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アルカナマトリクスの部屋
テキストチャンネル / セッションルーム1
公式ゲームが開催されていないときはプレイに使っても大丈夫ですぞ
After 2024/03/03 0:00
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芝村裕吏 2024/03/03 20:58
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20:58
*********** *プレイヤー不在の日* ***********
21:02
A:>ω:
21:03
ω: defaultC
21:03
""
21:03
”ニューワールドへようこそ”
21:04
””
21:05
宰相府の人口は5億人を超え、6億人すらおそらくは超えている。
21:06
地の果てまで続きそうなテントの山に、給水車が足りないという陳情が永遠ときていた。
21:06
夕方になって外に出てくる人々はほとんどが少年少女で。今この国の平均年齢は15歳になろうとしている。
21:08
宰相は夏の園の端まで広がる貧民街を見て顔をしかめた。 「もうよい、もうよいだろう。伯牙よ。よくやった。このあたりがもはや限界であろう」
21:10
「これ以上生活環境をあえて落とし続ければ、若年層の大量死がでる。致し方ない。好きにやって善き国をつくり、もって皇帝陛下の赤子を守れ」
21:10
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21:11
同時刻 土場藩国
21:12
土場では暗殺貴族の残党狩りが行われており、司直の手がほうぼうに伸びていた。
21:12
JAM:「すまんすまん」
21:14
A世界から亡命してきたその人物の名をJAMという。本心の読めぬ男でいらぬ警戒をさせると評判は悪いが、特に気にもせずに、今は気に食わない犬や人間を暗殺貴族の関係者と通報するのが趣味だった。
21:16
同様の手口はJAMに限らず多発しており、このため捜査は難航を極め、司直はどんどん疲弊していた。
21:16
JAM:「さて名案をもっていくかな」
21:17
JAMは善行の写真を手に、KBNへ再就職の話をしに行った。
21:17
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21:18
同時刻 無明騎士藩国
21:20
心臓売りの話が公に鳴ると、医療関係者20万名はまたたくまに私刑となった。医者は家をでたところで吊るされ心臓を壁を貼り付けられ、看護師は書くのも憚られる悲惨なこととなった。
21:20
治安維持のためにアクベンスが動員されたが数が足りず。
21:22
この騒ぎで無事だったのはダームなどの一部に留まった。
21:22
ダームが無事だったのは源と英吏が熊の置物を一抱え持っていた彼女を見つけて保護し、遁走したからである。
21:24
/*/ 同時刻 玄霧藩国
21:25
玄霧:「なあ俺、そろそろ関係修復のために動きませんか」  勝手に設置されたホットラインを通じて連絡取ってきたのはA世界のB玄霧であった。
21:26
一時期別の人に声をかけたのだが、変な宗教に勧誘されそうになったりで、信用できるのはミーしかいないと自分に電話をかけるようになっている。一日に7時間に及んだという。
21:28
玄霧は自分に辟易して外に出た。俺が悪いんじゃなくて環境が悪いんだと思うことにした。
21:30
幸い医療関係の過剰投資と国内では文句を言われたが、賭けに勝った。無名での大量の医療従事者の不足はどこかで補わなければいけない。
21:31
玄霧:「医者の仕事はなくならんよ。永遠に。人が生きる限り」
21:31
彼は海外派遣の話をほうぼうにせねばならないのだった。無名はもちろん宰相府にだって需要はあると踏んでいた。
21:32
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21:33
同時刻 ゴロ猫藩国
21:34
若い白魔法使いたちを鍛えるためのサークルがあちこちに置かれ、師のもとに円陣を組んで瞑想する子どもたちがいる。
21:35
まあまあうまくはいかないのだが、師は自分もそうだったと言って昔話を始める。
21:36
