*部品構造

-大部品: 関税法(政令) RD:38 評価値:9
--部品: 関税法とは?
--部品: 藩国は関税自主権を保有する
--部品: 政府の決定によって関税は設定や変更が行われる
--大部品: 基本的な関税の種類 RD:3 評価値:3
---部品: 価格に対する従価税
---部品: 重量や数量や容積への従量税
---部品: 従価税と従量税を組み合わせた混合税
--大部品: 関税の設定による効果について RD:5 評価値:4
---部品: 自国産業を保護や育成できる
---部品: 復興や発展途上の藩国への支援
---部品: 緊急関税をかけられる
---部品: 他国との交渉に使用できる
---部品: 経済への悪意ある攻撃に対する防御
--大部品: 関税を設定する際の注意点 RD:2 評価値:2
---部品: バランスを間違うと危険
---部品: なるべく自由貿易に近づけるよう心掛ける
--大部品: 保税地について RD:5 評価値:4
---部品: 輸出入には保税地が必ず必要!
---部品: 貨物のチェックや関税などを納付する場所
---部品: 不正や犯罪を取り締まる効果もある
---部品: 保税地の指定や場所
---部品: その他の保税地域
--大部品: 輸入や輸出を禁じる貨物の一例 RD:14 評価値:6
---部品: 麻薬や覚醒剤など
---部品: 人間を貨物と偽ってはいけない
---部品: 児童ポルノなど
---部品: 知的財産権を侵害する物品
---部品: 不正競争防止法に違反する物品
---部品: 武器や兵器や弾薬や部品の輸出入
---部品: 爆発物や火薬について
---部品: 大量破壊兵器
---部品: 危ない医薬品や医療機器など
---部品: 危険な病原体など
---部品: 違法プログラムなど
---部品: 魔法関係について
---部品: 偽造された貨幣や紙幣など
---部品: わいせつ物
--大部品: 正規軍の特例 RD:6 評価値:4
---部品: 正規の藩国軍などは関税法が一部緩和される
---部品: 輸送は軍事施設に限定される
---部品: 特例を悪用した密輸などは強く禁止
---部品: PCやACEの扱いについて
---部品: 正規軍以外の組織についての扱い
---部品: 臨時の軍需品集積地について



*部品定義

**部品: 関税法とは?
関税法とは、他国からの輸入品に対して、その藩国で税金を設定するための政令である。関税による収入確保や自国産業の保護など、適正な経済活動の発展に貢献することを目的としている。

**部品: 藩国は関税自主権を保有する
関税法を発令する藩国は、その藩国における関税を基本的に自由に設定できる。これを関税自主権と呼ぶ。ただし、その藩国の他の政令や藩国間の協定や条約などで、関税に関する約束や取り決めを行った場合は、そちらに従って関税は設定される。

**部品: 政府の決定によって関税は設定や変更が行われる
関税の設定やその変更は、その藩国における政府の決定によって定められなければいけない。政庁などの藩国政府の意思決定機関や、その藩国政府が保有する経済担当組織や経済専門家などは、その決定に関わることが出来る。

**部品: 価格に対する従価税
その輸入品の価格に対して発生する関税が、従価税である。インフレなどで価格が上昇している状態ならそれに伴って高い税収が見込めるが、価格が下落している際には税収も下落するという性質がある。一般的に関税の大部分は従価税である。

**部品: 重量や数量や容積への従量税
輸入品の重量や数量や容積に対して発生する関税が、従量税である。1単位の数量に対していくらかかる、という感じで関税が決まる。事務手続きなどは簡易になるが、市場の変化や貨幣価値の変動などに対応できないという欠点がある。

**部品: 従価税と従量税を組み合わせた混合税
従価税と従量税を組み合わせたものが、混合税である。例えば、従量税のみだと適切な課税とならない場合、それを補うために従価税を含めて混合税とする場合などがある。

**部品: 自国産業を保護や育成できる
関税を設定することで、自国の産業を保護することが出来るようになる。例えば、その藩国の経済にとって重要な産業に対して打撃を与える輸入品に対しては、政府が高めに関税を設定することで、その産業を守ることが出来る。今は重要ではないが将来的には育成したい産業なども、同じようなことが可能である。ただし、相手の輸出国も商売のために輸出しているので、外交上の配慮や調整については、しっかりと行うべきである。

**部品: 復興や発展途上の藩国への支援
復興や発展途上の藩国への支援として、特定の輸入品への関税を下げるということが可能となる。その国が充分に発展してから関税を適正に戻せばいいのだ。困っている時に助けられると、とても感謝されるものである。

**部品: 緊急関税をかけられる
緊急関税とは、他国の輸出量が経済状況の急激な変化によって膨大となり、その結果として藩国内の経済に打撃を与えるような状況にある時、緊急的に関税を課すものである。ただし、これは期間が限定される関税なので、その間に対策などを立てるわけである。

**部品: 他国との交渉に使用できる
関税自主権を持つ藩国は、関税の緩和などを他国との交渉に使用することが出来る。政治的な取引や二国間の条約などで、関税というカードを使うことが出来るわけである。

**部品: 経済への悪意ある攻撃に対する防御
悪質なダンピングなど、藩国経済に打撃を与える輸入品に対しては、商売が成立しないような高すぎる関税をかけることで対処できる場合もある。自国産業の保護を理由に関税をかける場合、それでも輸出を行う相手国に配慮した関税の調整が必要だが、この場合は完全に経済から締め出す目的での関税を設定するわけである。ただし、こうした関税の設定は当然ながら外交関係を激しく悪化させるため、慎重に決定されなければならない。

