リューンについて



★大雑把なまとめ(随時更新)


・リューンには心や意識のようなものがあり、生物の死後、青い光になって親しい誰かに宿ったり、運命を変えてほしい人を助けたりすることもある。
・リューンと契約することで、リューンを操ることが出来るようになる。
・リューンは、絶技を使ったりすると疲弊する。酷使されるとへそを曲げることもある。ただ、絶技を使うとリューンが消費されたりはしないらしい。
・強すぎるか純すぎるかして、人の境界線を超えたものが、リューンの光を武器として扱えるようになる。
・ただの努力によって磨き上げられた凄い技にも、リューンが寄ってくることがある。




★説明系


●2003年2月26日 式神の城EVOLUTION 公式設定資料集 P93
 ○リューン
  リューンという呼び方は第2世界のもの。意識子、情報子、精霊ともいう。精霊手や魔法の発動に関与する。


●2004年3月6日 Aの魔法陣掲示板 ロールDOJO5.5
 リューン:
  成功要素の一つ。目に見えない能力の一つで、知覚の一つでもあり、それそのものが力となりうる。
  リューンを込めて拳を振るえば、通常よりも高い破壊力を生じさせうる。
  ただし、リューンは魔法を除いて容易に制御できるものではなく、いつ発現するかは天のみぞ知る。


●Aの魔法陣ルールブック P203 リューン
 万物の精霊のこと。役割に応じて分化する前の精霊=世界の力。
 全てのファンタジー(妖精)はリューンから生まれるとある。見ることも出来ないし、現実的な力を持つわけでもない。


●Aの魔法陣ルールブック P203 青く輝く瞳
 1)リューンが味方する真なる勇者は体の中の海である瞳に、青い光が宿る。
  本来目に見えず、力も持たないはずのリューンが、鼓動を持って顕在化した証拠である。


●アルファシステムサーガ P139
 エリンコは、それまで経験的に「空の穴」や「光の穴」として知られていた超常現象的な局所異変が、
 異世界との情報流通を担うリューン(霊子・意識子)なる情報素粒子が一時的に大規模集積し、
 そのエネルギーの一部が放出され可視チェレンコフ光として観測されたものであることを明らかにした。
 このような世界間の大規模情報交換現象は、おおむね人口密集地でよく見られ、そこにはリューン束の通路が定住することが突き止められる。
 いわば異世界との情報・エネルギーの「門」ともいうべきこの空間的なポイントは、ワールドタイムゲート(WTG)と名付けられた。




★描写系


●ゲームガンパレ 来須との会話
“「お前も、そうなのか。」 来須は、青い光を出した。自分の周りを浮遊させている。
 「これは、かつて人や動物や、植物だった光だ。かつて大切にされたものの光だ。…精霊という。
 あまりにも強すぎるか、純過ぎる故に人の境界線を越えた者が、この光を武器にして、扱えるようになる。
 全ての死者の代理人として、地上世界に…運命に介入するためだ。
 人類決戦存在HERO。最後の精霊手。
 お前は強すぎたのだ。多くの死者の魂がお前を代理人として歴史を変えようとしている。
 …もう、この戦いを終らせたいと。そう言っている。あの竜を、許せと。
 …教えよう。その光を、どうやって武器にするかを。」”


●ゲームガンパレ 来須との会話
“「…。この光は、想いだ。 かつて生きていて、遠い未来を夢見ている。死してもなお俺を守り、青につくす数多の願いだ」
 来須は、手をゆっくりとさし伸ばすと、天に帰した。光が、なごり惜しそうに来須をめぐると、天に帰っていく。来須の無表情な横顔が、ひどく悲しく思えた。”


●ゲームガンパレ ヨーコさんとの会話
 “最初に模様ありキでス。これは、幸運の模様。万物の精霊、この模様を巡って踊り、言うことを聞くデス。イアルは太陽の名前。幸福の名。”


●ゲームガンパレ 瀬戸口との会話
“いいか、一生に一度しか言わない。愛は、許すことだ。
 お前の力を、お前の敵を、お前と一緒に居る者を、お前の知らない人を許すために使ってみろ。
 …万物の精霊は、お前に殺させるために、お前と契約したわけじゃない。
 お前がすべてを許すように、契約したんだ。
 …ん、なんで俺が万物の精霊を知っているかだって?
 さてね、他にもお前みたいな奴がいたんだろ。愛を知らず、失敗した…な”