FEGの下請けみたいなところから、伝統産業だった白魔法使いがにわかに有用性を示して自分が若い頃は諸国をめぐり、流れを正したと。
21:38
他国を見てみたいという動機で白魔法使いになろうとする少年少女は多い。それもいいだろうと、師は思う。自分も似たりよったりの動機であった。  結局は、そのままではいられなかったのだ。
21:38
師は、天使とどう戦うかを教え始めた。
21:39
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21:40
同時刻 るしにゃん  森しか見えず。
21:41
辛抱強く待っていると、銀色の三角錐が飛んできた。
21:41
人型に変形して周囲を見ている。
21:41
イータ:「情報ではここでサンプルが捕獲できるはずですが……」
21:42
イータ:「仕方がありません。ノヴァフレイム用意。全方位。2000kmを焼いて視界を確保します」
21:44
すると森から出てきた白いナイトが、すらりを拳銃を抜いて姿を見せた。
21:45
イータ:「絶対来ると思っていたですって!? 失礼な ナイトごときに読めるキャァァ」
21:46
後ろから迫りよっていた植物型I=Dウッドフェンリルがスピーダーを制圧した。
21:47
/*/
21:47
同時刻 るしにゃん 別のカメラ
21:47
並ぶネコリスたちはなんか音がすると思ったが、別にお話ではなさそうなので、毛づくろいに戻った。
21:48
その梢の下、農業試験場では必死に森国人が結果を出そうと努力している。
21:50
/*/ 同時刻 星風藩国  アクベンスの首だけが飾ってあって、さらし首かな? と思うものも多いが、これは手柄を立てたアクベンスのセンサーを表敬するためのものだった。これでテロリストたちの隠れる場所を藩王が調べたのだという。
21:51
今は守り神みたいな扱いになって、政庁前に設置されている。
21:53
/*/
21:54
同時刻 暁の円卓
21:55
それと言われなければ王家の屋敷とは誰も気づかれぬ平屋の縁側にて、王子が竹とんぼを作って遊びに来た子どもたちにやっている。
21:56
今や大国なのだからと、このことを咎められた王子は、大国を大国にしたのは竹とんぼを作って配るような人たちだよといって取り合わなかったとされる。
21:58
同時刻 暁の円卓 別のカメラ
21:59
暁の円卓と縁を結ぼうと各藩国は釣り書きを送ったが、王女円が好きなだけ破って壁材にしていた。
22:01
/*/ 同時刻 後ほねっこ伯爵領
22:01
釣書がたくさんくるようになったのは、ユーラもそうであった。
22:02
竹内がいちいち、この人すごい美形ですよと言い出して、ユーラをイライラさせている。
22:02
竹内は楽しそうに分類して熱心にメモをとっている。
22:05
竹内:「僕が思うに、重要な情報は結構あるとおもうんですよね。たとえばこの藩国なんて、7つ顎の資料が欲しそうです」
22:05
竹内:「ここは鉱石が欲しいんだと思いますよ。最近砂漠からとれる資源が減ってるそうですから」
22:06
竹内:「もっともてたらいいと思いますよ」
22:06
竹内は怒られた。
22:06
/*/
22:07
同時刻 akiharu国
22:08
ここでは自然と人間が壮絶な生存競争をしていた。 空中からの火炎放射にステルスでまちなかに現れて人を捕食する巨大ゴキブリ
22:09
なぜ内戦状態でないのか不思議でしょうがない。
22:09
しかしそんな修羅の国にもルールはある。
22:11
白い子犬だけは食い殺さぬ。その見える範囲では殺し合いもしない。
22:12
震えるようなルールだったが、これはよく守られており、一部の家庭では平穏が続いた。
22:12
このルールを制定したのは岩崎という番長だったという
22:13
/*/
22:14
同時刻 フィーブル国
22:14
天気や桜の蕾の様子を見て、日々、全国に周知する。
22:15
そういう商売によって飛躍的に各国の天候予想は正しくなり、フィーブルの近代化は進んでいた。
22:15
同時に天候予想で伝統産業である農業にも良い影響を与えており、なるほどよく考えられた近代化の手であった。
22:16
/*/
22:17
同時刻 ヒダマリ国
22:18
「俺は保安官だ、えぇ? ショバ代払えないなら娘売ってこいや!」
22:18
するとどこからか弾丸が飛んできて、保安官を殺害した。撃ったのは娘の恋人だった。
22:18
「なんてことを……もうだめだ、殺される」
22:19
