「はい。我々の日本のために戦えることは光栄の至りです。報告してもよろしいですか?」
Qd1 といいつつ、以下報告しても大丈夫そうかなーと珈琲飲まずに考えます。嫌な予感がしませんか?
【報告事項】
①大侵寇の顛末とウツノミヤ諸勢力の団結
ウツノミヤ中心部の穴から異形があら割れる事件(以後、大侵寇と呼称)は、二度にわたる侵攻をウツノミヤ諸勢力の団結によって退けた。ウツノミヤ諸勢力は、外的危機への対応を通して相互に雪どけの時期を迎えており、治安は安定しつつある。
②異世界の存在
兵器開発団アスワン・レイによれば、この事件は異世界からの侵攻である。異世界の存在は、別のソースからも掴んでいる。「情報屋」と名乗る協力者が、「イントラシア」なる異世界から来ているという話がある。2度にわたる大侵寇の異形が、我々の科学技術とあまりに異なる姿をしていることからも、異世界の存在は荒唐無稽な話ではない。
③兵器開発団の核攻撃
兵器開発団アスワン・レイは、第二次大侵寇において、核攻撃を行うという暴挙にでた。これは多くの人間の前で通話している中で行われており、証言を取ることはたやすい。なお、この核攻撃はウツノミヤ諸勢力の協力により未然に防がれた。
④兵器開発団の意図
兵器開発団アスワン・レイによれば、兵器開発団は異世界の人間であり、この世界を兵器の実験場として扱っている。過去に起きたバーサーカー事件もこの兵器開発団による悪質な『乗っ取りコード』によって引き起こされている。
兵器開発団の悪意は疑うべくもない。
⑤日本政府への提言
ウツノミヤ諸勢力と手を組み、異世界からの悪意をもった集団である兵器開発団を排除することで、日本政府のもとにウツノミヤを安定させることと、外敵を排除することの2つの成果を得ることを目指すべきである。