●ゲームガンパレ ブータと狩谷の会話
“狩谷:僕の勝ちだな…なに? くそ! なんだこの青い光は!
 ブータ:立て、伝説よ。お前の役割は終っておらぬ。伝説は最後に、大逆転するものだろう。
 狩谷:…万物の精霊。この期におよんで、まだ万物の精霊を呼ぶか! 人が太古に捨てた感傷まで動員して…。そうしてまで僕が憎いか!
 ブータ:感傷ではない。ひとのゆめだ。
 人が生きる時、ゆめがうまれる。暗い絶望と嫉妬のゆめだ。
 憎しみと後悔が産む、自分は罰せられるだろうという、ゆめだ。
 だが、それでもひとが生きようとするときに、もう一つのゆめがうまれる。
 はかなく頼りないが、たしかに存在する夢だ。
 どこかで誰かが自分を見守っている。
 影で人知れず、あしきゆめと戦っている!
 弱い自分だが、我もだれかのために戦おうと!
 我ら神族は、その決意! 存在せぬが、ひとが信じるそれゆえに、血肉を与えられ、あしきゆめと永劫に戦うよきひとのゆめ!
 さもあるがように語られる、ありえない伝説。
 だが、人が戦うには十分な理由!
 人が人を信じるに十分な理由!
 され! あしきゆめよ! 夜がくれば朝が来るように、希望と言ううすあかりと共に、人の心に、よきゆめが戻ったのだ!
 世界は再び選択した!
 生きようと! 生きて再び明日を見ようと!”


●リターントゥガンパレード 第10回(前編)
「答えろ、友よ!」
 瞬く間に周囲のリューンが汚染されていくのがわかった。
 男を中心に膨大な量のリューンが、次々と可能性を黒く塗りつぶして行く。
「完全なる青は死んだ。友よ。もはや言い訳はすまい。最後の命だ。あたらしい青を探せ。あたらしいシオネを探すのだ」
 ブータは歌を歌った。黒いリューンを少しでも押しとどめるために。
 このままでは世界が滅ぶ。今この機会を除けば。
 しかし。
 ブータの視界が暗くなる。
 リューンが、決定的に不足を始めていた。
 http://www.alfasystem.net/novel/etc/return/10-4.htm


●リターントゥガンパレード 第10回(後編)
 それは何も変わってなかったのだ。ただ時間が過ぎただけ。
 ブータはこの瞬間、己の周りを漂う幾千万のリューン達が そうささやいていたことに初めて気づいた。
 失われたリューンを補おうと、ブータが下を向いている間に世界が懸命に歌っていたのだった。
 http://www.alfasystem.net/novel/etc/return/10-12.htm


●リターントゥガンパレード 第10回(後編)
「愛する者の嘘を現実にするために、猫はどれだけの苦労をするのだろう。だがそれが猫生。誇り高き我が生き方」
 そして走りながら、前足の爪で地面に鮮やかに聖句を描いた。我こそ最後と。
 文字が輝き、地上のあらゆる所からリューンが一斉に集まり始める。
 リューンはシオネアラダをよく覚えていた。 また味方しようと、思っていたのだった。
 ブータは煙の中に入ると、顔をあげて煙の向うの巨大な影を見た。
 そして笑った。心の底から沸き上がる勇気が、ブータを微笑ませた。
 そして低い声で朗々と、リューンを整列させる歌を歌い始めた。
 http://www.alfasystem.net/novel/etc/return/10-14.htm


●リターントゥガンパレード 第14回
 ブータがそう言うと、宙に浮きながら無重量空間にリューンの息吹を感じた。
 細くて白い腕をひっかき傷だらけにしたシオネが宙を泳いでくる。完全に怒っていた。
 http://www.alfasystem.net/novel/etc/return/14-5.htm


●リターントゥガンパレード 第17回(前編)
「"それ"を信じるなら戦えばいい。口で言えばそれが実在するのか。馬鹿が。食い殺されろ、忠孝。
 戦えばそれは事象になる。 そこにそれがあるという、証拠になる。戦いもせずにそれを証明することは誰にもできない。今のお前は糞と大差ない」
 スキピオの姿が、神々のように光輝いた。
 言葉を紡げばリューンがささやく。そうだ、そうだ。
 http://www.alfasystem.net/novel/etc/return/17-3.htm