翌日、娘の恋人の死体が保安官事務所に届けられた。
22:20
/*/
22:20
同時刻 世界忍者国
22:21
「ここまで精勤し、兄弟で殺し合っても国のためロイのためと努力をしてきた、のに……」
22:22
そう言って老忍者は絶句した。そろそろ引退というときに、忍者に慣れない人々を保護すると政府が言い出したのである。
22:23
これまで多くを捧げてきた忍者たちにはこれに耐えきれなかった。
22:23
「脱藩する」 「どこにいくんだ」 「ヒダマリでは武さえあれば十分活躍できるという、また土場では暗殺業が盛んとも聞いた」
22:25
善師:「分かりました。私がよしなに計らいましょう」
22:25
「命に変えて」
22:25
/*/
22:26
同時刻 詩歌藩国
22:27
元々は宰相府に住んでいた少年たちが、今は詩歌で畑仕事をしていた。
22:28
「寒いのは嫌だけど、砂に重金属とかまじってないのはいいよな」
22:28
「肥料切れた」 「買いに行こうぜ」
22:29
訪れた先にはポレポレが万屋2号店を開いており、太郎がやる気なさそうに店番をしていた。
22:30
「適当に持っていっていいよ。お代はわからないから、適当で」
22:31
太郎は言った。 「細かい計算はコンピューターがやればいいんだよ」
22:32
/*/ 同時刻 越前藩国
22:33
金色の羊が走って大地を耕している。
22:34
宰相府出身の少年たちはそのさまを見て、はるだ、と言った。
22:35
「はるおじさん、なんでこんなとこいんの」 「こっちに移ってきたの?」
22:35
「なんで人間にならないの?」
22:36
色々な質問に羊だからと答えず、金色の羊は走り回って農地を拡充している。開梱が大変なのであって、畑の維持はさほど難しくない、という読みであった。
22:37
/*/ 同時刻 FEG
22:37
見回りをする舞踏体以外の人影がない巨大フロア。
22:40
「昔はここも人がいっぱいいたのか?」 「いや、作られた当初からここは無人だよ」 「マジか。なんでまたそんなものを作ったんだ」 「さあ。おえらいさんの考えることは分からんよ。でもまあ、何かの役には立つんじゃないか、何かの役には」 「あやふやだな」
22:41
「あれ、ここのフロア、動いてる」 「あ、そっちは工場だ」
22:42
サイボーグ部品工場が並んで次々と製品を量産している。これらは輸出にもまわされる。
22:42
/*/
22:43
同時刻 鍋の国
22:44
鍋の国は多国籍状態にある。
22:45
ゴロネコから白魔法使いが来て竪穴を探し、警備はペンギニア、建築はFEGが行っていた。その他各種の支援を積み上げれば、共和国全土の助けをここで見ることができる。
22:47
太った王猫が歩いているのを、工事の人たちが手を休めて眺めている。
22:47
ちょっと笑って、また仕事を再開した。
22:48
「竪穴6号、見つけました」 「ペンギニアよんでこい。封印措置だ」
22:49
/*/
22:49
同時刻 レンジャー連邦
22:50
重々しい雰囲気でどことなく陰鬱な国、レンジャー連邦。
22:51
頼みの航空産業の腰が折れて、ぐだぐだのさなかにある。
22:51
そこに来て、天使信仰を失い、次なる手も総括もなく
22:51
しかし毎日は続いている。
22:52
/*/
22:53
同時刻 FVB
22:54
FVBは長年の陰鬱な雰囲気がなくなり、国民をわずかながら弛緩している。
22:55
窓の外では宇宙艦船が大量に生産されており、人口増加に対応しつつある。
22:56
「遺伝子多様性を維持するためにも移民を入れるかもしれんな」 「昔はいかに国民を減らすかだったのに、変わりますねえ」
22:57
「まあ高齢化が進んでいたから……みろ」
22:57
窓の外には満天星の船もある。新たに買い入れられた国土だった
22:58
「使えるんですかね、あれ」 「それも含めてのテストだ。いくぞ」
22:58
/*/
22:59
同時刻 満天星国  満天星は同じ宇宙国家であるFVBと比べると、沈鬱だった。内戦で人口が減ってそこから回復できていない。
23:00
人がいなくて半分閉鎖されたブロックにはホームレスたちが住み着いている。
23:00
そこに座り込んだ男が言った。
23:00
「俺に昔は家族がいた……子供もいた」
23:02
「何が藩王の慈悲だ、そんなものがあるなら俺の家族にくれ! なんで内戦主導者が刑務所で俺の家族は墓の下なんだ!」
23:03
/*/ 同時刻 海法よけ藩国
