*部品構造

-大部品: 星風藩国天文局 RD:30 評価値:8
--部品: 天文局について
--部品: 海図作りが発端
--部品: 星空が綺麗な星風藩国
--部品: 拠点は天眠山の天体観測所
--大部品: 天文局の仕事 RD:6 評価値:4
---部品: 星図の作成
---部品: 月の観測と周期性の把握
---部品: 暦の研究
---部品: 星々の周期性と出来事の関係を調べる
---部品: 星空の異常の記録と報告
---部品: 宇宙の姿を明らかにする
--大部品: 天眠山の天体観測施設 RD:20 評価値:7
---部品: 天眠観測所について
---大部品: 研究施設や居住施設の設備や道具 RD:9 評価値:5
----部品: 宿泊室
----部品: 食糧庫
----部品: 大型望遠鏡と接続している記録機材と大型コンピューター
----部品: 空調設備
----部品: 街まで移動するための車両
----部品: 電話などの通信設備
----部品: 非常用電源
----部品: 暖かい防寒着
----部品: 個人携帯用の反射望遠鏡
---大部品: 大型の反射望遠鏡(リッチークレチアン式) RD:10 評価値:5
----部品: 反射望遠鏡について
----部品: 色収差が発生しない
----部品: RC望遠鏡とは何なのか
----部品: 望遠鏡の口径が大きい
----大部品: 鏡筒部分について RD:2 評価値:2
-----部品: トラス構造の鏡筒
-----部品: セルリエトラス式で光軸ズレを起こさない
----部品: 経緯台方式の架台
----部品: コンピューター制御と回転するカメラ
----部品: 普段はドームに格納されている
----部品: ファインダーが付いている



*部品定義

**部品: 天文局について
星風藩国の天文局は、星の運行や観測など、宇宙におけるさまざまな現象の記録や研究を主とした政府運営の研究機関である。大型の天体観測望遠鏡を保有しているのが特徴である。

**部品: 海図作りが発端
星風藩国では海運の準備が進められていたが、安全な航路を導くのに必要な海図を作成する際、位置情報をどう取得するかが問題となった。星風藩国はGPSどころか衛星も所有しておらず、そこでとりあえず太陽や月や星々を目印にしようと考えた。そのための研究機関として作られたのが、天文局である。

**部品: 星空が綺麗な星風藩国
星風藩国の名前の由来に星があるのは、星が希望を意味することもあるが、星風藩国の夜空の星が綺麗だったことにも由来する。最初期は発展途上ということもあって光害も無く、また西国であるため雲も少なかった。そのため天体観測には向いていたという。

**部品: 拠点は天眠山の天体観測所
天文局の拠点は、七天山脈のひとつである天眠山の天体観測所である。天眠山は七天山脈でも背が低い感じの山だが、山裾が広く道路も整備されており、山頂付近も平らに近い地形のため、ここに天体観測施設を作ろうということになった。そもそも天眠山は牧歌的な雰囲気の漂うのんびりした山であり、ピクニックなどに向いていそうなことからそれなりに目を付けられていたのだが、これを機に将来的にはプラネタリウムなどを建てるのも良いかも、という思惑もあったようである。

**部品: 星図の作成
天文局では、星図の作成こそが最初の仕事であった。天体観測によって毎年、各季節の星々のデータを収集、分析してまとめて、精度の良い星図を作ることである。このデータを基に、位置情報を取得する機械が夜空の星々を観測して、現在地を明らかにするという計画があったのである。

**部品: 月の観測と周期性の把握
月の観測は天文局でも重要な仕事のひとつである。月を観測することで、海の満ち欠けといった周期性を明らかにできるからだ。これは船乗りにとっては重要なことであり、他にも月の大きさや軌道なども計算によって明らかにする仕事があった。