**部品: バランスを間違うと危険
不当に関税を高くしすぎると、輸出する相手国の感情は悪化して、戦争の一因にさえなってしまう可能性がある。または、不当に関税を低くしすぎて国内産業への打撃が発生すれば、産業の衰退や国民感情の悪化は免れないだろう。関税の設定の際には、そうしたバランスを間違わないよう、厳しく注意しなければいけない。

**部品: なるべく自由貿易に近づけるよう心掛ける
経済においては、各藩国が得意とする分野で自由に貿易したり、なるべく平等の条件で競争できることが望ましいため、関税をかけすぎて自由貿易を大きく阻害するようなことは避けなければいけない。関税による保護貿易は、基本的には弱いものを格差などから守るためにあり、これを積極的に多用することは、大きな視野では経済の閉塞を意味するからである。

**部品: 輸出入には保税地が必ず必要!
貨物を藩国から他国に輸出、または他国から藩国に貨物を輸入する際などは、必ず事前に、藩国政府が定めた保税地に貨物を入れなければいけない。保税地のチェックを経由せずに輸出入を行った場合、重い罰則が適用される。

**部品: 貨物のチェックや関税などを納付する場所
保税地では、輸出入される貨物のチェックや、輸入の際の関税や消費税などの納付を行う場所である。ここで審査や検査を行い、関税などを支払って、ようやく輸出入の許可が出るわけである。

**部品: 不正や犯罪を取り締まる効果もある
藩国が定めた保税地が無い場合、荷役の設備があれば貨物を藩国内のどこでも輸出したり輸入することが可能となってしまい、さまざまな犯罪の温床となってしまう。不正や犯罪を取り締まる意味でも、保税地の存在は重要なのである。

**部品: 保税地の指定や場所
保税地は基本的に、藩国政府が輸出入の施設として定めた、環状線や空港や港湾などのコンテナヤードや貨物置場などが基本的に指定される。そうした場所で関税局などがチェックするわけだ。

**部品: その他の保税地域
国内外を結ぶ輸送施設以外でも、藩国政府や関税局などが指定や許可をすることで、保税地域を作ることは可能である。例えば、免税店や保税工場、国際展示場などである。ただし、免税店が出国者を対象に販売を行ったり、国際的な展示会などで購入した他国の商品はその時点で輸入扱いになるなど、制限や条件などは発生する。

**部品: 麻薬や覚醒剤など
麻薬や向精神薬、大麻やあへん、けしがら並びに覚醒剤(覚せい剤原料を含む)や、あへん吸煙具は、輸入も輸出もしてはならない。ただし、藩国政府の政令などで輸入や輸出が可能とされているものはこれを除く。

**部品: 人間を貨物と偽ってはいけない
人間を貨物と偽って輸出入することは禁止とする。また同様に、人間ではないが犬知類や猫知類やAI知類などの知性体に類する存在を、貨物として偽ることも同様に禁止とする。

**部品: 児童ポルノなど
藩国または帝国や共和国が規定するところの、児童の保護や健全な育成に反する児童ポルノや、児童買春に関連する貨物の輸出入を禁ずる。

**部品: 知的財産権を侵害する物品
特許権(新しい物や方法を発明した人に与えられる独占権)、実用新案権(新しい物品の形状や構造、または組み合わせを発明した人に与えられる独占権)、意匠権(新規性や独創性のある優れた形状や模様や色彩の工業デザインを考えた人に与えられる独占権)、商標権(ブランドのトレードマークやサービスマークを保護するための権利)、著作権(思想や感情の創作的表現を保護するための権利)、著作隣接権(著作物の流布に貢献する人を守るための権利)、育成者権(品種改良によって生まれた農作物を保護するための権利)などの、知的財産権を侵害する物品を、輸出や輸入してはならない。知的財産権の保護に関する政令などがある場合、それに準じること。

**部品: 不正競争防止法に違反する物品
会社や藩国の機密情報や重要な技術の流出に相当するものや、他社や他国の形態や模様を真似たデッドコピーなどを輸出してはならない。不正競争防止法に類する政令などがある場合は、それに準じること。

**部品: 武器や兵器や弾薬や部品の輸出入
武器や兵器や弾薬やそれらの部品を輸入や輸出してはいけない。拳銃や小銃、機関銃や砲、戦車や戦闘機や戦闘用I=Dとその装備、銃砲弾などの他に、それらを構成する部品などを分けて輸出入することも禁止である。

**部品: 爆発物や火薬について
爆発物や火薬を輸出入してはいけない。ただし、武器や軍事兵器への利用やテロ行為などの犯罪行為以外の、きちんと使用目的や管理者などがはっきりしているもの、または政令などで輸出入が許可されているものは、これを除く。

**部品: 大量破壊兵器
核兵器や化学兵器などの大量破壊兵器、または、それらの兵器を製造する目的での材料や関連部品の輸出入を禁止する。

**部品: 危ない医薬品や医療機器など
品質や有効性や安全性が確保されていない医薬品や医療機器、藩国または帝国や共和国などによって規定されている指定薬物の輸出入を禁止する。

**部品: 危険な病原体など
藩国や、帝国や共和国が規定する、危険な病原体の輸出入を禁止する。他にも、藩国または他国が管理または保有している組織が緊急的に感染ルートの遮断を行う場合は、詳細を確認の上、それに協力すること。感染系の呪いなどの危険な魔法の遮断についても、同様に詳細を確認の上、可能な限り感染の遮断に協力すること。

**部品: 違法プログラムなど
違法なプログラムや、電子妖精などの危険度が高いプログラム、その品質や有効性や安全性が確保されていないプログラムについては、その輸出入を禁止する。判断がつかないものは信用できる組織などに連絡を行って必ず確認すること。

