴマが生産されている。ゴマは栄養価の高い食品であり、また、ゴマから精製できるゴマ油は中華料理には欠かせない。",
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"title": "そら豆や大豆",
"description": "そら豆は煮たりペーストにしたりと星風藩国の食事によく並ぶため、生産量が多い作物である。また、大豆は良質のタンパク質と栄養素が含まれた畑の肉とも言える作物である。醤油や味噌などを作るのに必要となっている。",
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"title": "陸稲(りくとう)",
"description": "星風藩国の農業区では、陸稲(りくとう)の栽培も、小麦に比べて小規模ながら行われている。水田で作られる米に比べて味や収穫率は落ちるが、アジア風の酒や醤油や味噌などを作るのに必要な麹の生産に使われている。",
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"title": "ホップ",
"description": "農業区では、ビールの製造において重要なホップを育てている。暑すぎてダメにならないよう、ビニールハウスなどで頑張って栽培している。",
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"title": "星風藩国の水はどこから来るのか?",
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"title": "雨が降る七天山脈",
"description": "星風藩国は西国だが、海からの水蒸気を含んだ風が、七天山脈で冷やされて雨雲となり、雨が降ることがある。この降雨が、七天山脈から流れる龍猫川を生み出し、自然や生態系をひっそり育てている。",
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"title": "七天山脈の地下水について",
"description": "山脈に降った雨水は、(川へと流れるもの以外は)山の中の透水層を通って自然に濾過されながら地下に染み込んでいき、最終的に不透水層によって地中に染み込まなくなる。こうして地下水が蓄えられていく。",
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"title": "農業区の設備や灌漑",
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"title": "西国における水の重要性",
"description": "川にせよ地下水にせよ、水は無限にあるわけではない。特に西国はそういう土地である。しかし、生活用水・農業用水・工業用水など、藩国の発展にはどうしても水が欠かせない。限りある資源である水を効率的に分配、節水できるようにすることは、西国にとって重要な施策であった。",
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"title": "農業区の防風林",
"description": "星風藩国では、防風林としてナツメヤシが用いられている。砂漠からの砂や、潮を含んだ海風を防いだりしている。ちなみに農業区だけでなく、道路や鉄道などにもよく植えられている。",
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"title": "マルチ材",
"description": "農地の地表面を藁などで覆うことで、蒸発による土の乾燥や急激な温度変化、雑草や虫を防いだりすることを、マルチングと言う。星風藩国では、藁やビニールなどがマルチ材として主流である。",
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"title": "防虫(鳥よけ)ネット",
"description": "農地の作物を覆うことで、虫から作物を守るためのネット。鳥などの被害も同時に防ぐことが出来る。軽量で、適度に光や空気を通す格子状のネットとなっている。",
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"title": "ビニールハウス",
"description": "ビニールハウスは、鋼材による骨組みとビニールフィルムによって覆われた農業用の小屋である。風を防ぎつつ陽射しを通し、また冷暖房によってビニールハウス内を一定の温度に保つことで、西国では栽培が難しい農作物や花などを育てることが出来る。",
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"title": "農業用水路",
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"title": "農業用水路の設置について",
"description": "龍星川の水が星風藩国の農業区で利用できるようにするために、農業用水路が作られた。なお、排水路も同時に設置しており、排水については猫風川の下流に行うようになっている。これによって猫風川の中流から上流、そして水星山の自然環境をなるべく保護しようというものである。",
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"title": "コンクリートの水路",
"description": "農業用水路はコンクリートで作られている。土などで作ると水漏れが発生したり、ネズミが巣を作ったりすることがあるからである。",
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"title": "小さな水門",
"description": "農業用水路の各所には、バルブで開閉する小さな水門が設置されており、これによって流す水の量を調整したり、水門を閉ざして水を抜くことで用水路のメンテナンスを行うことが出来る。",
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"title": "星風藩国の点滴灌漑",
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"title": "点滴灌漑について",
"description": "点滴灌漑とは、農地の作物に対して最小限の水を供給することで、水を効率よく節水して使用するための灌漑である。具体的にはチューブを農地に張り巡らせて、そこから水を土壌に滴下する。星風藩国では節水や水の効率化のため、なるべく水田ではなく点滴灌漑による農業が推奨されている。",
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"title": "ポンプ",
"description": "川や地下水路などの農業用の水源から水を組み上げるための装置。高低差で水がよく流れるよう、農地よりやや高い位置に設置されることが多い。",
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"title": "コントロール装置",
"description": "ポンプやバルブなどを操作する装置。タイマー機能によって、決まった時間に自動で点滴潅水を行うことが可能となるため、真昼の暑い時間などでも水をやることが可能となる。また、どれくらいの頻度で水をやるかも設定することが出来る。",
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"title": "ソーラーパネル",
"description": "タンクやコントロール装置などの機械類を動かす電力を発生させるためのソーラーパネル。西国はほとんど空が曇ることがないので、屋外の簡易な機械の電源はこれで充分である。",
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"title": "バルブ付きの配管",
"description": "水が通るための配管。ポンプで水を汲み上げて、農地でチューブから土壌に滴下するまでの間は、普通に配管を通って水は運ばれる。各所にバルブが付いているので、使わない農地のチューブに水を供給しないなども出来る。",
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"title": "フィルターで濾過",
"description": "ポンプで汲み上げた水は配管を移動しながら、何度かフィルターを通ることで濾過される。細かい石や砂などを除去しないと、チューブやエミッターなどが詰まる原因になるからである。",
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"title": "肥液混入装置",
"description": "ポンプで汲み上げた水に、肥料となる液体を混入するための装置。化学薬品を混入する装置も存在する。どれくらい希釈して水に混入するか調整することも可能。点滴潅水では、水に肥料を混ぜることで必要な量だけ消費しつつ、土壌や水質の汚染も減少させることが出来る。",
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"title": "逆流防止装置",
"description": "逆流防止装置は、水が逆方向に進む場合にのみ配管を閉める装置である。チューブやエミッターで詰まりなどが起きた場合、行き場を失った水と後ろから来る水がぶつかり、逆流が起きる可能性がある。これを防止するためのものである。また、肥液が水源に逆流するのを防ぐためにも使われる。",
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"title": "点滴チューブ",
"description": "農地に運ばれてきた水を農地に運ぶためのチューブ。紫外線に強く、L時やT字や十字などの部品と接続することで、さまざまな形で農地に敷設することが出来る。",
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"title": "エミッター",
"description": "エミッター(またはドリッパー)とは、チューブで運ばれてきた水を、小さな穴から点滴のように一定量だけ土壌へ滴下する部品である。目詰まりやボタ落ちの防止処理や、取り外しによる交換や洗浄が可能なものもある。距離や高低差によって水圧を調整する機能が備わっているものもある。",
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"title": "作物によっては地中に埋める",
"description": "作物によっては、チューブを地中に埋めて水を供給する。その場合、エミッターなどは地中用のものが使用される。この場合、最初は作物の発育が遅いが、根が伸びるとしっかり水を吸収して、発育の遅れを取り戻すことになる。",
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