**部品: 暦の研究
月の満ち欠けや、星々の運行、そしてこの星が太陽を一周する期間などから、暦の研究を行う。すでに暦がある場合は、それが正しいかの確認を随時に行う。

**部品: 星々の周期性と出来事の関係を調べる
川の氾濫や収穫期などのさまざまな現象と、星々の運行やその周期性に、何らかの一致が無いかを確認するという仕事がある。なお、この仕事は別部署の政府機関などによる依頼を受けての調査が主である。ファンタジーなどの不可思議な出来事に対して、こうした方面からのアプローチが必要な時もあるかもしれない。

**部品: 星空の異常の記録と報告
星々の光が本来の正確なものより何故か歪んでいたり、あるはずのない星を発見したなど、そうした不可思議な現象を発見した場合は、直ちに記録および報告を行う。敵対勢力の宇宙船の噴射光だったり、ゲートなどで重力なり空間なりが少しずつ歪んでいるなどを発見しているかもしれないからである。

**部品: 宇宙の姿を明らかにする
天文局の最大の仕事となるのは、ずばり、宇宙がどんな姿をしているのかを明らかにすることである。太陽系の外にある銀河系のさまざまな情報を分析および研究することは、遠からず宇宙進出の時代にとって役に立つことだろう。それは今ではない遠い未来の話かもしれないが、それでもこの仕事には、他の仕事に比べて桁違いのスケールで夢とロマンがあった。宇宙の3Dモデルの作成などは、分かり易い成果となるだろう。

**部品: 天眠観測所について
天眠山天体観測所、長いので天眠観測所などとも呼ばれるこの施設には、大型の反射望遠鏡がある観測施設の他に、研究施設や居住施設などが整えられている。最初期のこの頃には、プラネタリウムなどもなかったという。

**部品: 宿泊室
泊まり込みになることが多い天体観測所では、宿泊室がある。寝て起きて食事して休んだりするためだけの部屋が複数あって、職員達の個室のようになっている。

**部品: 食糧庫
長期間、観測所で生活するためには食料が必要である、そのために食糧庫がある。ちなみに食糧そのものは車両で定期的に街まで買い物に行くという。

**部品: 大型望遠鏡と接続している記録機材と大型コンピューター
大型望遠鏡が取得した情報を記録する機材と、それをさまざまな角度から分析するための大型コンピューターがある。星図データの作成や、宇宙のデータベースなどの作成が行われている。

**部品: 空調設備
寒暖の差が激しい西国ではお馴染みの設備である。天眠観測所は砂漠の暑さからは遠い位置にあるが、しかし夜の冷え込みは相当なものなのである。

**部品: 街まで移動するための車両
街から山の上にある天眠観測所までは、道路がそれなりに整備されているとはいえ、やはり距離がある。そのため天眠観測所では、街への移動に使うバイクや車などがある。

**部品: 電話などの通信設備
街まで距離があることもあり、電話などの通信設備が整えられている。テレビも見れるぞ。というか外部からの情報取得手段がないと、かなり寂しいともいう。

**部品: 非常用電源
街から電源は通っているのだが、さすがに距離があることもあり、何かあって停電したら大変なことになるため、大型の非常用電源が備えられている。

**部品: 暖かい防寒着
西国の夜間は冷え込む上に、山の上に観測所があるため、とにかく寒い。そのため暖かい防寒着は必需品となっている。携帯用の望遠鏡で観測することだってあるからだ。

**部品: 個人携帯用の反射望遠鏡
個人携帯用の反射望遠鏡がいくつか備えられている。大型望遠鏡を使うほどの観測作業でない場合、こちらを使うことになる。新人の光軸調整の練習などもこれでやるという話だ。ちゃんと架台やファインダーや記録機材も付いている。

