初心者案内 『 アイドレスの紹介や説明 』



 電網適応アイドレスとは、芝村裕吏氏が個人で開催しているネットイベントです。
 過去に何度かの休止期間を挟みつつ開催とバージョンアップが行われており、次回はシステム4.1によるターン23が開催される予定となっています。

 プレイヤーは、このネットイベントを通して異世界のニューワールドに介入する仮想飛空士(フィクションノート)です。
 帝国か共和国のどちらかの陣営に所属して、そこにあるたくさんの藩国のいずれかに籍を置き、
 ターンが始まるまでにあれこれとデータを作って登録、ターン開始後には登録したデータを用いてさまざまな判定を行い、異世界の問題を解決していくのが基本的な流れとなります。

 アイドレスは無名世界観におけるスーパーロボット大戦のようなお祭りイベントでもあるため、
 良いことも悪いことも何でも起こり得る自由さと、芝村裕吏氏の世界観全開の地獄のような難易度が特徴です。

 ……誰も見たことのない驚異の異世界が、君を待っている――!





 Q:どうやって参加するの?
 A:現在はシーズンオフ(休止期間中)で、再開の際にはアナウンスが出るので、そちらに従って下さい。

 Q:なんだかよく分からないから今のうちに予習しておきたいんだけど……
 A:以下のサイトなどを読んでおくといいかもしれません。

 初心者向けの無名世界観の説明

 
無名世界観の作品や出来事の現実世界年表

 
アイドレスとは?(芝村さんによる説明)

 アイドレスシステム4の具体的なゲームの流れ


・芝村ゲーFAQ他
 無名世界観でも有名なプレイヤーである海法紀光氏による、実戦的な無名世界観の歩き方ガイド!
 http://siva_faq.smvi.co/
 
・世界の謎萌え追い隊@Hiki
 無名世界観の用語集。分からない単語が出たら確認するといいかも?
 http://nazomoe.pun.jp/

・芝村さんのツイッターアカウント
 最近の無名世界観のあれこれはツイッターで告知されてから始まるケースが多いです。
 また、芝村さんは移動中に難題や話題を募集することがあるので、調べて分からないことは聞いてみてもいいかもしれません。
 https://twitter.com/siva_yuri

・テンダイスブログ
 芝村さんがゲームのアナウンスやルールなどを発表したりするブログ。
 電網適応アイドレスはこのテンダイスを中心に進められていました。他にもあれこれの小説が掲載されていたりします。
 http://blog.tendice.jp/

・アイドレス統合ヘッドライン
 さまざまな情報をお知らせする統合ヘッドライン! ゲーム期間中なども便利です!
 https://w.atwiki.jp/i-dress/

・文殊 アイドレスシステム4登録部品の検索
 システム4でどんなデータが登録されているかは、ここで検索すると分かります!
 http://maki.wanwan-empire.net/parts?part_type=group

・生活ゲーム ログリンク集
 チャット形式で行われる異世界であれこれ生活できるイベントのログリンク集です。
 https://w.atwiki.jp/ogasawara-game/





アイドレスプレイヤーがよく使う用語集 (作成者:戯言屋)



●アイドレス

 1:芝村裕吏氏が個人で開催しているネットイベント。またはネットゲーム。
 2:魂が鎧う服。架空の異世界で生きるために着る第四世代型パワードスーツ(具体的にはルールやデータやツールや思考様式の総合体)
 3:アイドレス(ゲーム)の舞台となっている世界のこと。 例:ガンパレ世界、絢爛世界、アイドレス世界
 4:アイドレス(ゲーム)におけるさまざまなデータのこと。 例:職業アイドレスや、施設アイドレス、イベントアイドレス、政令アイドレスなど


●仮想飛空士(フィクションノート)

 アイドレスプレイヤーのこと。アイドレスの使い手。
 フィクションノート、フィクショノート、フィクショノーツなど微妙に表記揺れがある。


●セルフクラフトワールド(旧名ワールドシミュレーター)

 アイドレスの背後で常時動いているシミュレーションシステム。
 アイドレス世界の設定やゲーム結果、確定情報、プレイヤーの発言や行動、作ったアイドレスや部品を元に、世界が影響を受けてさらに別のことに影響を与える、因果の流れを表現したシステム。
 機械連想で世界を模擬するゲームシステムで、刻々と相互影響を与えさせ、事態が推移するようになっている。
 昔はワールドシミュレーターだったが、ある時から、なぜかセルフクラフトワールドと呼ばれるようになった。
 芝村:「人間が見える範囲よりはるかに機械連想の方が広いというか、常識ない分自由度を広く見るんですよね」 参考 参考2


●セルフクラフトワールドの挙動について

 〇おまけ ちょっとルール解説 セルフクラフトワールドの挙動について
  アイドレス世界の動き、設定国民や組織、藩国についての動きは自動で行われます。かつてワールドシミュレーターと呼ばれたそれは、今はセルフクラフトワールドと呼んでいます。
  セルフクラフトワールドの基本的な挙動はアイドレスを読み込んでの自動的なリンク付けとアイドレスの自動生成です。
  一般に爆発と呼ばれているものはこの挙動での不具合です。
  今心配すべき爆発は二種類ありまして

  プレイヤーの作成した設定(アイドレス)が跳躍して爆発する。
  1-a 突然出てきた新技術やすごい魔法の辻褄をセルフクラフトしようとしてとんでもない新アイドレスが生成される。
   例 古木に霊を宿せるぞ → 霊の宿る古木を錬金術で変性してゴーレム作ったよ → 永遠の奴隷誕生アイドレス生成
   例 強大な輸送網を作ったぞ → なんか輸送してるんだな。しかし輸送品目がない → 大赤字路線出まくりなアイドレス生成
  1-b セルフクラフトでは通常、古い方や大本の設定を優先します。急に新しいのを出されても対応はされません。
   男性設定が昔からある人が突然ブラをしたりはできません。これはいい事もありますが狙う効果が出ない時もあります。(たとえば悪しき習慣を無くそうとしても中々治りません)
  2.適当な設定がなくてリンクできずに爆発する。
  2-a ニューワールドでは我々の世界で普通にあるものがない時があります。それらは設定しないと爆発します。
   例えばニューワールドには低物理国家が普通にあるため電気やバス、ガスなどの基礎的なインフラ設定がありません。
   高物理国家でも最初には設定されていません。電気に変わる技術が開発されている可能性があるためです。
  2-b 地形アイドレスに施設などが網羅されてないと自動ではどこに置かれているのかわかりません。よって繋げられずにないものとして扱われます。
   同様の事がのちに指示される国家アイドレスでも起きます。人間の関係性なども書かないと分かりません。この人の旦那がこれとか記載がないと知らない扱いでプレイヤー的には爆発します。です。 参考