**部品: 魔法関係について
危険な魔法が仕掛けられていたり、魔法の効果が不明だったり隠蔽されていたり、その魔法の品質や有効性や安全性が確保されていなかったり、用途が不明なものや、そもそも藩国間で輸出入の許可が下りていない魔法やその道具などは、その輸出入を禁止する。判断がつかないものは信用できる魔法系の藩国や組織などに連絡を行って確認すること。

**部品: 偽造された貨幣や紙幣など
貨幣や紙幣、銀行券や印紙、郵便切手または有価証券の、偽造品や変造品や模造品ならびに偽造カードの輸出入を禁止する。

**部品: わいせつ物
いたずらに性欲を刺激または興奮させたり、普通人の正常な性的羞恥心を害したり、善良な性的道義観念に反するような書籍、図画、彫刻物その他の物品の輸出入を禁止する。

**部品: 正規の藩国軍などは関税法が一部緩和される
各藩国の正規の軍事組織などが扱う、武器弾薬や兵器、または魔法やその道具、プログラムなどは、その軍事活動に必要な物品についてのみ、それらを用いた売買を行わない限りにおいて、藩国内外への移動や輸送を許可、関税を免除する。ただし、書類などの必要な申請や、検査による確認はしっかりと行われる。不備がある場合は、不正な輸出や輸入として扱われる。

**部品: 輸送は軍事施設に限定される
正規の藩国軍の軍事活動に必要な、武器弾薬や兵器、または魔法やその道具、プログラムなどなどの藩国内外への輸送の際には、基本的に軍の管轄下にある基地や空港や港といった軍事施設のみを対象に輸送を行うこと。

**部品: 特例を悪用した密輸などは強く禁止
正規軍の特例による輸送の許可や免税を利用して、密輸などの売買や流出を行うことは、これを固く禁じて、もし破った場合は特に重く罰するものとする。国内外への許可のない武器や兵器などの拡散は、国民の安全な生活を脅かすものだからである。

**部品: PCやACEの扱いについて
PCや藩国滞在ACEや個人ACEやPLACEなどは、所属している藩国の藩王や摂政や執政などの許可を持って、限定的に正規軍と同じように扱われるものとし、関税法における正規軍の特例が適用されるものとする。ただし、何らかの犯罪を犯したなどで指名手配されているケースなどは、これに該当しない。

**部品: 正規軍以外の組織についての扱い
義勇軍や、危険地帯への調査団、藩国が雇った傭兵、エース組織など、藩国が保有する正規の軍事組織以外の組織については、その組織が所属する藩国、またはその組織が活動する藩国の藩王や摂政や執政などの許可がある場合にのみ、限定的にその藩国の正規軍と同じように扱われるものとし、関税法における正規軍の特例が適用されるものとする。ただし国家的に敵対指定を受けているような組織などはこれに該当しない。

**部品: 臨時の軍需品集積地について
戦時情勢下などで、臨時の軍需品集積地を作る際には、その藩国の藩王または摂政や執政などが許可する場合にのみ、限定的に正規軍の特例を適用できるとする。ただし、あくまでも軍需品のみが対象であり、その売買などを行ってはならない。また、きちんと物資の記録や検査や保管などの管理が出来る集積地であることが必要となる。なお、戦闘または戦争終了後、この臨時の軍需品集積地は速やかに撤収を行い、軍需品の流出が発生しないようにしなければならない。



*提出書式

  大部品: 関税法(政令) RD:38 評価値:9
  -部品: 関税法とは?
  -部品: 藩国は関税自主権を保有する
  -部品: 政府の決定によって関税は設定や変更が行われる
  -大部品: 基本的な関税の種類 RD:3 評価値:3
  --部品: 価格に対する従価税
  --部品: 重量や数量や容積への従量税
  --部品: 従価税と従量税を組み合わせた混合税
  -大部品: 関税の設定による効果について RD:5 評価値:4
  --部品: 自国産業を保護や育成できる
  --部品: 復興や発展途上の藩国への支援
  --部品: 緊急関税をかけられる
  --部品: 他国との交渉に使用できる
  --部品: 経済への悪意ある攻撃に対する防御
  -大部品: 関税を設定する際の注意点 RD:2 評価値:2
  --部品: バランスを間違うと危険
  --部品: なるべく自由貿易に近づけるよう心掛ける
  -大部品: 保税地について RD:5 評価値:4
  --部品: 輸出入には保税地が必ず必要!
  --部品: 貨物のチェックや関税などを納付する場所
  --部品: 不正や犯罪を取り締まる効果もある
  --部品: 保税地の指定や場所
  --部品: その他の保税地域
  -大部品: 輸入や輸出を禁じる貨物の一例 RD:14 評価値:6
  --部品: 麻薬や覚醒剤など
  --部品: 人間を貨物と偽ってはいけない
  --部品: 児童ポルノなど
  --部品: 知的財産権を侵害する物品
  --部品: 不正競争防止法に違反する物品
  --部品: 武器や兵器や弾薬や部品の輸出入
  --部品: 爆発物や火薬について
  --部品: 大量破壊兵器
  --部品: 危ない医薬品や医療機器など
  --部品: 危険な病原体など
  --部品: 違法プログラムなど
  --部品: 魔法関係について
  --部品: 偽造された貨幣や紙幣など
  --部品: わいせつ物
  -大部品: 正規軍の特例 RD:6 評価値:4
  --部品: 正規の藩国軍などは関税法が一部緩和される
  --部品: 輸送は軍事施設に限定される
  --部品: 特例を悪用した密輸などは強く禁止
  --部品: PCやACEの扱いについて
  --部品: 正規軍以外の組織についての扱い
  --部品: 臨時の軍需品集積地について
 