**部品: 反射望遠鏡について
反射式望遠鏡は、望遠鏡の光学系における種類のひとつである。屈折式望遠鏡と違って筒の底に鏡を備えて、そこで反射した光をさらに鏡またはレンズを用いて、それを観測するものだ。

**部品: 色収差が発生しない
色収差とは、レンズを使った望遠鏡において光がレンズ内を屈折する際に、色が分散してバラけてしまうことである。しかし反射望遠鏡では鏡を使っているので、基本的に色収差は発生しない。

**部品: RC望遠鏡とは何なのか
RC(リッチークレチアン)望遠鏡とは、反射望遠鏡の光学系の種類のひとつで、最初に光を受ける主鏡の凹面鏡と、続いて光を受ける副鏡の凸面鏡が、それぞれ高次非球面で形作られているものである。つまり球面に近いが、微妙に球面ではない複雑な鏡が使われている。これらは鏡面収差やコマ収差が発生する対策のためである。

**部品: 望遠鏡の口径が大きい
望遠鏡は、主鏡の口径が大きければ大きいほど集光力が良く、一度にたくさんのデータを収集可能となる。そうした理由があって天体観測施設の大型望遠鏡は大型化されているが、しかし今度はコストや重量が問題にもなる。

**部品: トラス構造の鏡筒
反射望遠鏡の鏡筒は、剥き出しの骨組みが複数の三角形を形作っているようなトラス構造となっている。これは鏡筒の内側と外側に気温の差が出来て、僅かな気流が発生しないように、または外気とすぐに馴染ませるためである。またコスト削減や、望遠鏡の軽量化にも大きく貢献している。あまり筒という感じがしない形状ではある。

**部品: セルリエトラス式で光軸ズレを起こさない
大型望遠鏡を傾かせた時、望遠鏡自体の自重が変化すると、それに伴って主鏡と副鏡の位置が移動して光軸がズレてしまうことがある。しかしトラス構造がセルリエトラス式だと、その巧みな構造によって望遠鏡が傾いた時、主鏡のたわみと共に副鏡もたわむことで、光軸変化を一定にすることができる。

**部品: 経緯台方式の架台
望遠鏡を載せる台のことを架台と呼ぶ。経緯台方式とは、カメラの三脚と同様に、水平軸と平行軸に望遠鏡が動くものである。

**部品: コンピューター制御と回転するカメラ
経緯台はコンピューターによって星の動きを大型望遠鏡が自動で追尾するように出来ており、また観測するカメラ自体が回転することで、星に対して一定の方向で観測することも可能となっている。

**部品: 普段はドームに格納されている
大型望遠鏡は、普段は大きなドームの内部に格納されており、観測時にはドームが開口することで観測可能となる。ドーム状にすることで内部で望遠鏡を動かしやすくしつつ、また、このドーム自体も回転するので、好きな方角を観測することが出来る。他にも、必要な分だけを開口して観測することで、余計な光や風などを遮るといった意味などもある。