●連想システム

 セルフクラフトワールド(ワールドシミュレーター)による連想システム。設定の空白は機械連想によって埋められていく。
 良い連想もあるが、現実と同じように、悪い連想のほうが強いようになっている。
  例:牛がいるなら草あるよね
  例:銃があるなら誰か撃つよね
  例:サイボーグあるならフルボーグもあるやろ
  例:ゾンビとサイボーグあるならゾンビサイボーグの労働者がFEGの地下で無限に働いてるだろ普通 など
 芝村:「対応法も現実と同じだ。少数の悪意のために無数にルールを整備し、対応を増やす」 参考


●設定の空白

 何かのアイドレスを作成した際に発生する設定上の空白のこと。
 いきなりすぎるアイドレスを登録すると、なぜそんなアイドレスが突如世界に発生したのか機械連想で自動的に埋められる。そして大体は良くない連想が発生する。
 このため設定の空白は、設定上の必然性などで埋めることが望ましいとされる。
 なんでもアイドレスでデータ化できるが、なんでもは作ってはいけないのである。


●爆発

 物理的な意味の爆発ではなく、ワールドシミュレーターの解釈などで悪い出来事が発生すること。
 藩国が滅ぶ、経済が死ぬ、人の形質を失う、世界が滅ぶなど、規模や影響力が酷いものがおおむね爆発と呼ばれる傾向にあると思われる。
 以下は大雑把な例であり、この他にもたくさんある。頑張って避けたりしなければならない。

 ・質疑による爆発 → システム4からルール関係の質疑のみ受け付けるようになったので現在は爆発しないはず
 ・データの記述による爆発 → 再帰や組織化などのデータ記述をして爆発
 ・設定と現状が合ってない爆発 → データの設定と異世界の現状が乖離している空白をワールドシミュレーターが悪い連想で埋めて爆発
 ・設定的に便利で強くて汎用性が高すぎて爆発 → それ以外の他のものを全て殺してしまって起きる爆発
 ・発言や行動で爆発 → プレイヤーの発言や行動がゲームに反映されることによる爆発
 ・設定国民が真似して爆発 → PCの行動や作ったデータを設定国民が真似したり流用して爆発
 ・藩王か王犬または王猫が死んで爆発 → 死亡と同時に藩国が滅亡するので爆発
 ・藩国の人口が減り過ぎて爆発 → 具体的には藩国の人口が10万人を下回ると滅亡するので爆発
 ・TLOで爆発 → 絶技を含むTLOの乱用は世界を滅ぼす方向に向かわせるので爆発
 ・人の形質を失って爆発 → 生物としての人間の在り方や形を失って暴走して爆発
 ・世界を滅ぼすものやその影響を受けて爆発 → 世界を滅ぼす方向に向かわせるので爆発
 ・竜に焼かれる → 多くの世界を守るために竜が仕方なく動いて何もかも焼いてしまう(注意:これは爆発への対処であって竜が爆発したわけではない)
 ・普通に爆発 → ワールドシミュレーターの悪い連想とかは関係なく、プレイヤーが普通に悪い手を打って悪い出来事が起きての爆発
 ・複数の要因が合わさって爆発 → ひとつひとつは問題が無さそうでも、複数の要因が合わさることで爆発してしまう場合もある


●オーダー



●政令

 芝村:「政令とは、オーダーほど強くはないが人、組織、施設では対応できないドメイン、すなわち社会活動に方向性を与えることを言います。
  オーダーと異なるのは評価値ベースで動いていること。いいことも悪いこともあります」 参考 
 芝村:「オーダーは守るか守らないか、守れないなら処刑ですが、政令はある局面において人や組織にRDを与えたり、あるいは人や組織の活動をその評価値で抑制します。
  人身売買禁止。とかなら当該事項の警察の評価に加えられます」 参考2


●危険ワード

 NWCやゲームと接続している場で発言したりデータに記述したりロールで言ったりするだけで、世界を滅ぼす存在を接近させてしまい、本当に世界が滅びに瀕してしまうワード。
 詳しくは芝村系FAQ他を参照。


●七つの世界

 無名世界観、または無名世界観のさまざまな世界のこと。七つの螺旋などと呼ばれることも。
 実際には7つ以上あったりもするが、昔から「七つの世界に賭けて」などの言い回しがある。現代っぽい世界や、魔法の世界、SFの世界など、たくさんある。
 この現実の世界も、七つの世界のうちのひとつのはずである。各世界で時間の流れ方が違ったりするらしい。


●アイドレスシステム4の時間速度

 アイドレスシステム4では、1000倍速で時間が進んでいる。つまり現実世界の1日が、ニューワールドの1000日(3年くらい)に相当する。 参考
 すぐにアクションしなければいけないタイミングを逃して翌日とかになると3年経過するので注意しよう。


●介入

 他世界に干渉すること。ワールドタイムゲートという世界と世界を繋ぐワープゲートみたいなものを利用して行う。
 ワールドタイムゲートが無いと、他世界に干渉することも、他世界に移動することも、他世界の様子を知ることも基本的には出来ない。
 アイドレスでは、芝村さん主催のネットイベントを通してこの世界から他世界のPCを遠隔操作しているようなイメージっぽいはずである。


●魔術、儀式魔術

 魔術とは、魔法と違って神秘のない、ただの努力によって振るわれる種も仕掛けもある玄妙なる技のことである。 参考
 儀式魔術は魔術のひとつで、プレイヤー的には芝村さんによるゲームイベントである。他世界に介入することが多く、アイドレスは大儀式魔術と呼ばれている。


●ニューワールド

 アイドレスの主な舞台。宇宙と書いてネットと読む時代、現実世界では2006年12月頃に発見された新しい世界ということで、ニューワールドと呼ばれている。 参考 参考2
 具体的には、ニューワールドのテラ領域が舞台となっており、西日本がわんわん帝国、東日本がにゃんにゃん共和国の領土となっていて、いろんな藩国がある。


●NWC(ニューワールドチャット)

 アイドレスにおけるゲーム用チャット。
 ゲーム開催中でニューワールドと接続している時などは、このチャットでの発言やアクションなどがそのままゲームに反映されることもあるので、利用の際は注意されたし。
 近年ではツイッターやチャットワークなどが主流になりつつあるが、大人数が集まってのオープンな話し合いや催しなどでは今でも利用されることがある。