 
  部品: 関税法とは?
  関税法とは、他国からの輸入品に対して、その藩国で税金を設定するための政令である。関税による収入確保や自国産業の保護など、適正な経済活動の発展に貢献することを目的としている。
 
  部品: 藩国は関税自主権を保有する
  関税法を発令する藩国は、その藩国における関税を基本的に自由に設定できる。これを関税自主権と呼ぶ。ただし、その藩国の他の政令や藩国間の協定や条約などで、関税に関する約束や取り決めを行った場合は、そちらに従って関税は設定される。
 
  部品: 政府の決定によって関税は設定や変更が行われる
  関税の設定やその変更は、その藩国における政府の決定によって定められなければいけない。政庁などの藩国政府の意思決定機関や、その藩国政府が保有する経済担当組織や経済専門家などは、その決定に関わることが出来る。
 
  部品: 価格に対する従価税
  その輸入品の価格に対して発生する関税が、従価税である。インフレなどで価格が上昇している状態ならそれに伴って高い税収が見込めるが、価格が下落している際には税収も下落するという性質がある。一般的に関税の大部分は従価税である。
 
  部品: 重量や数量や容積への従量税
  輸入品の重量や数量や容積に対して発生する関税が、従量税である。1単位の数量に対していくらかかる、という感じで関税が決まる。事務手続きなどは簡易になるが、市場の変化や貨幣価値の変動などに対応できないという欠点がある。
 
  部品: 従価税と従量税を組み合わせた混合税
  従価税と従量税を組み合わせたものが、混合税である。例えば、従量税のみだと適切な課税とならない場合、それを補うために従価税を含めて混合税とする場合などがある。
 
  部品: 自国産業を保護や育成できる
  関税を設定することで、自国の産業を保護することが出来るようになる。例えば、その藩国の経済にとって重要な産業に対して打撃を与える輸入品に対しては、政府が高めに関税を設定することで、その産業を守ることが出来る。今は重要ではないが将来的には育成したい産業なども、同じようなことが可能である。ただし、相手の輸出国も商売のために輸出しているので、外交上の配慮や調整については、しっかりと行うべきである。
 
  部品: 復興や発展途上の藩国への支援
  復興や発展途上の藩国への支援として、特定の輸入品への関税を下げるということが可能となる。その国が充分に発展してから関税を適正に戻せばいいのだ。困っている時に助けられると、とても感謝されるものである。
 
  部品: 緊急関税をかけられる
  緊急関税とは、他国の輸出量が経済状況の急激な変化によって膨大となり、その結果として藩国内の経済に打撃を与えるような状況にある時、緊急的に関税を課すものである。ただし、これは期間が限定される関税なので、その間に対策などを立てるわけである。
 
  部品: 他国との交渉に使用できる
  関税自主権を持つ藩国は、関税の緩和などを他国との交渉に使用することが出来る。政治的な取引や二国間の条約などで、関税というカードを使うことが出来るわけである。
 
  部品: 経済への悪意ある攻撃に対する防御
  悪質なダンピングなど、藩国経済に打撃を与える輸入品に対しては、商売が成立しないような高すぎる関税をかけることで対処できる場合もある。自国産業の保護を理由に関税をかける場合、それでも輸出を行う相手国に配慮した関税の調整が必要だが、この場合は完全に経済から締め出す目的での関税を設定するわけである。ただし、こうした関税の設定は当然ながら外交関係を激しく悪化させるため、慎重に決定されなければならない。
 
  部品: バランスを間違うと危険
  不当に関税を高くしすぎると、輸出する相手国の感情は悪化して、戦争の一因にさえなってしまう可能性がある。または、不当に関税を低くしすぎて国内産業への打撃が発生すれば、産業の衰退や国民感情の悪化は免れないだろう。関税の設定の際には、そうしたバランスを間違わないよう、厳しく注意しなければいけない。
 
  部品: なるべく自由貿易に近づけるよう心掛ける
  経済においては、各藩国が得意とする分野で自由に貿易したり、なるべく平等の条件で競争できることが望ましいため、関税をかけすぎて自由貿易を大きく阻害するようなことは避けなければいけない。関税による保護貿易は、基本的には弱いものを格差などから守るためにあり、これを積極的に多用することは、大きな視野では経済の閉塞を意味するからである。
 
  部品: 輸出入には保税地が必ず必要!
  貨物を藩国から他国に輸出、または他国から藩国に貨物を輸入する際などは、必ず事前に、藩国政府が定めた保税地に貨物を入れなければいけない。保税地のチェックを経由せずに輸出入を行った場合、重い罰則が適用される。
 
  部品: 貨物のチェックや関税などを納付する場所
  保税地では、輸出入される貨物のチェックや、輸入の際の関税や消費税などの納付を行う場所である。ここで審査や検査を行い、関税などを支払って、ようやく輸出入の許可が出るわけである。
 
  部品: 不正や犯罪を取り締まる効果もある
  藩国が定めた保税地が無い場合、荷役の設備があれば貨物を藩国内のどこでも輸出したり輸入することが可能となってしまい、さまざまな犯罪の温床となってしまう。不正や犯罪を取り締まる意味でも、保税地の存在は重要なのである。
 
  部品: 保税地の指定や場所
  保税地は基本的に、藩国政府が輸出入の施設として定めた、環状線や空港や港湾などのコンテナヤードや貨物置場などが基本的に指定される。そうした場所で関税局などがチェックするわけだ。
 