**部品: ファインダーが付いている
ファインダーとは、鏡筒の横に平行して付いている小さな望遠鏡のことである。このファインダーで見たい天体を確認してから本体の望遠鏡を覗くことで、スムーズに天体観測できるというわけである。



*提出書式

  大部品: 星風藩国天文局 RD:30 評価値:8
  -部品: 天文局について
  -部品: 海図作りが発端
  -部品: 星空が綺麗な星風藩国
  -部品: 拠点は天眠山の天体観測所
  -大部品: 天文局の仕事 RD:6 評価値:4
  --部品: 星図の作成
  --部品: 月の観測と周期性の把握
  --部品: 暦の研究
  --部品: 星々の周期性と出来事の関係を調べる
  --部品: 星空の異常の記録と報告
  --部品: 宇宙の姿を明らかにする
  -大部品: 天眠山の天体観測施設 RD:20 評価値:7
  --部品: 天眠観測所について
  --大部品: 研究施設や居住施設の設備や道具 RD:9 評価値:5
  ---部品: 宿泊室
  ---部品: 食糧庫
  ---部品: 大型望遠鏡と接続している記録機材と大型コンピューター
  ---部品: 空調設備
  ---部品: 街まで移動するための車両
  ---部品: 電話などの通信設備
  ---部品: 非常用電源
  ---部品: 暖かい防寒着
  ---部品: 個人携帯用の反射望遠鏡
  --大部品: 大型の反射望遠鏡(リッチークレチアン式) RD:10 評価値:5
  ---部品: 反射望遠鏡について
  ---部品: 色収差が発生しない
  ---部品: RC望遠鏡とは何なのか
  ---部品: 望遠鏡の口径が大きい
  ---大部品: 鏡筒部分について RD:2 評価値:2
  ----部品: トラス構造の鏡筒
  ----部品: セルリエトラス式で光軸ズレを起こさない
  ---部品: 経緯台方式の架台
  ---部品: コンピューター制御と回転するカメラ
  ---部品: 普段はドームに格納されている
  ---部品: ファインダーが付いている
 
 
  部品: 天文局について
  星風藩国の天文局は、星の運行や観測など、宇宙におけるさまざまな現象の記録や研究を主とした政府運営の研究機関である。大型の天体観測望遠鏡を保有しているのが特徴である。
 
  部品: 海図作りが発端
  星風藩国では海運の準備が進められていたが、安全な航路を導くのに必要な海図を作成する際、位置情報をどう取得するかが問題となった。星風藩国はGPSどころか衛星も所有しておらず、そこでとりあえず太陽や月や星々を目印にしようと考えた。そのための研究機関として作られたのが、天文局である。
 
  部品: 星空が綺麗な星風藩国
  星風藩国の名前の由来に星があるのは、星が希望を意味することもあるが、星風藩国の夜空の星が綺麗だったことにも由来する。最初期は発展途上ということもあって光害も無く、また西国であるため雲も少なかった。そのため天体観測には向いていたという。
 
  部品: 拠点は天眠山の天体観測所
  天文局の拠点は、七天山脈のひとつである天眠山の天体観測所である。天眠山は七天山脈でも背が低い感じの山だが、山裾が広く道路も整備されており、山頂付近も平らに近い地形のため、ここに天体観測施設を作ろうということになった。そもそも天眠山は牧歌的な雰囲気の漂うのんびりした山であり、ピクニックなどに向いていそうなことからそれなりに目を付けられていたのだが、これを機に将来的にはプラネタリウムなどを建てるのも良いかも、という思惑もあったようである。
 
  部品: 星図の作成
  天文局では、星図の作成こそが最初の仕事であった。天体観測によって毎年、各季節の星々のデータを収集、分析してまとめて、精度の良い星図を作ることである。このデータを基に、位置情報を取得する機械が夜空の星々を観測して、現在地を明らかにするという計画があったのである。
 
  部品: 月の観測と周期性の把握
  月の観測は天文局でも重要な仕事のひとつである。月を観測することで、海の満ち欠けといった周期性を明らかにできるからだ。これは船乗りにとっては重要なことであり、他にも月の大きさや軌道なども計算によって明らかにする仕事があった。
 
  部品: 暦の研究
  月の満ち欠けや、星々の運行、そしてこの星が太陽を一周する期間などから、暦の研究を行う。すでに暦がある場合は、それが正しいかの確認を随時に行う。
 
  部品: 星々の周期性と出来事の関係を調べる
  川の氾濫や収穫期などのさまざまな現象と、星々の運行やその周期性に、何らかの一致が無いかを確認するという仕事がある。なお、この仕事は別部署の政府機関などによる依頼を受けての調査が主である。ファンタジーなどの不可思議な出来事に対して、こうした方面からのアプローチが必要な時もあるかもしれない。
 
  部品: 星空の異常の記録と報告
  星々の光が本来の正確なものより何故か歪んでいたり、あるはずのない星を発見したなど、そうした不可思議な現象を発見した場合は、直ちに記録および報告を行う。敵対勢力の宇宙船の噴射光だったり、ゲートなどで重力なり空間なりが少しずつ歪んでいるなどを発見しているかもしれないからである。
 