●テラ領域

 ニューワールドの地球、または地球がある太陽系のこと。太陽は宇宙にたくさんあるので、太陽系とは書きにくいというのもあるのではないだろうか。
 なお、テラ領域のある銀河の姿は、多くの星々が集まって渦を巻く、どこかタコが足を広げて回転しているような見た目をしており、その足というか腕のひとつがオリオンアームで、テラ領域はオリオンアームの端の辺境に位置している。
 オリオンアームや、その隣の銀河腕であるペルセウスアームには、NPCの藩国(天領)もたくさんある。


●天領

 NPCの藩国、または帝国や共和国の本国。たくさんのNPC藩国があって、ニューワールドにも相互に影響を与えている。
 また、システム2の頃には、所属する藩国が見つからないけどゲームに参加したいというプレイヤーなどが、一時的に天領預かりという形で籍を置く制度もあった。


●藩国、藩国船

 帝国や共和国を構成する国の単位で、宇宙を移動する巨大な船がその正体とされている。
 TLOであり、そのためニューワールドでは魔法も科学も使える(ただし混ぜると爆発するので注意) 元は根源種族の艦隊という話もあるが詳細不明。いろいろな機能があるらしい。


●わんわん帝国

 ヒロイックを国是とする帝政の国家。どれだけヒロイックだったかが重視される、犬の国。
 1000年前の第一次黄金戦争で戦費負担で足を引っ張り合い、まともに戦えなかった共和国に愛想を尽かして
 シオネアラダの元に馳せ参じた英雄派という一派が、その後の帝国の基礎を築いたという歴史がある。 参考
 例外はあるが、北国人、東国人、はてない国人で構成されている。


●皇帝

 わんわん帝国で一番偉い、すなわちヒロイズムの体現を使命とするのが皇帝である。
 初代皇帝のシオネアラダ、二代目皇帝の冬のツルギと続き、先代のアウトマティア、
 そして、かつてA世界で最強のAIと呼ばれた皇帝(名前不明)のその後に、ポチ皇帝が存在している。 参考


●ポチ王女、ポチ皇帝

 わんわん帝国の王女であり、その後、皇帝選挙を経てポチ皇帝となった。
 民を想う心を持ち、また民からも貴族からも絶大な人気を誇っている。帝国の古謡にはこのようにある。
 ”民がある。民の護りとして王女ある。王女の護りとして貴族ある。王女の輝きが帝國の輝き 王女が悲しめば帝國は揺らぎ、王女が沈むと帝國は悪に堕ちる”


●シロ宰相、宰相府

 シロ宰相は、わんわん帝国における辣腕の宰相であり、また、芝村さんがプレイヤーとして動かしているキャラクターでもある。
 宰相府藩国の藩王であり、歴史的経緯から宰相府は帝国であって西国人国家なのだが、現在ではさまざまな人種が暮らしている。 参考 参考2
 娘ラブを国是としつつ、藩国の戦略としては、各藩国のサポートを第一位に、善政獲得を第二位としている。
 なお、宰相府には四季の園という庭園があって、いつでも四季を自由に楽しむことが出来る。また、工場や機械などの自動化技術が突出している。
 この他にも、水の塔などの重要施設がある。


●にゃんにゃん共和国

 共に和して自由の旗に栄光を、と国是とする民主主義の国家。猫の国。
 約4000年前、ネットの中の民主主義と言うには曖昧な、その日を気まぐれに暮らす人々によって形成されたと歴史があるようである。 参考
 自由の旗に栄光を与えるために、助けたり守ったり許したりすることを義務としている。その影響か、現在では多様な種族が入り乱れて混沌としている。 参考
 南国人、西国人、森国人で構成されている。


●大統領

 にゃんにゃん共和国で一番偉い人。
 過去のシステム2のデータによると、共和国の国庫の運用権、経緯報告書の提出命令(ジャッジに使う)、藩王会議の決定に対しての拒否権などを持つ。
 ゲーム開始時はタマ大統領がいたが、こちらはクーデター後で失脚後、白オーマ(セプテントリオン)との繋がりが判明。
 大統領の長い空白期間が続いた後の選挙で、FEG藩国の是空とおるが大統領に選ばれた。 参考
 なお、A世界の歴史では、とある事情から是空さんではなく竜太郎が大統領になったという歴史がある。


●是空とおる

 元は第6世界(式神世界)出身の不良少年だったが、ある事件で世界移動存在となり、
 ガンパレ世界に移動して原素子と出会い、その後、エースになったり、FEGの藩王となったり、原素子を嫁にしたり、
 にゃんにゃん共和国の大統領になった人物。 参考


●ダガーマン

 ある時はFEGの藩王、ある時はエースプレイヤー、またある時は共和国大統領――
 そんな是空とおるさんの仮の姿、ダガーマンコールで助けを呼べばダガー片手に登場するヒーロー、
 偉大なる裏方、猫の国の最終防衛機構、それがダガーマンだ……! 参考


●設定国民

 藩国で生活している一般国民のことで、プレイヤーが藩国に所属してなる国民のそれとは区別される。
 ひとつの藩国に、何十万人やそれ以上の設定国民がおり、人種や種族や職業のアイドレスを着て、学校に行ったり仕事をしたりして生きている。
 システム4では1ターンで更新されるようになった。
 また、設定国民はプレイヤーの真似をすることがあり、それで悲惨な出来事が起こることもあれば、良いこともある。 参考


●設定国民の産業構造

 参考


●基本の6つの人種

 現在ではさまざまな人種が存在するニューワールドだが、システム1からの基本となる人種6つは、以下の通りである。
 どの藩国も、これらのうちのどれかの人種を選択して作成されているはずである。

 帝国の人種
  北国人:雪や針葉樹林や高い山などがある、寒い雪国に住む人種で、白い髪に白い肌の美人さんが多い。
  東国人:四季が豊かで木と紙で出来た家に住む、東洋系の黒髪の人種。和風だったり中華風の藩国がある。
  はてない国人:火の色の髪が特徴的な人種で、異常に欲が薄く、商店街の福引以上の望みを一般に持たず、小さな幸福や家族に意を払うという。