  部品: その他の保税地域
  国内外を結ぶ輸送施設以外でも、藩国政府や関税局などが指定や許可をすることで、保税地域を作ることは可能である。例えば、免税店や保税工場、国際展示場などである。ただし、免税店が出国者を対象に販売を行ったり、国際的な展示会などで購入した他国の商品はその時点で輸入扱いになるなど、制限や条件などは発生する。
 
  部品: 麻薬や覚醒剤など
  麻薬や向精神薬、大麻やあへん、けしがら並びに覚醒剤(覚せい剤原料を含む)や、あへん吸煙具は、輸入も輸出もしてはならない。ただし、藩国政府の政令などで輸入や輸出が可能とされているものはこれを除く。
 
  部品: 人間を貨物と偽ってはいけない
  人間を貨物と偽って輸出入することは禁止とする。また同様に、人間ではないが犬知類や猫知類やAI知類などの知性体に類する存在を、貨物として偽ることも同様に禁止とする。
 
  部品: 児童ポルノなど
  藩国または帝国や共和国が規定するところの、児童の保護や健全な育成に反する児童ポルノや、児童買春に関連する貨物の輸出入を禁ずる。
 
  部品: 知的財産権を侵害する物品
  特許権(新しい物や方法を発明した人に与えられる独占権)、実用新案権(新しい物品の形状や構造、または組み合わせを発明した人に与えられる独占権)、意匠権(新規性や独創性のある優れた形状や模様や色彩の工業デザインを考えた人に与えられる独占権)、商標権(ブランドのトレードマークやサービスマークを保護するための権利)、著作権(思想や感情の創作的表現を保護するための権利)、著作隣接権(著作物の流布に貢献する人を守るための権利)、育成者権(品種改良によって生まれた農作物を保護するための権利)などの、知的財産権を侵害する物品を、輸出や輸入してはならない。知的財産権の保護に関する政令などがある場合、それに準じること。
 
  部品: 不正競争防止法に違反する物品
  会社や藩国の機密情報や重要な技術の流出に相当するものや、他社や他国の形態や模様を真似たデッドコピーなどを輸出してはならない。不正競争防止法に類する政令などがある場合は、それに準じること。
 
  部品: 武器や兵器や弾薬や部品の輸出入
  武器や兵器や弾薬やそれらの部品を輸入や輸出してはいけない。拳銃や小銃、機関銃や砲、戦車や戦闘機や戦闘用I=Dとその装備、銃砲弾などの他に、それらを構成する部品などを分けて輸出入することも禁止である。
 
  部品: 爆発物や火薬について
  爆発物や火薬を輸出入してはいけない。ただし、武器や軍事兵器への利用やテロ行為などの犯罪行為以外の、きちんと使用目的や管理者などがはっきりしているもの、または政令などで輸出入が許可されているものは、これを除く。
 
  部品: 大量破壊兵器
  核兵器や化学兵器などの大量破壊兵器、または、それらの兵器を製造する目的での材料や関連部品の輸出入を禁止する。
 
  部品: 危ない医薬品や医療機器など
  品質や有効性や安全性が確保されていない医薬品や医療機器、藩国または帝国や共和国などによって規定されている指定薬物の輸出入を禁止する。
 
  部品: 危険な病原体など
  藩国や、帝国や共和国が規定する、危険な病原体の輸出入を禁止する。他にも、藩国または他国が管理または保有している組織が緊急的に感染ルートの遮断を行う場合は、詳細を確認の上、それに協力すること。感染系の呪いなどの危険な魔法の遮断についても、同様に詳細を確認の上、可能な限り感染の遮断に協力すること。
 
  部品: 違法プログラムなど
  違法なプログラムや、電子妖精などの危険度が高いプログラム、その品質や有効性や安全性が確保されていないプログラムについては、その輸出入を禁止する。判断がつかないものは信用できる組織などに連絡を行って必ず確認すること。
 
  部品: 魔法関係について
  危険な魔法が仕掛けられていたり、魔法の効果が不明だったり隠蔽されていたり、その魔法の品質や有効性や安全性が確保されていなかったり、用途が不明なものや、そもそも藩国間で輸出入の許可が下りていない魔法やその道具などは、その輸出入を禁止する。判断がつかないものは信用できる魔法系の藩国や組織などに連絡を行って確認すること。
 
  部品: 偽造された貨幣や紙幣など
  貨幣や紙幣、銀行券や印紙、郵便切手または有価証券の、偽造品や変造品や模造品ならびに偽造カードの輸出入を禁止する。
 
  部品: わいせつ物
  いたずらに性欲を刺激または興奮させたり、普通人の正常な性的羞恥心を害したり、善良な性的道義観念に反するような書籍、図画、彫刻物その他の物品の輸出入を禁止する。
 
  部品: 正規の藩国軍などは関税法が一部緩和される
  各藩国の正規の軍事組織などが扱う、武器弾薬や兵器、または魔法やその道具、プログラムなどは、その軍事活動に必要な物品についてのみ、それらを用いた売買を行わない限りにおいて、藩国内外への移動や輸送を許可、関税を免除する。ただし、書類などの必要な申請や、検査による確認はしっかりと行われる。不備がある場合は、不正な輸出や輸入として扱われる。
 
  部品: 輸送は軍事施設に限定される
  正規の藩国軍の軍事活動に必要な、武器弾薬や兵器、または魔法やその道具、プログラムなどなどの藩国内外への輸送の際には、基本的に軍の管轄下にある基地や空港や港といった軍事施設のみを対象に輸送を行うこと。
 