  部品: 宇宙の姿を明らかにする
  天文局の最大の仕事となるのは、ずばり、宇宙がどんな姿をしているのかを明らかにすることである。太陽系の外にある銀河系のさまざまな情報を分析および研究することは、遠からず宇宙進出の時代にとって役に立つことだろう。それは今ではない遠い未来の話かもしれないが、それでもこの仕事には、他の仕事に比べて桁違いのスケールで夢とロマンがあった。宇宙の3Dモデルの作成などは、分かり易い成果となるだろう。
 
  部品: 天眠観測所について
  天眠山天体観測所、長いので天眠観測所などとも呼ばれるこの施設には、大型の反射望遠鏡がある観測施設の他に、研究施設や居住施設などが整えられている。最初期のこの頃には、プラネタリウムなどもなかったという。
 
  部品: 宿泊室
  泊まり込みになることが多い天体観測所では、宿泊室がある。寝て起きて食事して休んだりするためだけの部屋が複数あって、職員達の個室のようになっている。
 
  部品: 食糧庫
  長期間、観測所で生活するためには食料が必要である、そのために食糧庫がある。ちなみに食糧そのものは車両で定期的に街まで買い物に行くという。
 
  部品: 大型望遠鏡と接続している記録機材と大型コンピューター
  大型望遠鏡が取得した情報を記録する機材と、それをさまざまな角度から分析するための大型コンピューターがある。星図データの作成や、宇宙のデータベースなどの作成が行われている。
 
  部品: 空調設備
  寒暖の差が激しい西国ではお馴染みの設備である。天眠観測所は砂漠の暑さからは遠い位置にあるが、しかし夜の冷え込みは相当なものなのである。
 
  部品: 街まで移動するための車両
  街から山の上にある天眠観測所までは、道路がそれなりに整備されているとはいえ、やはり距離がある。そのため天眠観測所では、街への移動に使うバイクや車などがある。
 
  部品: 電話などの通信設備
  街まで距離があることもあり、電話などの通信設備が整えられている。テレビも見れるぞ。というか外部からの情報取得手段がないと、かなり寂しいともいう。
 
  部品: 非常用電源
  街から電源は通っているのだが、さすがに距離があることもあり、何かあって停電したら大変なことになるため、大型の非常用電源が備えられている。
 
  部品: 暖かい防寒着
  西国の夜間は冷え込む上に、山の上に観測所があるため、とにかく寒い。そのため暖かい防寒着は必需品となっている。携帯用の望遠鏡で観測することだってあるからだ。
 
  部品: 個人携帯用の反射望遠鏡
  個人携帯用の反射望遠鏡がいくつか備えられている。大型望遠鏡を使うほどの観測作業でない場合、こちらを使うことになる。新人の光軸調整の練習などもこれでやるという話だ。ちゃんと架台やファインダーや記録機材も付いている。
 
  部品: 反射望遠鏡について
  反射式望遠鏡は、望遠鏡の光学系における種類のひとつである。屈折式望遠鏡と違って筒の底に鏡を備えて、そこで反射した光をさらに鏡またはレンズを用いて、それを観測するものだ。
 
  部品: 色収差が発生しない
  色収差とは、レンズを使った望遠鏡において光がレンズ内を屈折する際に、色が分散してバラけてしまうことである。しかし反射望遠鏡では鏡を使っているので、基本的に色収差は発生しない。
 
  部品: RC望遠鏡とは何なのか
  RC(リッチークレチアン)望遠鏡とは、反射望遠鏡の光学系の種類のひとつで、最初に光を受ける主鏡の凹面鏡と、続いて光を受ける副鏡の凸面鏡が、それぞれ高次非球面で形作られているものである。つまり球面に近いが、微妙に球面ではない複雑な鏡が使われている。これらは鏡面収差やコマ収差が発生する対策のためである。
 