 共和国の人種
  南国人:密林に住む、金髪で小麦色の肌の人種。おおらかで、無線技術を好む。魔法遺伝子を殺している関係で基本的に魔法が使えない。封魔の民とも呼ばれる。 参考
  西国人:砂漠と共に生きる、灰色の髪の人種。商売を重んじる商業の民で、水源やオアシスを大切にしている。
  森国人:森と共に生きる、長い髪に長い耳の人種。長寿で、魔法が一番強い人種であり、自然や古い木などを大切にしている。エルフ。


●さまざまな種族

 ニューワールドには、基本となる6つの人種だけでなく、さまざまに特徴的な種族を設定国民として共存している藩国もある。
 以下はその一部の例である。

  犬士:人間が宇宙進出するときに人間だけでは寂しいと改良された宇宙犬の子孫の種族。基本的に帝国で多く見られる。寿命がある。
  猫士:遥か昔、I=Dと共に開発された小型生体コンピュータの子孫の種族。基本的に共和国で多く見られる。寿命がある。
  巨大カマキリ:共和国の南国人藩国であるakiharu国に住む、巨大なカマキリの種族。非常に寿命が短いが強力な戦闘力を持ち、理知的だが先端技術への忌避感が薄い。 参考 参考2
  詩歌藩国の竜知類:吟遊詩人といえば詩歌藩国だが、この国ではメタルライフ(機械生命体)の竜がいて、人々と共生している。竜は、世界の均衡を守る守護者でもある。 参考


●藩王

 藩王とは、その藩国の代表者であり、藩王として無限の義務を持つ者のことである。
 その行動や言動の影響力は巨大だが、藩王としてやらなければいけないことは無限にあるという職業である。
 このアイドレスに袖を通す者は、何が正しいか悩み続ける長い長い旅をすることになるという。
 なお、もしも藩王が死亡した場合、その藩国は即座に滅亡するようになっている。


●王犬、王猫

 王犬または王猫とは、その藩国に対して大きな影響力を持つ、犬士または猫士の代表のようなものである。
 帝国の藩国には王犬が、共和国の藩国には王猫が必ず存在しており、
 例えば王犬または王猫が好きなものは藩国の全域で好まれるなど、藩王にならんで強い影響力を持っている。
 藩王と同様、死亡した場合は藩国が即座に滅亡するようになっている。酷い扱いなどをしてはいけない。


●執政、摂政

 執政と摂政は、藩王の任命によってなることが出来る職業で、将棋で言うと飛車と角のような存在であるとされる。
 執政は藩国の内政において、摂政は外交において、その藩国における権利や影響力を持っている。
 藩王に対しては忠誠と輔弼の義務を持っており、緊急時には藩王の代理をすることもある。


●吏族

 吏族とは、ニューワールドにおける官僚であり、法を統べる番人である。
 財務、工部、紋章など役割によって部署が分かれており、藩王をしのぐ権限を与えられた彼らのチェックによって、ニューワールドの法は守られている。
 ……ちなみにリアルの話では、システム2までは吏族のプレイヤーがプレイヤー達の提出物や数値や財政表などを全てチェックしていた。リアル事務作業である。
 通称、吏族チェックなどと呼ばれており、昔からのプレイヤーはその名を聞くだけで震え、目を逸らし、システム4で良かったと安堵する。
 システム4には吏族チェックが無いのだ。


●法の司

 法の司とは、ニューワールドにおける裁判官のような職業である。
 昔は法官と呼ばれていたが、その後、法の司となった。事実と法の観点から量刑を行い、法をもて不正と戦う職業とされている。 参考
 ……ちなみにリアルの話では、システム2までは法官のプレイヤーが量刑を行いプレイヤー達のミスに罰則を与えていた。リアル事務作業である。
 通称、裁定作業と呼ばれており、これによって発生する罰金は、とても……とても重く、昔からのプレイヤーは罰金と聞くだけで、藩国の滅亡に怯えて、胃を押さえ、システム4で良かったと安堵する。
 システム4には裁定作業が無いのだ。


●護民官

 護民官とは、ニューワールドの職業または汎銀河組織であり、法の司と並んで、民や国を守護する職業である。 参考 参考2
 慈悲の職業アイドレス、民衆を守る最後の楯とも呼ばれており、そのためか組織的としては中立的。
 法の司の裁定に対して異議や救済措置を行ったり、ニューワールドのさまざまなトラブルを調査・仲裁・解決するなどの責務がある。
 ……ちなみにリアルの話では、護民官業務として、プレイヤーがリアルに護民官の仕事もしていた。
 罰則に対する救済措置や、復興支援のとりまとめ、施設の子供達の里親探し、藩国間の意見調整など、民や国を守るために幅広く活動している。


●参謀

 参謀とは、藩王や指揮官の補佐をする職業である。戦闘が多いニューワールドでは軍事系の職業という認識が強い。
 参謀の基本的な仕事は、作戦を練ることであるとされる。また、多くの知識や資料を保有したり、外交や交渉などで人間力が求められたり、
 計算や数学的思考力が必要になるなど、なかなか難しい職業である。
 なお、作戦が失敗しても責任を取られないが、信用を失ったり指揮官の満足度が低いと仕事にならないという側面もある。


●星見司

 星見司とは、無名世界観の謎を解き明かす職業のことである。古い呼び方で、世界の謎ハンターという。
 無名世界観の作品には、小説、漫画、ゲームなどたくさんのジャンルがあるが、そこにはよく分からない謎もたくさんある。
 よく分からない謎や問題に対して、情報から考察や推理をしたり、また現地で調査などのアプローチを行うのが、おおむね星見司の仕事である。


●星見司(2)

 世界の全ては空に描かれるという話がある。
 昔、空は空間ではなく情報だった。地下の死の国でさえ、北斗七星という形で空に描かれる。
 星見司は、星を見て情報を読み解く職業でもある。


●星見司処、星見の塔

 星見司処とは、帝国と共和国の双方に根を張る魔術的秘密結社のことで、星見司が所属する組織とされている。 参考
 また、星見司は星辰の塔と呼ばれる施設を利用することで、何らかの情報を得ることが出来るという話である。 参考2
 太陽の塔、月の塔、金星の塔の3つが明らかになっている。 参考3


●秘書官

 秘書官とは、シロ宰相の仕事の補佐を任命された者たちの職業である。ちなみに共和国民もいる。
 宰相府のあらゆる事務作業を一手に引き受けるだけでなく、治安維持や戦闘なども行う。  参考
 なお、秘書官は宰相府の運営も行っており、宰相府の国民が生きていけるのは、秘書官達の活躍も大きいようだ。 参考2