  部品: 特例を悪用した密輸などは強く禁止
  正規軍の特例による輸送の許可や免税を利用して、密輸などの売買や流出を行うことは、これを固く禁じて、もし破った場合は特に重く罰するものとする。国内外への許可のない武器や兵器などの拡散は、国民の安全な生活を脅かすものだからである。
 
  部品: PCやACEの扱いについて
  PCや藩国滞在ACEや個人ACEやPLACEなどは、所属している藩国の藩王や摂政や執政などの許可を持って、限定的に正規軍と同じように扱われるものとし、関税法における正規軍の特例が適用されるものとする。ただし、何らかの犯罪を犯したなどで指名手配されているケースなどは、これに該当しない。
 
  部品: 正規軍以外の組織についての扱い
  義勇軍や、危険地帯への調査団、藩国が雇った傭兵、エース組織など、藩国が保有する正規の軍事組織以外の組織については、その組織が所属する藩国、またはその組織が活動する藩国の藩王や摂政や執政などの許可がある場合にのみ、限定的にその藩国の正規軍と同じように扱われるものとし、関税法における正規軍の特例が適用されるものとする。ただし国家的に敵対指定を受けているような組織などはこれに該当しない。
 
  部品: 臨時の軍需品集積地について
  戦時情勢下などで、臨時の軍需品集積地を作る際には、その藩国の藩王または摂政や執政などが許可する場合にのみ、限定的に正規軍の特例を適用できるとする。ただし、あくまでも軍需品のみが対象であり、その売買などを行ってはならない。また、きちんと物資の記録や検査や保管などの管理が出来る集積地であることが必要となる。なお、戦闘または戦争終了後、この臨時の軍需品集積地は速やかに撤収を行い、軍需品の流出が発生しないようにしなければならない。
 
 