●来須くんのガンパレード
 ののみタイプは、崩れ落ちて消えようとしている幻獣の隣にひざまずくと、その気持ちの悪い身体に抱きついて、ありがとうと言った。
 残った瞳を優しげに開き、消えていく幻獣。青い輝きに変わる。
 青い輝きが、ののみタイプを守るように巡る。次々と死んだ幻獣達が、それに続いた。
 ののみタイプは、虚空に向かって口を開いた。
「駄目。輪の中にお帰りなさい。星にお帰りなさい。リューンになることは永遠の悲しみ。私は大丈夫です、私は大丈夫」
 輝きは、より一層輝いて、ののみの手の動きに追随した。
「精霊手…」
 ブータが、雄雄しく鳴いた。
 http://www.alfasystem.net/novel/etc/gp/kurusu.html


●2003年2月26日 式神の城EVOLUTION 公式設定資料集 P109
“ニーギは青い月を見上げると、歌を歌った。聞いたこともない歌だった。
 瞬く間に大気に漂う精霊が集まってくる。それは新しい青の青から下賜された精鋭のリューン百四十万三千であった。”


●2004年12月3日 Aの魔法陣掲示板 13:17 鷹月出陣
 サーキットでは整備員退避。最後のエアロックが閉めらめる。
 7つの世界中から集められた勇気あふれる義勇リューンたちがサーキットに充填され、不可視属性の回路を浮かび上がらせる。


●小説 式神の城3 石神迷路の解 P199・200
“先ほどと同じ呪文を唱える。しかし反応が悪い。浮かび上がった赤と黒の炎は、風前の蝋燭の火のように弱々しくしく揺れている。
 ――言葉がうまく伝わってない。そんな感覚が光太郎にもあった。”
“「だが確かに、燃料が切れたとかそういうことじゃない。光太郎を取り巻く光――多分リューンとかってのの存在は、減ってない。
 ただ周囲を取り巻くばかりで、言うことを聞いていないように見えるんだ。集結して輝いていたものが、今は分散してボンヤリ光ってる。
 なぜそうなのかはわからないが、酷使されへそを曲げたとしか表現しようがない」”


●小説 式神の城3 石神迷路の解 P212
“この絶技、『地獄の炎』は相手への牽制には最適だが、リューンの消耗が激しすぎる。
 まだ余裕はあるものの、普通に乱発していたのでは先細りである。
 ――あれをやっておいた方がよいか。
 スッと胸の深くに、小夜は息を吸い込んで唱えた。
「わが門の片山椿まこと汝――わが手触れなな土に落ちかも――」
 唇を結ぶように、発声を止める。技で疲弊した小夜を取り巻くリューンが、再び元の活性を取り戻した。
《今のも絶技?》
 訊いてくる月子に、小夜は頷いた。
「ただ使うたびに活性効果は落ちます。無理なものを、泣きついて頑張らせるのに近い歌ですから。『地獄の炎』を連射するという風には、いきませんね」”


●幻想交流 スルガ編 第十六話 「絶技」
「分かっています。整理のためです。向こうからこっちについて言えば、あまり有用なものはないでしょう。
 例えば向こうの一部で使われている絶技。あれをこっちで唱えても何も起きない。
 この世界に絶技の基礎になるリューンというものがまったくないせいだと、言われています」
 https://genso-koryu.jp/novels/2-16


●幻想交流 スルガ編 第三十四話
 石清水は小さな翼を振った。連続して翼を突き出し、回転する。
 人間の目には見えないが大妖精の目には見える力で、翼の先に青い光が灯った。
 リューン、精霊たちがその技に感応して集まってきていた。
 絶技の使えない種族であるただの人間が、ただの努力だけで、しかも小鳥の姿なのに、僅かとはいえリューンを従えている。
 光の線を描いて小鳥は踊った。流れるように舞うその様は、月光の下でひどく幻想的に見えた。
 https://genso-koryu.jp/novels/2-34


●幻想交流 シミズ編 第十二話 「女の子」
「友達の小妖精が絶技使ったら、羽が割れて……」
「小妖精が絶技使ったら死んじゃうよね。体内に保持するリューン少ないし」
 https://genso-koryu.jp/novels/3-12


●2017年12月21日 ツイッター 00:45 芝村さんのツイートより
 バロ:「汚染も暴走も黒の内ではあるが、これだけのことをしたのだ。俺が許可してもリューンが許すかどうか……」
 https://twitter.com/siva_yuri/status/943507718962266112