●ACE

 無名世界観に登場するキャラクター(NPC)のこと。あの作品のあのキャラや、まさかのあんなキャラが、藩国に滞在したりするかも?
 ACEはただのNPCではなく、ワールドシミュレーター内で行動するAIでもある。
 なお、勝手に作成して登録するようなことは出来ない。 参考


●個人ACE

 ACEと生活ゲームなどで深い交流を行い、PCが試練というイベントを突破すると、そのPC専用のACEになる。
 これを個人ACEと呼ぶ。元のACEとは分岐した極近縁世界の同一存在という扱いになり、苗字など名前が変わって藩国滞在ACEとは別に登録される。 参考
 恋人の関係だったり、結婚して家庭を築いて子供が出来たりなどもする。
 過去に行われた個人ACEに関する知識のテストなどで、さまざまな情報が明らかになった。 参考2


●PLACE

 PLACEとは、PCがACEユニットになったものである。過去のシステム2では個人ACEから取得することが出来た。
 しかし、システム4からはPCとPLACEに区別がないため、実質的にPC=PLACEである。 参考


●I=D(乗り物)

 I=Dとは、アイドレスとその世界における理力エンジンを搭載した人型兵器である。
 TLOであり、技術と兵器の到達点である。I=Dしか使えない状況(ワールドエンド)のために設計、製造された(文殊より抜粋) 参考
 製造や運用のコスト、I=Dではない兵器と比較しての性能や、また爆発しにくさなどにとても優れているが、活躍すると世界の終わりを近づけるらしい。


●エース

 エースとは、職業ではなく称号である。この称号はアイドレス(ゲーム)に限定せずプレイヤーに付与される。
 エースは、エースだけが申請できる基本非公開のゲーム枠(エースゲーム)の申請や、非公開情報に接したり、原作介入などが可能となるが、ゲームに2回連続で失敗すると称号は剥奪されるという。
 以下の3つの条件を突破することで、エースにチャレンジする資格を得ることが出来るという。
 1.武功抜群にして今後同様以上の成績をあげられうること 2.人気抜群にして今後同様以上の存在となりうること 3.ゲーム以外に能のないバカであると明らかに認められる精神テストの結果が出た人物であること
 エースであるということは、やたら難易度が高い芝村ゲーに参加しているプレイヤーの中でも、実績と信頼がある、腕のいいプレイヤーであることを意味する。 参考
 芝村:
  ええ。ではエースゲームらしく型どおりの最初の注意から。貴方がたには3つの注意がある。
  1 公開される日までゲームの内容を漏らしてはならない。 2 ゲームは戦史およびヒストリーに記録され、ゲーム化されることを承知しなければならない。 3 2連続で任務失敗した場合エース資格を失う可能性を理解しなければならない。 参考2


●ヒストリー

 正史のこと。アイドレスを含む全ての歴史が納められているらしい。基本的に非公開らしく、詳細不明。なお、似たようなものに戦史というのがあるらしい。
 どうも設定側が用意した歴史を史実といい、ゲームやその結果である歴史が正史となるらしい。なお、エースゲームの結果はヒストリーになるようだ。
 芝村:
  それとエースゲームはじめての人も多いと思うので以下は警告です。
  このゲームはクリアを前提に作っていません。このゲームは人を楽しませるために作っていません。このゲームは苦痛であり、このゲームは貴方をいい気にさせたりはしません。
  あなた方は無名世界観における破壊者であり、あなた方は運命を叩き潰すためにここにいます。
  ゲームというものに結果はあっても強制はあってはならない。だからエースゲームが存在する。あなた方は物語における必然性であり、読者の怒りであり、ゲームにおけるプレイヤーとしての正当な意思表明だ。 参考


●マイル

 アイドレスのゲーム内通貨。プレイヤーが貯めたり使ったり出来るが、マイナスになるとPCは死亡する(要注意)
 わんわん(通貨)やにゃんにゃん(通貨)とは別に、帝國と共和国にまたがる小額貨幣であり、
 もともとは芝村さんの労働時間を信用担保に存在していたゲーム内通貨だったが、現在は拡張され、芝村さんの提供するものを信用担保にしている。 参考
 生活ゲームなど、マイルを使うサービスのために出仕(リアル作業)してマイルを稼ぐプレイヤーが多く存在したが、
 システム4では今のところマイルの使用が停止されている。


●生活ゲーム

 マイルを消費して遊べるゲーム内ゲーム。
 芝村さんとチャットすることで、PCを操ってACEを呼び出して交流したり、藩国の様子を見たりなど出来るゲームで、
 イベントの内容や場所を指定できる自由度があるが、最近のゲームの状況などが強く反映されることがあるので注意である。
 ゲーム開始前に、芝村さんにお勧めのイベントや安全な場所はありませんか、などを聞くといいと思われる。
 多くのプレイヤーが、「こんなはずでは……」と思いながら生活ゲーム沼に沈んだ。 参考


●試練イベント

 生活ゲームにおいて、ACEとの感情値が 愛情4・友情4 になると強制で発生するイベント。
 その内容は人によってさまざまだが、この試練イベントを突破することで、対象のACEがPCの個人ACEになる。


●予言

 システム4では、近未来で起こり得る可能性について、予言という形で告げられる。 参考
 予言は水の塔を用いて行われているようであり、的中率は高いようである。 参考2


●水の塔

 水の塔は、宰相府にある、とてもとても高い塔である。
 星見の塔のひとつであり、宰相府の魔術関連が凝縮されている基本立ち入り禁止の施設で、定期的にゲートが開いている。 参考 参考2
 シオネアラダには、この塔に登って死亡情報をきちんと送るなどの大事な仕事がある。
 また重要なのは、この水の塔のゲートが、現実世界とニューワールドを結びつけているという点である。 参考3


●運命、イグドラシル

 運命とは、こうなるだろうと定められた未来のことである。
 アイドレスでは、人にも国にも運命があって、システム2ではイグドラシルというデータのツリー形式でそれは表現されていた。
 重要なのは、システム2では運命を選ぶ(何のデータを開けるか選ぶ)ことが出来たものの、最後には選択肢も無くなって詰むようになるという点である。
 または絶技を取得してオーマとなり、選択も制御も出来ないオーマの運命に流されることになるという。
 とはいえ、運命と戦うための方法も一部明らかになっている。 参考
 システム4では予言によって運命を確認できるのではないかと思われるが、詳細は不明である。