*インポート用定義データ

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        },
        {
          "title": "政府の決定によって関税は設定や変更が行われる",
          "description": "関税の設定やその変更は、その藩国における政府の決定によって定められなければいけない。政庁などの藩国政府の意思決定機関や、その藩国政府が保有する経済担当組織や経済専門家などは、その決定に関わることが出来る。",
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          "localID": 3,
          "expanded": true
        },
        {
          "title": "基本的な関税の種類",
          "description": "",
          "part_type": "group",
          "children": [
            {
              "title": "価格に対する従価税",
              "description": "その輸入品の価格に対して発生する関税が、従価税である。インフレなどで価格が上昇している状態ならそれに伴って高い税収が見込めるが、価格が下落している際には税収も下落するという性質がある。一般的に関税の大部分は従価税である。",
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              "localID": 5
            },
            {
              "title": "重量や数量や容積への従量税",
              "description": "輸入品の重量や数量や容積に対して発生する関税が、従量税である。1単位の数量に対していくらかかる、という感じで関税が決まる。事務手続きなどは簡易になるが、市場の変化や貨幣価値の変動などに対応できないという欠点がある。",
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              "localID": 6
            },
            {
              "title": "従価税と従量税を組み合わせた混合税",
              "description": "従価税と従量税を組み合わせたものが、混合税である。例えば、従量税のみだと適切な課税とならない場合、それを補うために従価税を含めて混合税とする場合などがある。",
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              "localID": 7
            }
          ],
          "localID": 4,
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        },
        {
          "title": "関税の設定による効果について",
          "description": "",
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          "children": [
            {
              "title": "自国産業を保護や育成できる",
              "description": "関税を設定することで、自国の産業を保護することが出来るようになる。例えば、その藩国の経済にとって重要な産業に対して打撃を与える輸入品に対しては、政府が高めに関税を設定することで、その産業を守ることが出来る。今は重要ではないが将来的には育成したい産業なども、同じようなことが可能である。ただし、相手の輸出国も商売のために輸出しているので、外交上の配慮や調整については、しっかりと行うべきである。",
              "part_type": "part",
              "localID": 9,
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            },
            {
              "title": "復興や発展途上の藩国への支援",
              "description": "復興や発展途上の藩国への支援として、特定の輸入品への関税を下げるということが可能となる。その国が充分に発展してから関税を適正に戻せばいいのだ。困っている時に助けられると、とても感謝されるものである。",
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            },
            {
              "title": "緊急関税をかけられる",
              "description": "緊急関税とは、他国の輸出量が経済状況の急激な変化によって膨大となり、その結果として藩国内の経済に打撃を与えるような状況にある時、緊急的に関税を課すものである。ただし、これは期間が限定される関税なので、その間に対策などを立てるわけである。",
              "part_type": "part",
              "localID": 11
            },
            {
              "title": "他国との交渉に使用できる",
              "description": "関税自主権を持つ藩国は、関税の緩和などを他国との交渉に使用することが出来る。政治的な取引や二国間の条約などで、関税というカードを使うことが出来るわけである。",
              "part_type": "part",
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            },
            {
              "title": "経済への悪意ある攻撃に対する防御",
              "description": "悪質なダンピングなど、藩国経済に打撃を与える輸入品に対しては、商売が成立しないような高すぎる関税をかけることで対処できる場合もある。自国産業の保護を理由に関税をかける場合、それでも輸出を行う相手国に配慮した関税の調整が必要だが、この場合は完全に経済から締め出す目的での関税を設定するわけである。ただし、こうした関税の設定は当然ながら外交関係を激しく悪化させるため、慎重に決定されなければならない。",
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              "localID": 13
            }
          ],
          "localID": 8,
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        },
        {
          "title": "関税を設定する際の注意点",
          "description": "",
          "part_type": "group",
          "children": [
            {
              "title": "バランスを間違うと危険",
              "description": "不当に関税を高くしすぎると、輸出する相手国の感情は悪化して、戦争の一因にさえなってしまう可能性がある。または、不当に関税を低くしすぎて国内産業への打撃が発生すれば、産業の衰退や国民感情の悪化は免れないだろう。関税の設定の際には、そうしたバランスを間違わないよう、厳しく注意しなければいけない。",
              "part_type": "part",
              "localID": 15
            },
            {
              "title": "なるべく自由貿易に近づけるよう心掛ける",
              "description": "経済においては、各藩国が得意とする分野で自由に貿易したり、なるべく平等の条件で競争できることが望ましいため、関税をかけすぎて自由貿易を大きく阻害するようなことは避けなければいけない。関税による保護貿易は、基本的には弱いものを格差などから守るためにあり、これを積極的に多用することは、大きな視野では経済の閉塞を意味するからである。",
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              "localID": 16
            }
          ],
          "localID": 14,
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        },
        {
          "title": "保税地について",
          "description": "",
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          "children": [
            {
              "title": "輸出入には保税地が必ず必要!",
              "description": "貨物を藩国から他国に輸出、または他国から藩国に貨物を輸入する際などは、必ず事前に、藩国政府が定めた保税地に貨物を入れなければいけない。保税地のチェックを経由せずに輸出入を行った場合、重い罰則が適用される。",
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              "localID": 18
            },
            {
              "title": "貨物のチェックや関税などを納付する場所",
              "description": "保税地では、輸出入される貨物のチェックや、輸入の際の関税や消費税などの納付を行う場所である。ここで審査や検査を行い、関税などを支払って、ようやく輸出入の許可が出るわけである。",
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              "localID": 19
            },
            {
              "title": "不正や犯罪を取り締まる効果もある",
              "description": "藩国が定めた保税地が無い場合、荷役の設備があれば貨物を藩国内のどこでも輸出したり輸入することが可能となってしまい、さまざまな犯罪の温床となってしまう。不正や犯罪を取り締まる意味でも、保税地の存在は重要なのである。",
              "part_type": "part",
              "localID": 20
            },
            {
              "title": "保税地の指定や場所",
              "description": "保税地は基本的に、藩国政府が輸出入の施設として定めた、環状線や空港や港湾などのコンテナヤードや貨物置場などが基本的に指定される。そうした場所で関税局などがチェックするわけだ。",
              "part_type": "part",
              "localID": 21
            },
            {
              "title": "その他の保税地域",
              "description": "国内外を結ぶ輸送施設以外でも、藩国政府や関税局などが指定や許可をすることで、保税地域を作ることは可能である。例えば、免税店や保税工場、国際展示場などである。ただし、免税店が出国者を対象に販売を行ったり、国際的な展示会などで購入した他国の商品はその時点で輸入扱いになるなど、制限や条件などは発生する。",
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              "localID": 22
            }
          ],
          "localID": 17,
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        },
        {
          "title": "輸入や輸出を禁じる貨物の一例",
          "description": "",
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          "children": [
            {
              "title": "麻薬や覚醒剤など",
              "description": "麻薬や向精神薬、大麻やあへん、けしがら並びに覚醒剤(覚せい剤原料を含む)や、あへん吸煙具は、輸入も輸出もしてはならない。ただし、藩国政府の政令などで輸入や輸出が可能とされているものはこれを除く。",