●2019年2月5日 テンダイス記事 22:48 上級秘歌:青と黒の戦い
”黒にして黒の我はただ力によりて顕現さす。地を砕け。完成せよ大地砕き!”
”青にして青の我はただ速度によって切り開く。完成せよ、音速剣!”
 直後に二〇kmに渡って土という土がバロの足踏みで砕け、奈落の穴を作り、青の剣が巻き上がる土を切り裂き、惑星大気を歪めて巨大な嵐を生成させました。
 どんな生き物も二人の目の輝きに圧されて心臓が止まり、すぐにも場はただオーマたちが戦うだけの場所になりました。
 二人は笑いながら次なる絶技を使い始め、リューンは戦闘動員されて生き物や地形を維持するのをやめて、ただ戦闘のために森羅万象を操作し始めました。
 http://blog.tendice.jp/201902/article_4.html




★質問系+その他


●2000年10月30日 旧謎板263
 Q:もしかしたら基本的な事かもしれませんが…… 田代の拳が光るのってどういう事なのでしょうか?
  彼女の過去の経緯から、そのプロセスはわかるのですが、実際にそれがどういう仕組みのものなのか、ちょっと疑問に思ったもので……
  例の「青い光」と同じものと考えて良いのでしょうか? それともまったくの別物?
 A:例の青い光です。万物の精霊と神々が呼ぶ存在ですね。まあ、原始的な精霊手とも言えるでしょう。


●2004年3月6日 Aの魔法陣掲示板 ロールDOJO5.5
 エンハンス:
  **(名前)にバルカラルの文字を刻み、支配下に置く魔法。成功要素の一つ。
  その存在が大きければ大きいほどにエンハンスの力量(難易度)が必要とされる。
  エンハンスされたものとエンハンスしたものは魂が結びつき、互いに起きていることを知覚しはじめる。
  エンハンスの痛みは、術者の痛みである。エンハンスされたものは微弱ながら術者のリューンを帯びる。
  エンハンスを人にかけることは良識に反するとされ、邪悪な術法とされる。
 エンハンス解除:
  エンハンスよって支配にあるものを、刻まれた名前を削ることで解放すること。
  エンハンス解除という魔法があるわけではない。
 踊る**(名前):
  エンハンスによって支配下にある**(名前)を空中に浮かせ、踊らせる魔法。自分の思うとおりに空中で動かせる。
  **(名前)を戦闘に用いることも出来る。**(名前)の姿を直接視認しない限り、これを使うことは出来ない。
  成功要素の数分同時に動かせる**(名前)は増える。 **(名前)の例:剣、食器、 箒/掃除用具
 再生:
  エンハンスによって支配下にある**(名前)を術者の記憶をもとに再生させる魔法。
  人にかけることは良識に反するとされ、邪悪な術法とされる。


●2005年5月9日 新謎板20920
 Q:式神2のデモにおいて、ダンデオンがロジャーを指して「精霊をまとわぬ戦士」と言っていますが、これは何故でしょうか。
  アラダ→リューン使い→精霊使いだと思うので、ロジャーも精霊をまとっていると思うのですが。
  ダンデオンの言う「精霊をまとう戦士」とは、ただのアラダでは不十分なのでしょうか。
 A:精霊=リューンではないですよ。よくそういう表現がされうるだけの話で、本場、第1第4でいう精霊と他世界のそれは違います


●2007年4月24日 テンダイス記事 03:05 ゲーム結果:小笠原決戦(1) 白オーマの絶技取得
 ・2度の盾(指) 敵の攻撃を2度ずらします。
 ・結婚の誓い(白精霊手) 死が分かつまで互いの能力を使えます。
 ・死の指 指差した対象に詠唱戦行為+4修正
 ・琴弓合奏 絶技国家にあわせると効果が2倍になります。
 ・リューン集合 支配下のリューンを集めます。次の絶技効果が2倍になります
 http://blog.tendice.jp/200704/article_50.html