  部品: 望遠鏡の口径が大きい
  望遠鏡は、主鏡の口径が大きければ大きいほど集光力が良く、一度にたくさんのデータを収集可能となる。そうした理由があって天体観測施設の大型望遠鏡は大型化されているが、しかし今度はコストや重量が問題にもなる。
 
  部品: トラス構造の鏡筒
  反射望遠鏡の鏡筒は、剥き出しの骨組みが複数の三角形を形作っているようなトラス構造となっている。これは鏡筒の内側と外側に気温の差が出来て、僅かな気流が発生しないように、または外気とすぐに馴染ませるためである。またコスト削減や、望遠鏡の軽量化にも大きく貢献している。あまり筒という感じがしない形状ではある。
 
  部品: セルリエトラス式で光軸ズレを起こさない
  大型望遠鏡を傾かせた時、望遠鏡自体の自重が変化すると、それに伴って主鏡と副鏡の位置が移動して光軸がズレてしまうことがある。しかしトラス構造がセルリエトラス式だと、その巧みな構造によって望遠鏡が傾いた時、主鏡のたわみと共に副鏡もたわむことで、光軸変化を一定にすることができる。
 
  部品: 経緯台方式の架台
  望遠鏡を載せる台のことを架台と呼ぶ。経緯台方式とは、カメラの三脚と同様に、水平軸と平行軸に望遠鏡が動くものである。
 
  部品: コンピューター制御と回転するカメラ
  経緯台はコンピューターによって星の動きを大型望遠鏡が自動で追尾するように出来ており、また観測するカメラ自体が回転することで、星に対して一定の方向で観測することも可能となっている。
 
  部品: 普段はドームに格納されている
  大型望遠鏡は、普段は大きなドームの内部に格納されており、観測時にはドームが開口することで観測可能となる。ドーム状にすることで内部で望遠鏡を動かしやすくしつつ、また、このドーム自体も回転するので、好きな方角を観測することが出来る。他にも、必要な分だけを開口して観測することで、余計な光や風などを遮るといった意味などもある。
 
  部品: ファインダーが付いている
  ファインダーとは、鏡筒の横に平行して付いている小さな望遠鏡のことである。このファインダーで見たい天体を確認してから本体の望遠鏡を覗くことで、スムーズに天体観測できるというわけである。
 
 