              "part_type": "part",
              "localID": 24
            },
            {
              "title": "人間を貨物と偽ってはいけない",
              "description": "人間を貨物と偽って輸出入することは禁止とする。また同様に、人間ではないが犬知類や猫知類やAI知類などの知性体に類する存在を、貨物として偽ることも同様に禁止とする。",
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              "localID": 25
            },
            {
              "title": "児童ポルノなど",
              "description": "藩国または帝国や共和国が規定するところの、児童の保護や健全な育成に反する児童ポルノや、児童買春に関連する貨物の輸出入を禁ずる。",
              "part_type": "part",
              "localID": 26
            },
            {
              "title": "知的財産権を侵害する物品",
              "description": "特許権(新しい物や方法を発明した人に与えられる独占権)、実用新案権(新しい物品の形状や構造、または組み合わせを発明した人に与えられる独占権)、意匠権(新規性や独創性のある優れた形状や模様や色彩の工業デザインを考えた人に与えられる独占権)、商標権(ブランドのトレードマークやサービスマークを保護するための権利)、著作権(思想や感情の創作的表現を保護するための権利)、著作隣接権(著作物の流布に貢献する人を守るための権利)、育成者権(品種改良によって生まれた農作物を保護するための権利)などの、知的財産権を侵害する物品を、輸出や輸入してはならない。知的財産権の保護に関する政令などがある場合、それに準じること。",
              "part_type": "part",
              "localID": 27
            },
            {
              "title": "不正競争防止法に違反する物品",
              "description": "会社や藩国の機密情報や重要な技術の流出に相当するものや、他社や他国の形態や模様を真似たデッドコピーなどを輸出してはならない。不正競争防止法に類する政令などがある場合は、それに準じること。",
              "part_type": "part",
              "localID": 28
            },
            {
              "title": "武器や兵器や弾薬や部品の輸出入",
              "description": "武器や兵器や弾薬やそれらの部品を輸入や輸出してはいけない。拳銃や小銃、機関銃や砲、戦車や戦闘機や戦闘用I=Dとその装備、銃砲弾などの他に、それらを構成する部品などを分けて輸出入することも禁止である。",
              "part_type": "part",
              "localID": 29
            },
            {
              "title": "爆発物や火薬について",
              "description": "爆発物や火薬を輸出入してはいけない。ただし、武器や軍事兵器への利用やテロ行為などの犯罪行為以外の、きちんと使用目的や管理者などがはっきりしているもの、または政令などで輸出入が許可されているものは、これを除く。",
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              "localID": 30
            },
            {
              "title": "大量破壊兵器",
              "description": "核兵器や化学兵器などの大量破壊兵器、または、それらの兵器を製造する目的での材料や関連部品の輸出入を禁止する。",
              "part_type": "part",
              "localID": 31
            },
            {
              "title": "危ない医薬品や医療機器など",
              "description": "品質や有効性や安全性が確保されていない医薬品や医療機器、藩国または帝国や共和国などによって規定されている指定薬物の輸出入を禁止する。",
              "part_type": "part",
              "localID": 32,
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            },
            {
              "title": "危険な病原体など",
              "description": "藩国や、帝国や共和国が規定する、危険な病原体の輸出入を禁止する。他にも、藩国または他国が管理または保有している組織が緊急的に感染ルートの遮断を行う場合は、詳細を確認の上、それに協力すること。感染系の呪いなどの危険な魔法の遮断についても、同様に詳細を確認の上、可能な限り感染の遮断に協力すること。",
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              "localID": 33,
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            },
            {
              "title": "違法プログラムなど",
              "description": "違法なプログラムや、電子妖精などの危険度が高いプログラム、その品質や有効性や安全性が確保されていないプログラムについては、その輸出入を禁止する。判断がつかないものは信用できる組織などに連絡を行って必ず確認すること。",
              "part_type": "part",
              "localID": 34
            },
            {
              "title": "魔法関係について",
              "description": "危険な魔法が仕掛けられていたり、魔法の効果が不明だったり隠蔽されていたり、その魔法の品質や有効性や安全性が確保されていなかったり、用途が不明なものや、そもそも藩国間で輸出入の許可が下りていない魔法やその道具などは、その輸出入を禁止する。判断がつかないものは信用できる魔法系の藩国や組織などに連絡を行って確認すること。",
              "part_type": "part",
              "localID": 35
            },
            {
              "title": "偽造された貨幣や紙幣など",
              "description": "貨幣や紙幣、銀行券や印紙、郵便切手または有価証券の、偽造品や変造品や模造品ならびに偽造カードの輸出入を禁止する。",
              "part_type": "part",
              "localID": 36
            },
            {
              "title": "わいせつ物",
              "description": "いたずらに性欲を刺激または興奮させたり、普通人の正常な性的羞恥心を害したり、善良な性的道義観念に反するような書籍、図画、彫刻物その他の物品の輸出入を禁止する。",
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              "localID": 37
            }
          ],
          "localID": 23,
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        },
        {
          "title": "正規軍の特例",
          "description": "",
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          "children": [
            {
              "title": "正規の藩国軍などは関税法が一部緩和される",
              "description": "各藩国の正規の軍事組織などが扱う、武器弾薬や兵器、または魔法やその道具、プログラムなどは、その軍事活動に必要な物品についてのみ、それらを用いた売買を行わない限りにおいて、藩国内外への移動や輸送を許可、関税を免除する。ただし、書類などの必要な申請や、検査による確認はしっかりと行われる。不備がある場合は、不正な輸出や輸入として扱われる。",
              "part_type": "part",
              "localID": 39
            },
            {
              "title": "輸送は軍事施設に限定される",
              "description": "正規の藩国軍の軍事活動に必要な、武器弾薬や兵器、または魔法やその道具、プログラムなどなどの藩国内外への輸送の際には、基本的に軍の管轄下にある基地や空港や港といった軍事施設のみを対象に輸送を行うこと。",
              "part_type": "part",
              "localID": 40
            },
            {
              "title": "特例を悪用した密輸などは強く禁止",
              "description": "正規軍の特例による輸送の許可や免税を利用して、密輸などの売買や流出を行うことは、これを固く禁じて、もし破った場合は特に重く罰するものとする。国内外への許可のない武器や兵器などの拡散は、国民の安全な生活を脅かすものだからである。",
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              "localID": 41
            },
            {
              "title": "PCやACEの扱いについて",
              "description": "PCや藩国滞在ACEや個人ACEやPLACEなどは、所属している藩国の藩王や摂政や執政などの許可を持って、限定的に正規軍と同じように扱われるものとし、関税法における正規軍の特例が適用されるものとする。ただし、何らかの犯罪を犯したなどで指名手配されているケースなどは、これに該当しない。",
              "part_type": "part",
              "localID": 42
            },
            {
              "title": "正規軍以外の組織についての扱い",
              "description": "義勇軍や、危険地帯への調査団、藩国が雇った傭兵、エース組織など、藩国が保有する正規の軍事組織以外の組織については、その組織が所属する藩国、またはその組織が活動する藩国の藩王や摂政や執政などの許可がある場合にのみ、限定的にその藩国の正規軍と同じように扱われるものとし、関税法における正規軍の特例が適用されるものとする。ただし国家的に敵対指定を受けているような組織などはこれに該当しない。",
              "part_type": "part",
              "localID": 43
            },
            {
              "title": "臨時の軍需品集積地について",
              "description": "戦時情勢下などで、臨時の軍需品集積地を作る際には、その藩国の藩王または摂政や執政などが許可する場合にのみ、限定的に正規軍の特例を適用できるとする。ただし、あくまでも軍需品のみが対象であり、その売買などを行ってはならない。また、きちんと物資の記録や検査や保管などの管理が出来る集積地であることが必要となる。なお、戦闘または戦争終了後、この臨時の軍需品集積地は速やかに撤収を行い、軍需品の流出が発生しないようにしなければならない。",
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              "localID": 44
            }
          ],
          "localID": 38,
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        }
      ],
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    }
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