●善政

 善政とは、辞書的には民に幸福をもたらす良い政治のことであり、システム2においてはイベントであった。
 藩国が善政イベントを取得すると、設定国民は幸福に暮らし、人口も増加するという内容である。 参考
 ……善政は、アイドレスにとって重要な意味がある。
 Sランクエンディングの条件のひとつに善政が10国分必要だったり、異形に変異しにくくなったり、運命を変えたりなど、重要度が高い。 参考2 参考3
 ただし、善政の取得条件には、国民幸福度や経済力、国際協力などの要素が必要な他に、
 「善政の前には大抵巨大な国家的災難がある。これを越えないと条件は揃わない」という話もある。 参考4


●Sランクエンディング

 Sランクエンディングとは、アイドレスプレイヤーが目指すエンディングランクである。
 アイドレスのエンディングには、Sと、AからEまでのランクがあり、結果によって次のゲームが決まるようである。 参考
 Sランクの条件などは、ある程度は判明しているが、システム4ではどのようにプレイすればいいのか、プレイヤー達のプレイングに注目が集まる。 参考2


●神々

 無名世界観では、神々が顕現することがある。
 かなり大雑把な説明になるが、神といっても全知全能的なGODという感じではなく、人知を超えたものが敬われたり信仰されたりすることで発生し、人知を超えているが故に、何らかの縁をもって出現したりする。
 基本的にはファンタジーの存在であり、高物理の世界とはあまり相性が良くないようである。
 善い神もいれば、悪い神もいる。 参考 参考2 参考3 参考4


●竜

 竜は、種族のひとつであり、さまざまな種類が存在する知的生命体である。
 卵から生まれる鳥っぽい竜もいれば、機械的な竜もいる。ちなみに古歌集によると、竜は模倣機械、あるいは自己改良機械の最高峰とある。 参考
 竜は長寿で、人間より賢くて生物的にとても強い存在であり、人間に言葉を教えたのは竜であるという話もある。
 高貴な種族であり、自然のバランスや世界間の均衡を守っており、人間が過ちを犯して世界を壊そうとすると、容赦なく滅ぼす裁定者のような役割を果たすこともある。実際に藩国や世界が焼かれるなどの事件もあった。
 とはいえ、家族に竜がいる者や、また水竜と共に生きる詩歌藩国など、ニューワールドでは竜との交流も存在する。


●絶技

 絶技とは、RPGに出てくる魔法のようなもので、以下のような特徴がある。
 「リューンにお願いして操ることで発動する(歌や詠唱や口上)」「0時間で発動する」「TLOなのでどの世界でも使える」「絶技使い=オーマである。または使うとオーマになる」「絶技には絶技でしか対抗できない(絶技戦)」
 また、絶技の乱用は世界の終わりを近づけることになるため、使用には充分に注意が必要である。
 補足:ここでは魔法のようなもの、と分かり易さ優先で記述したものの、一般的な魔法と絶技については微妙に違いがあるかもしれず、今後の情報に注目である。
 参考 参考2 参考3


●オーマ

 無名世界観の歴史的に大昔から存在する、リューンを操る人々などのこと。  なお、オーマという言葉は、無垢や純粋を意味するようである。
 7つの色という形で体系化されており、各色によって、文化、文明、思想、血縁、地縁、戦い方、使える絶技なども違っているようである。 参考 参考2
 アイドレスのシーズン1では、さまざまな色のオーマと戦っていた。


●オーマ(2)

 今ここにある全てのものは、大昔に原型があって、その劣化コピーが延々と繰り返されている、というのが無名世界観における歴史の在りようであるという。
 オーマもそのひとつで、大昔に何らかの原型となるオーマがいて、現在のオーマは、そのオーマの前世のようなもの、ということもあるらしい。
 そして、運命を決める剣が定めた運命に従って、過去のオーマと同じ運命を辿る……のかもしれない。


●アラダ

 戦士や歌い手を意味する、オーマの精鋭のこと。絢爛舞踏、ゴージャスタンゴとも呼ばれるらしい。 参考
 武楽器や戦争舞踏服を呼び出したり装備したりするようである。 参考2
 大昔のオーマの時代では、魔術と科学が同一であり、政事が祭事であり、戦いが神聖であり、円が宴と同じであり、武器と楽器が分かれていなかったらしい。 参考3


●シオネ・アラダ

 至高のアラダ、万物の調停者とも呼ばれる、オーマの色を束ねる頭領。オーマを統べるオーマ。
 各オーマのパワーバランスに配慮して、最小勢力のオーマから一人が選出される。
 シオネは時代によって過去に何人も存在しており、4000年前に共和国大統領になったシオネや、1000年前の黄金戦争時代の先代のシオネ、今代のシオネである青の厚志などが確認されている。
 無名世界観の重要人物であり、とても広い影響力を与えていて、神々が恋をしたとされる。


●セプテントリオン、クロス・アクシャ

 7つの世界で暗躍する死の商人達の世界移動組織。黒服な悪の組織であり、プレイヤーとは敵対することが多い。
 かつてはセプテントリオンが有名な存在だったが、アイドレスでクーリンガンに乗っ取られたりなどを経て最終的に壊滅。 参考 参考2
 その後、クロス・アクシャというセプテントリオンの後継組織が登場したが、とんでもない大失敗によって壊滅したとされる。詳細不明。 参考3


●クーリンガン

 無名世界観に古くから登場する、ゾンビにしてゾンビ使いのネクロマンサーでオカマのNPC。切れ長の瞳にアイシャドウ、白いサマーセーターが特徴。
 絶技使いであり、闇の神官、模様の男、破滅の代行者、暗黒の大司祭、不死の王リッヒ、暗黒騎士などの側面があり、
 その正体は五丈原の戦いで死すべき定めだった諸葛孔明で、安倍晴明とは同一存在という話である。 参考 参考2
 アイドレスにおいては敵として登場。ニューワールドにテロの概念を持ちこみ、手紙や電話や生活ゲームに乱入するなど、さまざまな策略を行って多くのプレイヤーの心を折った、過去最大の敵と称される。 
 アンチAIとして召喚された孔明先生(を名乗る司馬仲達)の活躍でなんとか倒されたおもいきや、今度は大量の、さまざまな種類のクーリンガンが登場。 参考3 参考4
 ハッキングするクーリンガン、セプテントリオンに入社したクーリンガンなどが登場して、ガンパレ世界が放棄されるまでの事態となった。 参考5
 その後、現在では多様性を得たクーリンガンの一部がニューワールドと共生している。死者の国の神様として奉られていたり、
 保育園の園長になったり、警官だったり、屋台のオヤジだったり、同人作家だったり、夜明けの船にいたりする。