23:05
迷路。 見渡す限りの迷路。
23:05
ここは迷宮海法よけ藩国
23:06
土壁の魔法が大流行し、これを立てて屋根をつけるだけの簡易建築が大流行した。
23:07
無数の壁が作られ連結され、よけ藩国は迷宮国となった。
23:07
今では奥深くでなにやら召喚の儀式が行われているという噂まで流れる始末。
23:09
頭にドアをつけた海法:「さあて、今日もやりましょうかねえ」
23:09
/*/
23:11
同時刻 ナニワアームズ商藩国
23:11
地下の大きな空間から外の砂漠へ、そこからさらに遠く遠く足を伸ばす。
23:12
うちの兵隊はいつも歩いていると、国民がつぶやく、それが今のナニワだった。
23:13
今も海法迷宮国で見回りをしている。
23:13
「ここの訓練は中々ハードですね」 「ん、んー。」
23:14
暮里はうめいた後、首の後ろをかいた。
23:14
暮里:「こりゃあジャイアント・キリング第二章かな」
23:14
暮里:「天使か悪魔か……」
23:15
暮里:「でも俺あんまり信用されてないからなあ」
23:16
/*/
23:17
同時刻 蒼梧藩国
23:18
耕作放棄地がまだ目立つけれど、随分と復活した気がする。
23:19
エアバイクから見ると、人口が流出して、都市部に人口が集中するのが見えた。
23:19
かつて意味もなくエアバイクで飛んでいたモヒカンたちはなく、
23:20
都市部の建築に余念がない。
23:21
核家族化が進んでいるが、まだまだ大家族で5人の子を載せてエアバイクで低空をはいつくばるように飛んでるものもいる。
23:22
大きな看板:あなたも暗殺者になりませんか?
23:23
しかしそんな大きな看板だが、なり手はどんどん減って、昔みたいに弾除けは蒼梧、といわれるようなこともなくなりつつある。
23:24
/*/
23:24
同時刻 星鋼京
23:25
白石王到着の呼び声がする。
23:25
藩王第一子から各国の要人がひっきりなしにやってくるようになった。
23:26
国民が喜び、自分の子に王女の名をつけるのが流行った。
23:27
しかし宮廷ではきらびやかなパーティもそっちのけで、会議、会談が連発していた。
23:28
帝國として、というよりも藩王の本能というレベルで戦場を自国とするのはどうしても避けたい
23:28
すると戦場は他国になる。できれば敵国が望ましい。
23:29
ベラムの大量産が示す先は間違いなく大戦争。それはどこか。できれば敵国にしたい。
23:29
そのための情報収集合戦がおこなわれていた。
23:32
大貴族:「迷宮ではベラムはつかいますまい」 他国摂政:「ならば・・・宇宙、FVBにはまた盾になってくれねばなりませんな。支援を」 大貴族:「満天星もあるではないか。あの国はどうにも活躍せねば面目がたつまい。あそこにも支援したほうがよかろう」
23:32
白石:「もう一つあります」
23:32
/*/
23:32
同時刻 紅葉国
23:33
神室(触手):「本店にイキマス。帝國が支援、支援」
23:34
神室:「みんなで行こうバーミアン、なんでもあるよ バーミアン」
23:34
ずるり。
23:35
その国の中から触手が……
23:35
/*/
23:35
ω:>CD A:
23:35
A:
23:36
”アイドレス5は終了しました”
23:37
/*/ ボーナスと言うか、おまけ 話の流れに関係ないけど存在する2国
23:38
愛鳴之
23:39
国民は頑張ってるが着手がいかんせんおそく、締切すぎてもまだ事業準備中という有り様。  初回と2回目になにかやっていれば・・・
23:40
ベルカインY:「ごめんね。僕の調子が悪いから……ごほごほ」
23:41
ベルカインはそのまま神聖巫連盟に運ばれている。宰相府の医療研究所でも手がつけられない用な症状だったのだが、漢方医ならあるいはという一縷の望みだった。
23:42
神聖巫連盟
23:43
山吹:「国は借金で首がまわりませんが、なにとぞ……なにとぞ」
23:44
それに対して藩王は、漢方は劇的に効くものではないですなどと説明したが、とはいえ何もしないわけにもいかないので、優秀な漢方医を紹介して薬を処方させた。
23:45
この薬が劇的に効いてベルカインが起き上がるまで1年。この評判で漢方医や漢方薬に注目が集まるまでさらに3年かかる。
23:46
/*/ 今度こそ、了
Exported 200 message(s)
Timezone: UTC+9