6/3謎ゲームまとめ ●趣旨 ・マドリアワールドにおけるゲームを取り巻く問題の解決のために、謎ゲームを行った。 ・命題の達成の前に、前提として証明すべき事柄が多く、今回はその前提の証明のための調査に終始した。 ・このまとめは、前提として証明できたこと、できなかったことを列挙している。 ・直接マドリアやはるな世界のゲームに関わりそうな部分は、以下『わかったこと』に掲載した部分のみ。 ●わかったこと ・聖銃を動力として使っている冒険艦の内部は一つの世界として扱われ、その内部では時間が経過している。 よって、ホーリーグレイルには、その持ち主を一つの独立した世界として扱う機能がある。 ・星のかけらを使った絶対物理防壁の起動条件の一つは、火星であることである。(ニューワールドは例外である) ・低物理域で星のかけらによる絶対物理防壁を発生させた実例はまだないとされる。 ●挑戦した命題とその調査結果 〇命題1『各世界の天体情報は共通しているか。天体情報から時間経過を推定できるか』 ・目的: 観測される天体情報の差異を比較して、各世界の連続性を確かめ、可能なら時系列も調べる ・検証手段: 古代マドリア(エースゲームの舞台)とアイドレス世界の2つで、観測された天体情報を比較する ・検証結果: 大よそ一致していると思われるが、観測する舞台が火星と地球の二つに分かれており差異があるため、正確なところはまだわからない また、OSFマドリアへの移動は現在不可能であり、天体観測も行っていないため、比較が不可能。 〇命題2『セントラルに落ちた世界はどうなるか』 ・目的: OSFマドリアおよびその近隣世界がセントラルに落ちているかどうかを確かめるために、まずセントラルに落ちた世界が実際どうなっているかを確認する。 ・検証手段: 冒険艦によってセントラルの軌道外延ギリギリをかすめるように通過し、セントラル軌道内の世界を観測する。 ・検証結果: セントラル軌道外延から観測できる範囲に世界はなかったため検証不可能だった。セントラルの軌道半径が拡大してきている。 また、セントラルに落ちた世界は、セントラルの引力に惹かれて更に中心に近づいていくと思われる。 〇余談 ・冒険艦はその速度によって世界移動を行っている。対して、聖銃による世界移動は、隣接世界の近隣座標に対して直接転移を行っている。 ・最近のエースゲームで、エースは各世界を巡る機会があった。 ・その際に使用していた世界移動手段は聖銃による転移であるため、巡った各世界の世界座標や天体情報などの蓄積は行われていないことがわかった。 ・なお、はるな世界で火星にたどり着けば、そこから聖銃による移動でOSFマドリアに到達することは可能である。 〇命題3『なぜ冒険艦の中では時間が流れるのか』 ・目的: 閉鎖した世界であるはずの冒険艦の内部で、時間が停止せずに経過する理由を確定させる。 その理由とは、冒険艦のエンジンとなるホーリーグレイル自身がゲートを持ち、他世界と接続しているからである。 (ここでいう冒険艦とは、セントラルの引力から逃れて航行できるほどの性能を持った冒険艦を指す) ・検証手段: 宰相府で保有している冒険艦の主機が聖銃由来である事を確認する。 また、これまでの航行データから、世界移動中の主機が情報補完を行っていたかどうかを調べる。 ・検証結果: 冒険艦内部は独立した世界であり、ワールドタイムゲートも自身内に備える。 〇命題4『マドリアの聖剣がTL上昇で停止するのはなぜか』 ・目的: マドリアにある聖剣がTLOであるならば、物理域がどう変動しようとも稼動するはずである。 TL上昇で止まる理由を探る。 推測される理由としては、TLOである聖剣に信仰魔法の原理で強化をおこなっているというものがある。 ・検証手段: 信仰魔法に類似した存在であるアイドレスの盟約魔法を参考に、盟約魔法に詳しい人物(宰相など)に聞く。 ・検証結果: 聖剣そのものの機構がファンタジー由来であると考えられるため、信仰魔法に依るものとは言い切れない。 (よって、マドリアの聖剣はTLOでない可能性がある) 〇命題5『絶対物理防壁が使える条件とは何か』 ・目的: 聖剣の次元切断に類似した機能として、絶対物理防壁(シールド)がある。 このうち、RBなどに搭載されているものは、星のかけらという特殊な素材を触媒に起動しているが、 使える世界・環境が限られている。これらが具体的にどういった条件で起動するかを確認する。 ・検証手段: 絶対物理防壁が使えた世界、使えない世界を、これまでの記録から分類し、必要なら実験も行って、条件を特定する。 (特定のゲート解放時、特定の物理域、特定の地域など) ・検証結果: 星のかけらを使うものは火星でしか運用できない。(確定)例外はニューワールド (よって、火星には絶対物理防壁を起動するための何らかの要素がある) また、低物理で星のかけらをつかったものは過去見当たらない。 〇余談2 ・星のかけらを使った絶対物理防壁と思われるものを、A世界由来の兵器である青の13号がOSFマドリア内で使用した実績がある。 〇命題6『聖剣結界展開中のOSFマドリアは、通常の情報補完ができたのか』 ・目的: 聖剣結界展開中の環境が、通常の世界とどういった差異を持つのかを調べる。 OSFマドリアでは死に関するシステムが通常世界と異なっている可能性が高く、その原因として考えられるのは聖剣結界による次元切断である。 また、次元切断環境下で他世界とのゲートが開き、情報補完が行われているかどうかを知りたい。 ・検証手段: アイドレス世界の水の塔で、OSFマドリアと接続していた頃の情報補完記録を調べ、その特異性を抽出する。 ・検証結果: OSFマドリアとの情報補完記録に特異な点はなかった。なお、冒険艦との情報補完時も特異な点はなく、これらの比較で差異を見つけ出す事はできない。 アイドレスを経由した介入先である各ゲームの舞台に対しては、情報の大規模な補完を行わないためにごく小さな規模のゲートしか使っておらず、 それによってアイドレス世界に連鎖被害が発生する事もないが、OSFマドリアの特異性を判別する事もできなくなっている。 |