●A世界、B世界(AのPC、BのPC)

 2008年6月頃、ニューワールドの歴史が分岐する事件が発生。
 便宜上、プレイヤーの知る歴史の世界をA世界、そうでない歴史の世界をB世界としている。
 B世界では(現在では解除されているが)何度もループが発生したり、BのPCがこっそりA世界に介入して戦ったりする事件などもあったが、
 2013年〜2014年5月あたりのターン18で、AのPC達とBのPC達が入れ替わってしまい、現在のシステム4ではB世界が舞台となっている。
 元は自分達の世界であるA世界にいるBのPC達に対して、どのように対処するのか。今後の展開が注目される。
 

●リューン、可能性、根源力

 リューンとは万物の精霊のことで、情報を扱ったり運んだりする情報であり、青い光として表現されたり、かつて人や動物や植物などの大切にされたものの光だったり、
 滅んだ世界の思い出だったり、意思を持つ魂のようなものだったり、生き物の体内にはリューンがあったり、オーマが契約して絶技を使う際に操るものだったり、
 たくさん集積すると世界を変え得る可能性になったりするものである。詳細不明。 参考 参考2
 リューン=可能性=根源力なのかもしれない。少なくとも人間なりの生物は可能性や根源力が0になると、その世界にとって死ぬようになっている。


●ワールドタイムゲート(WTG)

 世界と世界を繋いでいる時間の門。空の穴、光の柱などと表現される。
 普通は目に見えない、基本的に情報のみを通すワープゲートみたいなもので、リューンが束になった通路でもある。
 WTGによって情報や可能性を世界間で補完することで、7つの世界の歴史や均衡が大きく崩れたりせず、似たようなものになっているという。
 普段は穏やかだが、何か大規模な情報補完が起きた時は、青く光って活性化する。 参考


●ワールドタイムゲート(WTG)(2)

 他世界の観測や移動や介入は、基本的にWTGが無いと行うことが出来ない。
 WTGが開いている付近では、ファンタジーが活性化したり、物理域が変動するらしい。
 なお、WTGは、そのゲートがある都市や地名などの名前を付けられていることが多いが、情報や可能性が大規模集積すれば、何にでもWTGは開くという話である。
 WTGは近い距離に複数あると合体する性質があって、都市のゲートなどは基本的に個人のゲートの集合であるとされている。
 一個人でWTGを開くような、巨大な可能性をもった人物も過去に存在する。


●同一存在、同一事件

 別の世界における似たような役割の人物や事件のこと。
 WTGの情報補完の結果として、同一存在や同一事件が発生したりすることがある。
 なお、ある世界で同一存在が死んだりすると、その死の情報が伝わって、他の世界の同一存在もみんな死んでしまうという。


●セントラルWTG

 WTGは、その大きさによって複数の世界を繋ぐことがあるが、セントラルWTGは全ての世界を貫通する最大のゲートである。
 セントラルWTGは特殊なゲートで、世界で最も情報が集積しているゲートであり、全ての世界の技術が動き、全ての世界を物理的に移動したり、時間跳躍が可能となる。
 ただし、セントラルWTGは、世界を通じて最も強力でユニークな存在が出現したときのみ、世界を守るために開くという話もある。


●迷宮

 迷宮は、7つの世界の中心にあるとされる、地の底の母という名の構造物がその世界に出現したものである。
 この迷宮は、いろんな世界に出現することがある。また、セントラルWTGの内部に存在するためか、迷宮内部では全ての技術が動作するようだ。
 迷宮の最深部には、新しく世界を作り直す世界創世機械なるものがあったが、現在は破壊された模様。
 時のない場所であり、生命の樹があったり、最深部近くにはセプテントリオンの中枢部や、オーマを統べるオーマの墓所などがあった。
 過去、迷宮から瘴気が吹き出して、これを阻止するために迷宮へのアタックが行われた結果、A世界からB世界にPCが入れ替わる事件が起きた。 参考


●テックレベル(TL)

 世界の技術水準のレベルのこと。以下を参照されたし。
 なお、

 TLO:テックレベルが5レベルを超えたもの
 TL5:時間制御技術の発生
 TL4:空間制御技術の発生
 TL3:人型兵器作成技術の発生
 TL2:コンピュータの発生
 TL1:製鉄技術の発生
 TL0:原始時代


●物理域

 各世界における物理法則のことで、テックレベルの振り分けのこと。
 なお、ある世界では動く技術も、別の世界では動作しないということがある。
 科学で説明できないものは動かない高物理、魔法が使えるが高度な機械は動かない低物理、という感じでカテゴリー分けされる。 参考
 ニューワールドでは全ての物理域の技術が動作する。


●TLO

 テックレベルオーバーズ。その世界の物理域の影響を受けず、全世界で稼働する超技術のこと。
 ゲートを利用した技術や、歴史を書き換える時間跳躍などの技術、科学と魔法を合わせた技術、人型などに変形する可変系の乗り物、聖銃、オーマや絶技などもTLOに含まれる。 参考
 TLOにはセントラルWTGが開いている。または、セントラルWTGを開くような技術がTLOと呼ばれている。 参考2
 とても便利そうだが、乱用や普及などすると世界の危機を呼ぶ可能性が大きい。 参考3


●ループ

 世界創世機械によって、世界が1から作り直されること。
 前回の黄金戦争で、第1から第3世界は滅び、世界創世機械によって再建された。
 世界移動組織の多くが存在した中央世界(第3世界)も滅んでしまったので、1からやり直しになる以前の時代を指して、前ループと呼んでいる。 参考
 なお、かつてBのPC達がいた頃のB世界は、世界創世機械によって何度もループしていた。


●ループ(2)

 無名世界観においては、永遠のループこそが死であり、また他世界や次の世代に繋がらないことが死である。 参考
 そのため、何かのループを解くということは、無名世界観のテーマ的には重要な意味があると思われる。


●青い雪

 参考


●石化

 青い雪が降り始めるような状況の場合、オーマや強すぎる評価値のPCやエースなどは、石のように固まって永い眠りについてしまう。


●人の形質問題

 アイドレスでは、生物としての人間の定義のことを、人の形質と呼んでいる。
 過去のシステムでは、人間なのに人間ではないアイドレスを着たり、人間ではない種族が人間のアイドレスを着用することで、人間の定義があやふやになって暴走する事件があった。 参考
 人の形質を外れると、人ではない何かになってしまう。特に青い雪が降るような状況では大変に危険であるので、気を付けなければならない。
 なお、詳しい理由は不明だが、人の形質を守るためには、暖かな家庭やお料理教室などが有効らしい。 参考2 参考3