●2016年11月25日 テンダイス記事 ソロゲーム9ターン目(修正1)  & エレメンタル・ローズ ソロゲーム LAST・TURN 
“・全精霊解除 全部の精霊との契約を解除する。”
“精霊との契約を解除した場合、解除したその瞬間に新たに精霊たちが自由意思で世界中から集まって来てあなたの指揮下に入り、 と戦おうとする。
 以後、保有精霊を0にし、予備に居酒屋ヴァルハラのコメント数を加える。
 人類ではなく、世界の決戦存在として戦え。貴方の右手に描かれた模様が光り、精霊が悪を滅ぼせと吠えている。”
 http://blog.tendice.jp/201611/article_14.html
 http://blog.tendice.jp/201611/article_16.html


●2017年8月13日 ツイッター 11:43 芝村さんのツイートより
 高渡あゆみ:お疲れ様です。個人ACEアイドレス相談となります。
  未開示の リューン使い(晋太郎さん 乙女(こよみ についてどういう方向性かヒントいただけませんでしょうか
 芝村:乙女は乙女なのでおとめらしくするがよかろう。
  リューン使いは魔法使い系上位職
 高渡あゆみ:ありがとうございます!
  メンタル的な意味かユニコーン的な意味か複合でしょうか
  リューン使いは白魔法使いとは違う方向の上位職と考える感じでしょうか
 芝村:複合
  白黒関係ない根本的なものだね。
 https://twitter.com/siva_yuri/status/896562782169989120


●2019年2月18日 芝村さんの質疑回答より
 Q:よろしくお願いします。リューンについての質問です。
  前提1,物体を情報分解するとリューンになる。オーマが連れている精霊もリューンであり絶技にもリューンを使用する。
   このようにリューンとは万物を構成できる、無名世界観における素粒子(何でも作ることができる、つまり何にでも変化可能な素粒子)である。
  前提2,しかしリューンは万物の素粒子でありながらも瞬間瞬間で恣意的に別のものに変化しているわけではない。
   ある物体を構成するリューンはまた別のときもそれである(例:ある木製の椅子aは1秒後も木製の椅子aである。通常ではこれが突如ミートソースになったり、アイドルの歌になったり、生きた鷲や大海原にはならない)
   または連続性がある(例:ある木製の椅子aの上にはその1分後には以前よりも塵が積もり、10年後には朽ちはじめ、数十年後には風化して塵になっている。しかし一瞬で朽ちたりすることは通常ではありえない)
   つまりリューンは万物の素粒子でありながらも、”同一性ももっていること”がわかる。
  仮設1,これは矛盾する。リューンが万物の素粒子ならば恣意的に刻一刻と瞬間ごとに姿形を変えるはずである。しかし万物は瞬間ごとに恣意的に姿形を変えているわけではない。
  仮設2,とするとリューンの恣意的な変化を止めるなんらかの力がリューンに働き、そのことでリューン、物体は同一性と連続性を保っていることになる。言い換えればその力は”あるものをあるもののままにさせておく力”である。
  仮設3,このことをアリストテレスが唱えた原子論であるヒュレー(素材)とエイドス(設計図)論に当てはめると、リューンはヒュレー、リューンに同一性を保たせる力がエイドスになる
  (例:ある木製の椅子aはリューンと「木製の椅子aエイドス」が組み合わさることで木製の椅子aを形作り、木製の椅子aという同一性を保ち続ける)。
 Q1:上記の見立てのように、万物の素粒子であるリューンの恣意性を退け、同一性を保ちながら物体などを形作るために必要な力を加える、エイドスのようなものが無名世界観には存在しますか?
 A:a1 リューンは情報しか扱わず、本来物質とは関係ない。
  もっと正確に表現すると絶技でも使わない限り情報が先んじる事もない。リューンは物質に付属する情報である。
 http://www3.rocketbbs.com/731/bbs.cgi?id=siika3&mode=res&no=371


●2002年12月15日 新謎板9701
 Q:(1)世界間の情報は何を媒体に伝わっているのですか? 光ですか?
 A:光です。
 Q:(2)世界のあいだにもなぜ通常の物理法則(光の速度を超えられない etc)が適用されるのですか?
  世界によって物理法則がちがうのに、どうして光の早さの法則のみが全世界(かつ、世界の間の空間(?))で普遍的なんでしょう?
 A:世界の違いによる物理法則の違いとは、人の認識であって、世界の認識ではないということですね。


●2003年2月26日 式神の城EVOLUTION 公式設定資料集 P93
  ○可能性
  ワールドタイムゲートに関して“可能性”という場合、その世界のその後を大きく変えうる“可能性”(必然性)のことを指していう。