*インポート用定義データ

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                {
                  "title": "非常用電源",
                  "description": "街から電源は通っているのだが、さすがに距離があることもあり、何かあって停電したら大変なことになるため、大型の非常用電源が備えられている。",
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                  "localID": 21
                },
                {
                  "title": "暖かい防寒着",
                  "description": "西国の夜間は冷え込む上に、山の上に観測所があるため、とにかく寒い。そのため暖かい防寒着は必需品となっている。携帯用の望遠鏡で観測することだってあるからだ。",
                  "part_type": "part",
                  "localID": 22
                },
                {
                  "title": "個人携帯用の反射望遠鏡",
                  "description": "個人携帯用の反射望遠鏡がいくつか備えられている。大型望遠鏡を使うほどの観測作業でない場合、こちらを使うことになる。新人の光軸調整の練習などもこれでやるという話だ。ちゃんと架台やファインダーや記録機材も付いている。",
                  "part_type": "part",
                  "localID": 23
                }
              ],
              "localID": 14,
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            },
            {
              "title": "大型の反射望遠鏡(リッチークレチアン式)",
              "description": "",
              "part_type": "group",
              "children": [
                {
                  "title": "反射望遠鏡について",
                  "description": "反射式望遠鏡は、望遠鏡の光学系における種類のひとつである。屈折式望遠鏡と違って筒の底に鏡を備えて、そこで反射した光をさらに鏡またはレンズを用いて、それを観測するものだ。",
                  "part_type": "part",
                  "localID": 25,
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                },
                {
                  "title": "色収差が発生しない",
                  "description": "色収差とは、レンズを使った望遠鏡において光がレンズ内を屈折する際に、色が分散してバラけてしまうことである。しかし反射望遠鏡では鏡を使っているので、基本的に色収差は発生しない。",
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                  "localID": 26,
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                },
                {
                  "title": "RC望遠鏡とは何なのか",
                  "description": "RC(リッチークレチアン)望遠鏡とは、反射望遠鏡の光学系の種類のひとつで、最初に光を受ける主鏡の凹面鏡と、続いて光を受ける副鏡の凸面鏡が、それぞれ高次非球面で形作られているものである。つまり球面に近いが、微妙に球面ではない複雑な鏡が使われている。これらは鏡面収差やコマ収差が発生する対策のためである。",
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                  "localID": 27,
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                },
                {
                  "title": "望遠鏡の口径が大きい",
                  "description": "望遠鏡は、主鏡の口径が大きければ大きいほど集光力が良く、一度にたくさんのデータを収集可能となる。そうした理由があって天体観測施設の大型望遠鏡は大型化されているが、しかし今度はコストや重量が問題にもなる。",
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                  "localID": 28
                },
                {
                  "title": "鏡筒部分について",
                  "description": "",
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                  "children": [
                    {
                      "title": "トラス構造の鏡筒",
                      "description": "反射望遠鏡の鏡筒は、剥き出しの骨組みが複数の三角形を形作っているようなトラス構造となっている。これは鏡筒の内側と外側に気温の差が出来て、僅かな気流が発生しないように、または外気とすぐに馴染ませるためである。またコスト削減や、望遠鏡の軽量化にも大きく貢献している。あまり筒という感じがしない形状ではある。",
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                      "localID": 30
                    },
                    {
                      "title": "セルリエトラス式で光軸ズレを起こさない",
                      "description": "大型望遠鏡を傾かせた時、望遠鏡自体の自重が変化すると、それに伴って主鏡と副鏡の位置が移動して光軸がズレてしまうことがある。しかしトラス構造がセルリエトラス式だと、その巧みな構造によって望遠鏡が傾いた時、主鏡のたわみと共に副鏡もたわむことで、光軸変化を一定にすることができる。",
                      "part_type": "part",
                      "localID": 31
                    }
                  ],
                  "localID": 29,
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                },
                {
                  "title": "経緯台方式の架台",
                  "description": "望遠鏡を載せる台のことを架台と呼ぶ。経緯台方式とは、カメラの三脚と同様に、水平軸と平行軸に望遠鏡が動くものである。",
                  "part_type": "part",
                  "localID": 32
                },
                {
                  "title": "コンピューター制御と回転するカメラ",
                  "description": "経緯台はコンピューターによって星の動きを大型望遠鏡が自動で追尾するように出来ており、また観測するカメラ自体が回転することで、星に対して一定の方向で観測することも可能となっている。",
                  "part_type": "part",
                  "localID": 33
                },
                {
                  "title": "普段はドームに格納されている",
                  "description": "大型望遠鏡は、普段は大きなドームの内部に格納されており、観測時にはドームが開口することで観測可能となる。ドーム状にすることで内部で望遠鏡を動かしやすくしつつ、また、このドーム自体も回転するので、好きな方角を観測することが出来る。他にも、必要な分だけを開口して観測することで、余計な光や風などを遮るといった意味などもある。",
                  "part_type": "part",
                  "localID": 34
                },
                {
                  "title": "ファインダーが付いている",
                  "description": "ファインダーとは、鏡筒の横に平行して付いている小さな望遠鏡のことである。このファインダーで見たい天体を確認してから本体の望遠鏡を覗くことで、スムーズに天体観測できるというわけである。",
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                  "localID": 35
                }
              ],
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            }
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        }
      ],
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