●世界の謎

 無名世界観における謎全般のこと。キャラの謎とか、世界の謎とか、設定の謎とか、いろいろな謎がある。
 物語が進めば自動的に明らかになる謎もあるが、プレイヤーが解かないと謎のままというのもありそうで、あまり油断できない。
 遅効性すぎて、リアル数年後とかにそういえばそんな情報があったような……とかになることもある。
 とはいえあまりに気にせず、自分の好きな謎だけ追いかけていればいいのだという話もある。


●Q:、 質疑

 芝村さんへに質問する時の簡単なルールのひとつで、発言の頭に「Q:」を付けるというのがある。そうすると芝村さんが「A:」という形で返すわけである。
  例: Q:XXが戦場になっているようですが、今どんな様子ですか? A:この世の地獄のようだ。
 また、複数の人間が一斉にQを打つと、Aが誰のQに対しての回答なのか分かり難いので、Qの後に簡単に記号を付けて識別しやすくするというのもある。
  例: Qざれ:XXが戦場になっているようですが、今どんな様子ですか? Aざれ:この世の地獄のようだ。
 過去のシステムの場合、質疑=PCが実際に行動して確認するということになるため、上記の質問だとPCが戦場に行って危険な目に遭ったりなどの事故があった。
 しかし、システム4から質疑はルールに関するものだけ受け付けるということなので、もうPCが行動したりはしないはずである。


●まあまて落ち着け

 システム2に登場した技術で、行動を伴う危ない質疑に「まあまて落ち着け」と返してストップをかけてくれるという技術。
  例: Q:XXが戦場になっているようですが、今どんな様子ですか? A:まあまて落ちつけ
 要するに、まあまて落ち着け、が出るということは、今動いたら危ないという意味である。
 システム4では行動を伴う質疑が出来なくなったので、そんなに意味はないかもしれないが、
 まあまて落ち着けという言葉だけは慎重になろう的なワードとして今も残っているような感じがする。「いのちをだいじに」みたいな。


●数は力だアイドレス

 アイドレスにおいて、数は力である。
 RDの集合が評価値の高さに関連したり、たくさんあるデータからコンボを決めたりするなどの他に、プレイヤーの動員数なども力である。
 困った時に、いろんなアイデアの中から確率的に正解が出たり、どこかの誰かが作ったネタみたいなデータで危機を脱したりするようなこともある。


●評価値、RD(リアルデータ)

 そのデータが持つパワーは、評価値という数字で表される。
 基本的には、評価値1のものより評価値6とかのほうが、強かったり高価だったり質が良かったりするはずである(このあたりはデータによると思われる)
 評価値は、データを構成する部品(=リアルデータ、略してRD)の集合で出来ており、RDが一定数集まることで、評価値がアップしていく。




●アイドレスは政治のゲーム

 アイドレスは、政治のゲームといわれている。
 この場合の政治とは、多くの人間が集まって組織的に活動する際に発生する、話し合ったり交渉したり意見をまとめたりなどのことを指す。
 ここでは面白いことに、プレイヤーの過去の発言や行動、またはゲームにおける活躍などが、信用として影響したりもする。
 プレイヤーは、その発言や行動によって、他のプレイヤーから信用を得たり、逆に悪い感情を持たれたりなどするので、そこは気を遣わなければいけない。


●アイドレスは政治のゲーム(2)

 プレイヤー間には、プレイヤー同士の繋がりというものがある。
 同じ藩国に所属しているという繋がりの他にも、よく一緒に作業をしている仲だとか、アニメやゲームの話題で親しく話すとか、別のネトゲでお世話になってるとか、リアル知り合いであるなど、さまざまな繋がりがある。
 弱い繋がりもあれば強い繋がりもあるが、当然、仲良しなグループであれば一緒にゲームも楽しみやすく、交渉や歩調を合わせるなどの難易度は下がる。
 そして、仲良しグループは政治においては派閥のようなものであり、政治においては少なからぬ影響力を持っている。


●テンツクテンツクテンテン

 芝村さんがツイッター上で、無名世界観などのゲームに関係する連絡や話題、アンケートを行う際の合図的なツイート。
 割と重要なアンケートとかも発生するかもなので、ちょっと気を付けなければいけない。
 なんかよく分からん音みたいな感じだが、幻想交流にあった異世界の曲か何かが元ネタ……なのだろうか? 謎である。 参考


●きらん

 芝村さんがツイッター上で、他世界への介入に関するような何かを始めたことを示す合図的なツイート。
 他世界に通じるWTGが開いて光ってる的な表現ではないかと思われる。何かが始まった感あるので、気を付けなければいけない。


●カウントダウン(5、4、3、2、1……のやつ)

 ゲーム中に芝村さんが、5、4、3、2、1……と、急にカウントダウンを始めることがある。
 その場合、0までに何かアクションしなければ良くないことが起きるケースがある。いきなり始まるので、とにかく心臓に悪い。


●アイドレスイズリアル

 アイドレスがどんなゲームなのかを表現した言葉。
 現実の出来事が異世界に影響し、また異世界の出来事が現実に逆侵攻してくるような在り方。


●もう徹夜できない

 アイドレスが開始したのが、2006年12月頃である。 参考
 芝村さんが忙しいとかで長いシーズンオフを挟みまくっているとはいえ、そろそろ13年ぐらいの月日が流れていた。
 ここまで長期化すると、プレイヤーにもいろいろとある。そのひとつが、老いではないだろうか。
 もう若くはないのだ。もうあの頃のように平日に徹夜とか出来ないのだ……という哀愁漂うニュアンスが、もう徹夜できない、には込められているような気がする。


●ここアイドレスでやった

 何でも起きる異世界ニューワールドにおけるさまざまな経験とか爆発のせいで、無名世界観とか全然関係ない他の作品でも「これアイドレスであったな」となる現象。
 ここ進研ゼミでやった、みたいな感じなのが特徴。


●撃って殺せる敵を出せ

 用語というか名言または迷言で、とりあえず撃って殺せばそれで終わる楽なゲームをしたい的なプレイヤーの気持ちが込められている。
 要するに、無名世界観は大体そういうゲームである。

 




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